【ヒルバーグ】アルタイXPは使い勝手抜群!その魅力5つを紹介
Aventure編集部
ヒルバーグのアルタイXPは、キャンプ場で抜群の存在感を示す、大きなシェルターテント。他のテントメーカーでは見ない独特な外見に、頑丈な素材で作られたテントは、最高のキャンプパートナーになること間違いなしだ。
特に厳しい環境下においてその実力を発揮するアルタイXPで、オンリーワンのキャンプをより快適にしていこう。
どこにあっても目立つテント・アルタイXP!会社は老舗のヒルバーグ
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ヒルバーグは北欧では非常に有名な老舗のテントメーカーだ。スウェーデンで設立され、多くのキャンパー達に愛されている。
ヒルバーグの製品はアウターテントとインナーテントを同時かつ簡単に設営できる特徴を持ち、さらに穴が開いても揉めば塞げる驚異的な強さを持つ生地「ケルロン」を開発、全テント商品に標準装備している。すべてのテントを一人の職人が担当し、丁寧に作っているところにも、職人魂を感じる人は多いだろう。
さらにヒルバーグはキャンパーがテントを選びやすくするため、全商品を特徴に合わせて以下4つのレーベルに分類している。
【ブラックレーベル】
あらゆる天候・条件に対応できる強靭なオールシーズンテントが属している。頑丈で使いやすく、どんな状況でもキャンパーの安全なシェルターとなる。
【レッドレーベル】
オールシーズンに対応しており、頑丈さよりも軽さを優先したテントが属している。
【イエローレーベル】
春から秋までの雪がないシーズンに対応し、軽量さを最重視しているテントが属している。
【ブルーレーベル】
それぞれの目的に合わせて設計された商品が属している。素材も目的に合わせて違い、使いやすさや適応性が重視されている。
アルタイXPはブルーレーベル商品
ヒルバーグの「アルタイXP」は、4つのレーベルの中ではブルーレーベルに属する大型のシェルターだ。
グループテントの1つで、遊牧民が使用している移動式の住居に触発されて設計された。大きな8角形をしており、中央は人が立てるほど天井が高く、周囲にむけてなだらかになり、壁に近いところでは座って寛げるスペースになっている。
グループでの集会場所、ファミリーリビング、多世帯と一緒に使えるテントとして便利に使えるように、さまざまな工夫が見える。一般的なテントよりも使えるシーンが多いため、持っていればキャンプがより快適なものになるだろう。
ヒルバーグのアルタイXPが持つ5つの魅力!
アルタイXPの魅力を5つ、順番にみていこう。
・用途が豊富な八角形のシェルターテント
・抜群の耐久性
・雪の中でも安心の設営のしやすさ
・大きめのベンチレーションでストーブもOK
・どこに設営しても目立つ唯一無二の外見
魅力①用途が豊富な八角形のシェルターテント
アルタイXPはその巨大なスペースが最たる魅力。底面が340cmもある八角形で、中央の最も高いところは2mにもなる。背の高い男性でも余裕で直立できる高さだ。
ゆとりあるリビングとして使えるうえ、思い通りにインナーテントを張ってカンガルースタイルを楽しむこともできる。インナーテントで上手に区切れば部屋分けも可能なため、複数の家族で共有して使っても良い。
また、全部のポールを立てずに半分だけなどの設営も可能だ。こうすれば日よけだけや目隠しだけといった使い方もできる。
魅力②抜群の耐久性
アルタイXPは、抜群の耐久性を誇っている。雪の中でもベースキャンプとして使えるほどの頑丈で軽量な生地は、Klerlon2500素材だ。
ヒルバーグの中でも頑丈で堅牢なテントが属しているブラックレーベルの素材でも、その多くはKlerlon1800を使っている。それを考えれば、アルタイXPがいかに強靭なテントであるかがわかるだろう。
風、雨、雪、寒さに強く、引き裂きにも強いシェルターテントだ。岩場などごつごつした場所でも破ける恐れが少ない。
過酷な環境下でのキャンプでも、心に余裕を持ってキャンプを楽しめるだろう。
魅力③雪の中でも安心の設営のしやすさ
すべてのヒルバーグテントがそうであるように、アルタイXPもヒルバーグの信条「暗闇、雪の中、厚めのグローブをしていても一人でも設営できる」を踏襲している。
たとえばアルタイXPは、付属のポールでなくとも長さがある木の棒やトレッキングポールがあれば、それを雪や地面に突き刺すことでポールの代わりになる。
シングルウォール設計のため、設営や撤収もとても楽。いかなる状況でもパニックにならず簡単にシェルターとして利用できるようになっているのだ。
魅力④大きめのベンチレーションでストーブもOK
アルタイXPには上部に2か所、大きめのベンチレーション(通気口)が付いている。そこから煙突を出せるため、冬場にはストーブの使用も可能だ。
真ん中にストーブを置けば明かりと暖取りが同時に取れるため、冬のテント内の居心地はかなり良くなる。ストーブでは天板部分を使って調理もできるので、重宝すること間違いなしだ。
ただし湿度の高い日本の夏にキャンプで使うなら、換気力は少々弱いかもしれない。その場合は、入り口を大きく取って風通し良くするなどの工夫が必要となるだろう。
魅力⑤どこに設営しても目立つ唯一無二の外見
なんといってもアルタイXPは目立つ。大きくて特徴ある形は、まるで城のような外見をしている。
キャンプシーズンにはキャンプ場はテントでいっぱいになるため、特に小さな子供などは自分の家のテントがわからずに迷子になることが多い。しかしアルタイXPであればそんな心配は無用だ。
欧米に比べて日本ではまだヒルバーグ使用者が少ないこともあり、キャンプ場のどこに設置してもすぐに場所がわかるだろう。
多くのアルタイ愛用者が、他のキャンパーから外観を褒められると喜びのコメントを残している。
アルタイXPで悩ましい結露について
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アルタイXPはその構造上、多くの使用者が結露について悩んでいる。
そのため冬場のキャンプでアルタイXPを使う前に、気を付けるべきポイントや結露の対処法について知っておこう。対応策を知っていれば、キャンプ中に慌てる必要がない。
・換気力を上げる
・ダブルウォールにする
・暖房器具を選ぶ
結露対策①換気力を上げる
アルタイXPは過酷な真冬でも安心して使えるほど頑丈なテントだ。設営がしやすいシングルウォールであること、頑丈な生地で外気の寒さからキャンパーを守ってくれることは大きな魅力。しかしその長所は、特にストーブを使うときに短所になりえる。
アルタイの中でストーブを使う場合、結露は必ず起こる。それも雨が中に入ってきたのかと思うくらいに、ボトボトと天井から水滴が垂れることもあるほどだ。そんなときに使いたいアイテムは、空気を循環させるためのサーキュレーターだ。
ホームセンターなどで販売されている3000円くらいのサーキュレーターで構わない。キャンプに持参して、内部に風を回し上部のベンチレーションから換気しよう。
なお、除湿であればクローゼットの中で使うような除湿シートも有効だ。いくつか組み合わせて湿度を取るようにしてほしい。
サーキュレーターは外ですぐに使えるように乾電池のものがおすすめだが、USBで電力を得るものも多いため、モバイルバッテリーなどを忘れずに持参しよう。
結露対策②ダブルウォールにする
結露は外気との気温差で発生する。そのため、シングルウォールのアルタイXPを一時的にダブルウォールにすることもおすすめだ。壁の間に空気の層があれば、結露しても内部が守れて不快な思いをせずに済むだろう。
特に寝るときに試してほしいのが、インナーテントを使ってダブルウォールにすることだ。インナーテントの外側は濡れるが、中には水分が発生しにくい。
ちなみにアルタイシリーズには専用のフロアレスインナーもあるので、あまりに結露に悩むようなら購入を検討してはいかがだろう。
結露対策③暖房器具を選ぶ
冬の寒さが厳しい中でキャンプをするなら、テント内でストーブを使いたいと考える人は多いだろう。
水蒸気を発生させる石油ストーブやカセットガスストーブでは、結露が発生しやすい。そのため、テント内で使うのであれば薪ストーブがおすすめだ。テントで使うためのストーブは、さまざまなメーカーで販売されている。
また、防水仕様のフロアシートを使うのもおすすめだ。暖房器具を賢く選び、結露に備えて楽しいひと時を過ごしてほしい。
ヒルバーグのアルタイXPのスペック紹介
アルタイXPのスペックを紹介しよう。
・カラー:グリーン・レッド
・収容人数:6人
・室内サイズ:340cm×340cm 9.9㎡
・室内高:200cm(高)
・収納サイズ:16.5cm(直径)×52cm
・重量:5.0kg
・素材:Kerlon2500
・価格:203,500円(税込)
【付属品】
・アルミセンターポール(19.5mm)186cm~214cm×1本
・アルミサイドポール(13mm)135cm×8本
・Yペグ×16本
・スタッフバッグ
・ポールバッグ
・ペグバッグ
【組み立て動画】
使い勝手抜群のシェルターテント、アルタイXP!独特な外見のテントでキャンプを楽しもう
アルタイXPは、独特の外見を持つ使い勝手抜群のシェルターテントだ。大勢での使用はもちろんのこと、ファミリーやカップルでスペースをゆったり使いたいときにも重宝する。
堅牢なので、どんな悪天候でも安心して使える。厳しい環境からキャンパーを守ってくれるため、本格的なキャンプには持っていきたいアイテムだ。
日本の夏の湿気には少々弱いが、工夫をすれば快適に過ごせるだろう。キャンプ場で目立つこと間違いなしのアルタイXPで、素晴らしい休日を過ごしてほしい。