モキナイフとは?キャンプにおすすめの高級ナイフ
Aventure編集部
アウトドアやキャンプを好む人たちから注目されているアイテムの一つにモキナイフがある。モキナイフは見た目の美しさだけでなく、フィット感や切れ味にも優れており、多くの人たちの心を長らく惹き付けてきた。
モキナイフと一括りでいっても、デザインや切れ味、サイズは様々だ。そのため、お気に入りのナイフを探すのも一つの楽しみとなるだろう。
また、モキナイフは種類によって値段も異なるため、予算に合わせて選べるのも嬉しいポイントだ。
モキナイフとは
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モキナイフの製造を行うのは、創業100年以上の歴史を誇るモキナイフ株式会社だ。この会社は1907年に岐阜県で創業して以来、ナイフの製造を長年にわたって続けている。
1987年、社名を「MOKI」に改名し、モキナイフを扱う自社ブランドを立ち上げた。現在ではアメリカやヨーロッパ一流ブランドのナイフの製造にも携わっており、そのブランド名は広く知られている。
製造されたナイフはデザイン性の高さはもちろんのこと、フィット感や切れ味の良さが好評だ。
長い歴史を誇るモキナイフであるが、高品質のナイフへと創業者の意向によって日々磨き上げられている。「良い部分は残し、改善すべき部分は変更する」という創業者の思いを受け継ぎ、歴史を大切にしながらも、現代の技術を取り入れて改良も行われているのだ。
モキナイフのラインナップの大半がポケットナイフであるが、近年ではフルタングも多く取り扱っている。
モキナイフはコアなキャンパーはもちろん、アンティークファンからも注目されている。
モキナイフの6つの魅力
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モキナイフは100年以上の歴史を誇るナイフであるが、このナイフの魅力はどこにあるのだろうか。
モキナイフの魅力として下記の6つが挙げられる。
・技術力
・デザイン
・切れ味
・美しさ
・フィット感
・存在感
それぞれ詳しく見ていこう。
技術力
モキナイフは100年以上の歴史が蓄積されたナイフだ。1907年以来、「良いところは残し、改善すべきところは変えていく」という信念の基で製造されてきた。
モキナイフには製造当初から変わらない点もあるが、時代の進化とともに改良され、変更された点もある。
デザイン
モキナイフは普遍的なデザインにこだわり続けてきた。
アンティークでありながらも、古臭さを感じない洗練されたデザインは、現代においても多くの人の心を捉える見た目といえるだろう。
また、モキナイフはデザイン性の高さだけでなく、実用性についても考慮したデザインとなっている。
切れ味
モキナイフは優れた切れ味のナイフだ。切れ味の秘訣は厳選した日本製の鋼材の使用に加えて、繊細で緻密な製造過程にある。
優れた切れ味であるため、屋外で肉や野菜をカットするのにも重宝するアイテムであろう。
美しさ
モキナイフは見た目が美しく、その美しさに惹かれて購入する人も少なくない。
刃の曲線やハンドル部分に使用されている天然素材がナイフ全体の美しさを高めている。また、モキナイフのハンドルはさまざまな色があるため、自分好みの色を探しても楽しいだろう。
モキナイフのハンドルの種類には、木製のぬくもりのあるハンドルや貝が使用された上質なハンドル。さらには女性らしいピンクのハンドルや高貴な雰囲気を漂わせるパープルのハンドルなどがある。
フィット感
モキナイフはフィット感にこだわって製造されたナイフだ。
フィット感は人類が初めて手にした道具がナイフであることを考慮し、手の延長線上にある握り心地が意識されている。
そのため、ミニサイズのナイフであっても手が大きな人でも握りやすく、使いやすい。
存在感
モキナイフは圧倒的な存在感があるナイフだ。刃の曲線や、ハンドル部分に使用された天然素材の高級感や重厚感が特徴となっている。
また、モキナイフは開閉時に音が鳴り響き、その音を好む愛用者も多い。こだわりの製造過程から生まれた音であり、モキナイフの特別な存在感を特徴づける一つの要素といえる。
モキナイフの種類
ミーク
ミークはモキナイフのスタンダードなモデルの一つだ。
ハンドル材のかりんは温もりを醸し出しており、刃は落ち着いた色味となっているためシンプルなデザインだ。
また、アンティーク調のかわいらしさもあり、独特の品格を感じられる。
刃長は52mmと短いため大きな野菜や肉を切るのには不向きであるものの、フェザースティック作りや小さな果実の皮を剥くのに最適だ。
また、価格も10,000円台で、比較的手に取りやすい価格帯となっている。
バンフ・ロング
バンフ・ロングは刃長が86mmのため、バーベキューで使う食材をカットするのにも重宝するはずだ。
このナイフはブレードの長さが3種類あり、用途ごとに使い分けられるため便利である。また、ハンドルは操作のしやすさが重視されており、突起がないためフィット感にも優れている。
バンフ・ロングはシンプルなデザインでありながら、どことなく温かみを感じられるデザインだ。また、ハンドルに付いたレザーのストラップはシンプルなナイフに華を添えている。
値段は15,000円前後と少々高額であるが、アウトドアにおけるさまざまなシーンで重宝するだろう。
トラウト&バード
トラウト&バードはシャープな見た目が特徴。このナイフはハンティングで捕らえた鳥や魚を捌くのに便利なナイフだ。
刃長は約83mmあるため、キャンプ時の調理において丁度良い長さといえるだろう。
ハンドルに使用されている素材は様々で、例えばかりんやオリーブなどが用いられている。見た目の好みやフィット感などを考慮し、好みのハンドルを選択できるのも嬉しいポイントといえよう。
ただし、トラウト&バードは薄く、かつしなりやすいため枝など硬いものを切るのには不向きだ。
トラウト&バードは12,000円前後で購入することができる。少々高額であるものの、使い勝手のよさを考慮すると、購入する価値の高いアイテムといえるだろう。
クープ
クープはかわいらしいサイズ感が嬉しいポケットナイフだ。刃長は63mmとコンパクトであるため、枝を削ったり、木の実や小さなフルーツのカット、あるいは取り分けた食材のカットなどに使えそうだ。
クープのハンドルはブラウンだけでなく、イエローやグリーンなどもあるため、自分好みの色を選択できる。ポップなアウトドアグッズを取り入れたい人には、明るい色味のクープがおすすめだ。
クープはリーズナブルで5,000円以下で購入できる。モキナイフを一つ購入してみたい人やアウトドア初心者にもおすすめだ。
ミニペンダントナイフ
ペンダントにもなるミニペンダントナイフはキャンプにおいて何かと重宝しそうだ。ミニペンダントナイフの刃長は28mmとコンパクトなため、木の実をカットしたり、種を取ったりするのにも適したサイズだ。
また、ミニペンダントナイフにはキーリングも付属しているため、用途に合わせた方法で持ち歩けるのも嬉しい。
ミニペンダントナイフは7,000円台からあるため、アウトドア初心者やモキナイフを使ってみたい人の手始めのナイフとしてもおすすめできる。
セラピス
セラピスはイギリスのシェフィールドで製造されたジェントルマンナイフの現代版として知られている。
セラピスの刃長は63mmと比較的短く、厚みのある野菜や肉をカットするのは難しいが、キャンプでの調理のさまざまなシーンで利用できそうだ。
セラピスのハンドルは洒落たものも多く、白蝶貝+黒蝶貝やブラックリネンマイカルタ、あわびなどもある。
セラピスの価格は25,000円前後からと少々割高であるが、このナイフがあればアウトドアをより楽しめるだろう。
モキナイフで一段上のキャンプライフを
モキナイフは100年以上の歴史を誇るナイフだ。高級感や品格のある見た目に加え、切れ味の良さやフィット感の良さも人気の秘訣となっている。
モキナイフはキャンプに彩りを与え、テーブルを華やかにしてくれるだけでなく、切れ味にも優れている。そのため、ちょうど良い刃のサイズを選択することで、木の実や果実、肉、野菜、パンなどを簡単に切ることができる。
見た目の重厚感から高価なイメージのあるモキナイフであるが、5,000円前後から購入できるため予算に合わせて選択することも可能だ。
本格派から初心者まで、幅広くおすすめできる汎用性の高いナイフ。それがモキナイフと言えるだろう。