タウンユースで重宝するメンズマウンテンパーカー5選
Aventure編集部
元々はトレッキングやハイキング用のアウターとして生まれたマウンテンパーカー。
マウンテンパーカーを着ている人を街でよく見かけるけれど、「なぜみんな着ているの?」「カッコイイから着てみたいけど……、いい大人がアウトドアウェアを街で着たらカジュアルダウンし過ぎない?」と敬遠している人もいるかもしれません。
アウトドアウェアは、選び方や着こなし方次第で、大人でもかっこよくタウンユースできるんです。
今回はホンモノ志向のあなたにこそ着て欲しい、おすすめのマウンテンパーカーを紹介しつつ、マウンテンパーカーの歴史や機能なども深掘りして解説します。
マウンテンパーカーとは
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マウンテンパーカーは本来トレッキングなどのアウトドア用として生まれたジャケットですが、近年ではタウンユースされるようになり、「マウンパ」「マンパ」などと呼ばれ親しまれています。
まずはマウンテンパーカーの歴史から紐解いていきましょう。
マウンテンパーカーの歴史
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マウンテンパーカーが生まれたのは1968年のこと。
軍用ジャケットやレザージャケットの着心地の悪さに不満を抱いていたジョージ・マークスとボブ・スワンソンの2人の男性により作られました。
彼らは「生命を託せるブランドを作ろう」とシエラ・デザインズ(SIERRA DESIGNS)というブランドを立ち上げ、当時最先端の生地「60/40(通称:ロクヨン)クロス」を使ってマウンテンパーカーを制作。
1970年代には日本にも紹介され、大流行しました。
マウンテンパーカーにはハズせない、「60/40(ロクヨン)クロス」のこと
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コットン58%、ナイロン42%で作られた生地なので、「60/40(ロクヨン)クロス」と呼ばれるようになりました。
雨に濡れるとコットンが膨張し、ナイロンを圧縮して雨の侵入を防ぎ、乾くとコットンの通気性が生かされる、現在の機能性素材、ゴアテックスファブリクスなどの透湿撥水素材を先取りしたものです。
100%ナイロンの糸が縦方向に使われているため、引き裂き強度が強く、引っ掻き傷にも耐えられます。コットンを使用しているので、耐燃焼にも優れています。
マウンテンパーカーの特徴
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- 収納力のある多数のポケット
背面ポケットはマップポケットなどと呼ばれており、もともとは地図や新聞を入れて防寒性を高めるために生まれました。7つのポケットはデイパックほどの収納力があるとも言われています。
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- ドロー・コードで下からの雨風を完全にシャットアウト
ドロー・コードで裾を絞り、裾からの雨風の侵入を防ぎます。
- フードで雨風から頭部を守る
- 身動きの取りやすいラグランスリーブ
マウンテンパーカーはどんな人に愛されてきた?
シエラ・デザインズのマウンテンパーカーが発売されたとき、アメリカでは空前のアウトドアブームでした。
ちょうどその頃ヒッピームーブメントも起きていて、ヒッピー族はアウトドアだけでなく日常でもマウンテンパーカーを愛用するようになりました。
アウトドア仕様の“機能性の高さ”は、タウンユースでも大活躍します。そんな機能性もヒッピーに愛されるポイントでした。
タウンユースのマウンテンパーカー着こなし術
タウンユースの際はガチガチのアウトドア感丸出しにならないために、選び方が大切です。
レトロ感あるアイテムなど、トレンドを押さえることも重要ですが、オトナが街で着回すためには、シンプルなもの、シックなものを選ぶのが正解です!
ベーシックカラーでシンプルに着こなす
SIERRA DESIGNS(シエラ・デザインズ)の“元祖”マウンテンパーカー。
ベーシックなカラーでシンプルに着こなしましょう。
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1968年に発売されてから約50年、変わらぬ人気を誇るマウンテンパーカーの“元祖”。
当時から変わらぬアメリカ製のオリジナル「60/40(ロクヨン)クロス」で作られています。
新聞紙や地図を入れて保温効果を狙える背面のマップ・ポケットも健在。
腰のドロー・フードを閉めることで着こなしの表情を変えられ、風や雨の侵入を防げます。
シエラ・デザインズのマウンテンパーカーは7つのポケットがあり、少しゴツめなルックス。
タウンユースするならばインナーをワントーンにまとめたり、ベーシックなカラーを選んだりすれば大人でもカジュアルダウンしすぎません。
SIERRA DESIGNS(シエラ・デザインズ)
米国製60/40ロクヨンクロス Made in U.S.A. マウンテンパーカー/MOUNTAIN PARKA
【価格】¥48,400(税込)
【素材】〈表地〉綿 60% ・ナイロン 40%
〈裏地〉上部・・・綿 60% ・ナイロン 40%
下部・・・ナイロン 100%
【サイズ】日本サイズXXS ~ XXL
【カラー】V.Tan/Navy・Rust/V.Tan・Green/V.Tan・Olive Drab/Black・Navy/V.tan・Midnight/V.Tan・Gray/Black・Black/Black・Black/Black/Black Button・Red/V.Tan・Purple/Black・B.Stone/V.Tan
スポーツライクに着こなす
スウェットパンツやスニーカーと合わせてスポーツライクに軽く着こなすのもオススメ。
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ゴアテックス2層構造を採用した防水タイプのマウンテンライトジャケット。ザ・ノースフェイス定番の肩部分の切り替えデザインが特徴的です。やや長めの丈で保温性もバッチリ。内側の専用ファスナーでインナーを連結できるジップインジップシステム対応で、暖かいインナーを取り付ければ極寒の日でも着られます。
ザ・ノースフェイスのマウンテンライトジャケットは、大きめのポケットや肩部分の切り替えなどがありスポーティーなイメージ。
スウェットパンツやスニーカーと合わせてスポーツライクに着こなすのがオススメ!
THE NORTH FACE (ザ・ノースフェイス)
Mountain Light Jacket(マウンテンライトジャケット)
【価格】¥39,600(税込)
【素材】〈表地〉70D GORE-TEX 2L(表側:ナイロン100%・裏側:ePTFE)
〈裏地〉Embossed Taffeta(ポリエステル100%)
【サイズ】S ~ XXL
【カラー】ブラック・マッチャグリーン・ミネラルグレー・ライトエグズベランスオレンジ・メリディアンブルー・ニュートープ2
カラー使いで大人の遊びゴコロを演出
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ビビッドなカラーのマウンテンパーカーを選んで、コーデの主役にしてみましょう。
高機能なサプレックスナイロンが採用されている、ワイルドシングスのシャモニージャケット2。ナイロンより柔らかく、コットンのような手触り。薄手で軽量、しわになりにくく、肌寒いときのアウターとしての持ち歩きにも便利です。もちろん撥水性もしっかりあるので、突然の雨もしのげます。
思い切って発色のよいビビッドなカラーのジャケットを選んで、コーデの主役にするのがオススメ!
WILDTHINGS(ワイルドシングス)
CHAMONIX JACKET2(シャモニージャケット2)
【価格】¥19,800(税込)
【素材】ナイロン100%
【サイズ】S ~ XL
【カラー】ブラック・ベージュ・オリーブ・ブルー・レッド・ゴールド
アースカラーでキレイにまとめる
馴染みのいいアースカラーを選んでキレイにまとめても。
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こちらはパタゴニアのイスマス・スリー・イン・ワン・ジャケット。リサイクルナイロン製のシェルジャケットに、ロス・ガトス・フリース・ジャケットを着脱できる、3wayジャケットです。フロントはダブルジップ仕様で撥水加工がされているので、悪天候にも対応できます。
パタゴニアのジャケットはポケットが5つありながらも、シンプルなデザインで見た目がスッキリしているので、タウンユースでも落ち着いた着こなしが可能です。
Patagonia(パタゴニア)
Isthmus 3 in 1 Jkt(イスマス・スリー・イン・ワン・ジャケット)
【価格】¥48,400(税込)
【素材】ナイロン100%
【サイズ】XS ~ XXL
【カラー】New Navy・Black・Owl Brown
モノトーンでモードに着こなす
アウトドアアイテムのマウンテンパーカーも、モノトーンで合わせればモードに仕上がります。
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アークテリクスのゼータSLジャケット。ゴアテックス生地から作られているので、防風、防水、透湿性に優れています。ミニマルなデザインと関節に沿った立体構造で取り回しがよいのがポイントです。コンパクトにまとまり、超軽量。肌寒いときのアウターとして持ち歩くのにもおすすめ。
シンプルで洗練されたデザインなので、モノトーンで合わせてモードに振り切ることもできます。
Arc’teryx (アークテリクス)
ゼータ SL ジャケット
【価格】¥44,000 (税込)
【素材】ゴアテックスPaclite®Plus
【サイズ】XS ~ XXL
【カラー】 Black・Exosphere・Cryptochrome・Dracaena・Inertia
まとめ
アウトドアのアイテムとして「命を守るウェア」として生まれたマウンテンパーカー。
シンプルなものを選べば、オトナでもシックに着こなせる上に、突然の雨や寒さからもあなたの身を守ってくれます。
ただオシャレなだけじゃない機能的なマウンテンパーカー、普段のワードローブに取り入れてみましょう。
Aventure編集部