【種類別】メンズキャップのおすすめ5選とシーン別の選び方
Aventure編集部
メンズファッションのアイテムとして便利な存在のキャップ。カジュアルファッションやスポーツ、アウトドアなど、幅広いシーンでお洒落を演出できます。
ただキャップには数え切れないほどの種類があり、自分に合うキャップを探すのも楽ではなく、また、どのシーンでどのようなキャップが適しているか、知りたい方も少なくないでしょう。
この記事では、シーン別に適したキャップの種類を解説し、2021年に人気のあるキャップを紹介します。キャップの歴史にも触れているため、ぜひ参考にして、自分に合ったキャップを見つけてください。
キャップの歴史
キャップのルーツは、19世紀半ばのイギリスにあると言われています。
当時イギリスの上層階級の男性はシルクハットを被っていましたが、狩猟や乗馬などの激しい運動には向いていませんでした。
そこで生まれたのが、今で言う「ハンチングキャップ」。実用性に加え安く手に入るハンチングは、上層階級だけでなく庶民の間でも広まりました。
日本で初めてハンチングが登場したのは明治中期。その後、明治の終わりから大正にかけて、大流行しました。特に商人の間で人気が出たため、ハンチングと言えば商人と連想されていたそうです。
ハンチングからワークキャップへ
ワークキャップは20世紀初頭、人々が殺到したゴールドラッシュでの時代から西部開拓時代をへて、アメリカで誕生。当初は鉄道作業員のかぶりものとして生まれたこともあり、「レイルロード・キャップ」とも呼ばれました。
ワークキャップが好まれた理由の1つとしては、作業帽としての機能性や頭部の保護において優れており、何度でも洗える丈夫な生地を使用していたため、耐久性にも抜群だったことがあげられます。
現在でもワークキャップは、ワークファッションのマストアイテムとして、当時と変わらないデザインが受け継がれています。
ベースボールキャップが定着
ベースボールキャップは名前のとおり、野球をする際に被っていたことが誕生の由来になっています。
1840年代にアメリカの「ニューヨーカー・ニッカボッカーズ」というスポーツ団体によって野球の原型が作られ、当時は野球をする際に麦わら帽子を被っていたのです。
ベースボールキャップへと形状を変えたのは、1858年に「ブルックリン・エクセルシオールズ」という野球チームが被ったことが契機となります。そこから様々な改良を加えられ、現在のベースボールキャップと変わらない仕様となりました。
1920年代を迎える頃にはこのベースボールキャップを被るスタイルが主流となり、今ではスポーツカジュアルのアイテムとしてだけではなく、一般的なファッションにも広く取り入れられるようになっっています。
シーン別で分けるキャップの選び方
キャップは様々なシーンで使用することが可能です。例えば、ファッションのアクセントとして取り入れても良いし、機能性によってはスポーツやアウトドアに取り入れるなどして、用途に合わせた使い方ができます。
ここでは、シーン別にどのキャップが適しているかを紹介していきます。
カジュアルシーン
カジュアルシーンには、ベースボールキャップをおすすめします。ベースボールキャップは種類や色が豊富で、服装に合わせて選びやすいためです。
例えば全体的に暗めのコーディネートが多い場合、アクセントになる差し色のベースボールキャップを選ぶことで、顔まわりの雰囲気を明るくできるでしょう。
また、対照的な組み合わせにも、キャップが効果的な場合があります。例えば、フォーマルなスタイルにあえてキャップを被ることで、堅くなりすぎず、程よいカジュアル感を持たせることができます。
カジュアルシーンでは、差し色やはずしのテクを上手く活用し、オリジナルのキャップコーデを作りましょう。
DIYなどの作業シーン
DIYが趣味で、よく外で作業をする方にはワークキャップがおすすめです。ワークキャップはもともと作業用の帽子として作られたこともあり、機能性が良いものや洗濯ができるものも多くなっています。そのため、DIYなどの作業とワークキャップの相性は抜群でしょう。
また、歴史的な背景をファッションに反映している点も、1つ1つにこだわりたい人は魅力的に感じるのではないでしょうか。
スポーツシーン
スポーツシーにおいては、トレーニングキャップがおすすめです。トレーニングキャップはスポーツにおいて重要な、防水性や撥水性が高いものや、通気性み優れているものが多くなっています。また、トレーニングキャップの多くは洗濯が可能なので、汗で汚れても心配ありません。
ランニングやジムトレなど、定期的な運動をする機会が多い方は、トレーニングキャップを取り入れてみてはいかがでしょうか。
アウトドアシーン
キャンプなどのアウトドアが趣味な人には、ジェットキャップがおすすめといえます。ジェットキャップは軽くて丈夫な上に、汗などによる蒸れを抑え洗濯も可能です。
そもそもジェットキャップとは、5枚のパネルから構成されるアウトドアキャップのことで、その構造から「5パネル」とも呼ばれます。左右に通気口がついている点が特徴です。
浅めでスポーティーな印象のあるジェットキャップは、キャンプやフェスなどでのアウトドアシーンにぴったりのアイテムといえます。
2021年に人気のあるメンズキャップ5選
1.Paulsmith|ベースボールキャップ
ゼブラ刺繍がさりげないアクセントになっている、Paulsmithのベースボールキャップ。やや浅めに仕上げたシルエットが、トレンド感を出しています。シンプルなデザインとなっているので、どんな服装でも合わせることができるでしょう。
カラーはブラック・ネイビー・ブラウン・グレー・レッド・ピンクの6色展開。豊富なカラーバリエーションの中から、自分の服装にあったキャップを選んでみてはいかがでしょうか。
2.NewEra(ニューエラ)|ワークキャップ
ファッション性が高く、世界中の人から愛されるブランドとして確率しているNewEra。ミリタリーテイストの定番ワークキャップは2021年も売れ筋の人気アイテムです。
やや深めのシルエットが特徴で、サイズも約1cm刻みで展開しているため、頭の形にジャストフィットしたワークキャップを選べるでしょう。
デザインのバリエーションも幅広いため、シンプルなものを選んだり、2021年のトレンドである迷彩柄などを選び、アクセントにするのもおすすめです。
3.Lafayette(ラファイエット)|ジェットキャップ
秋冬らしいウールメルトン素材を使用した、Lafayetteのジェットキャップ。やや浅めの被りになっており、ツバの形もフラットでベーシックな仕様となっています。
素材だけでなくカラーリングにも季節感のある色味を採用しており、秋冬のアウトドアレジャーで活躍すること間違いなしのアイテムではないでしょうか。
4.moncler(モンクレー)|ニットキャップ
ダウンジャケットで有名な、フランスのブランドであるモンクレー。無地ベースにさりげなくブランドロゴがデザインされたニットキャップは、落ち着いた大人の男性にぴったりのアイテムです。
ニットには上質な素材が使用されており、柔らかくふんわりとした着け心地となっています。また、伸縮性にも優れ、細かいリブ編みが施されたモンクレーのニットキャップは、より頭にフィットするでしょう。
5.NIKE|トレーニングキャップ
快適な被り心地と、軽い着用感が特徴的なNIKEのランニングキャップ。速乾性に優れたDRI-FIT素材を使用しているため、身体から布地の表面に汗を逃し、頭を快適な状態を保ちます。
後部にはストラップがついており、頭の大きさや好みのフィット感に調整ができます。
シンプルなデザインとなっており、ランニングやゴルフなどの屋外スポーツや、ジムトレーニング時にもおすすめのアイテムです。
まとめ
キャップにはその年によってトレンドが変わるもの、昔から変わらないデザインで根強い人気があるものなど、数多くの種類があります。
キャップ選びで迷ったら、まずはどのシーンで使いたいのか、自分の好みの色や形状、機能性などを考え選ぶと良いでしょう。
今回紹介したシーンごとの選び方や、トレンドのアイテムを参考にして、自分のお気に入りのキャップを見つけてください。
Aventure編集部