ファッション

名モデルと称賛されるリーバイス550の特徴や501、505、560との違いについて解説

Aventure編集部

リーバイス550は、初期のデザイナーズジーンズに対するリーバイスのカウンターとして1985年に誕生しました。リーバイス501や505などの定番とは異なるシルエットがデニムフリークの間で愛されています。ここではそんなリーバイス550の特徴や他のシリーズとの違いについて解説していきます。


リーバイス550の歴史や特徴

リーバイス550は腰回りにゆとりを持たせ、ゆったりとしたシルエットに仕上げたデニムです。裾に向かって程よく細くなっていくテーパードラインが特徴的で、着心地のよさと絶妙なシルエットを両立しています。ここでは、そんな550の特徴について詳しく解説していきます。

ワイドテーパードシルエット

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

SmartClothingStore_Futako(@smartclothingstore_futako)がシェアした投稿


ワイドテーパードとは、腰回りから太腿まではゆったりとしており、膝部分から裾にかけて細くなっていくシルエットのことを言います。裾の絞りがあることによって、通常のワイドシルエットよりもスッキリとして見え、腰回りは締め付けがないことが特徴です。リラックスした着心地のため使い勝手もよく、デニムフリークたちにも愛されています。リーバイスではワイドテーパードのモデルは少なく、該当するのは550と560などです。

1985年に当時のデザイナーズジーンズのカウンターアクションとしてリリース

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

古着屋Chum(@chum1979)がシェアした投稿


1970年代から80年代にかけて、アメリカやイギリスを中心にパンクロック全盛期となっていました。スキニージーンズなどのデザイナーズジーンズを各ブランドが展開する中で、そのカウンターアクションとしてリーバイス550はリリースされたのです。

リラックス感がありつつも、適度なスマートさも演出するシルエットが1980年代後半から1990年代前半にかけて人気を集めました。その後はファッションのトレンドがスキニーシルエットへと流れていたため、リーバイス550は一度表舞台から姿を消します。主に古着アイテムとして愛されていましたが、近年のワイドシルエットへのトレンドの変化から、オンラインや一部実店舗でも購入ができるようになりました。

 


リーバイス501や505、560との違い

リーバイス550は、他のラインにはないシルエットが特徴的です。ここでは、より比較しやすくするために、リーバイス501や505、560などの他のラインとの違いを解説していきます。

リーバイス501

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

古着屋BRIDGE(@bridge_sapporo)がシェアした投稿


1890年にワークパンツとして生まれたリーバイス501。数々のマイナーチェンジを繰り返しており、時代ごとにディティールが異なりますが、主な特徴はフロントのボタンフライと太腿から裾にかけてストンと落ちるストレートなシルエットです。ジーンズの中で最もクラシックなモデルであらゆる体型にフィットします。

製造された時代によって、ヒップポケットのアーキュエイトステッチや赤タブ、バックル、リベット、パッチなどのディティールが異なるのもデニムフリークを虜にする特徴です。また、糊付き生デニムは洗濯をして生地に水が通ることによってぎっしりと目が詰まり縮んでいきます。これによりウエストとレングスが着る人の体型に馴染んでいきます。

このShrink-To-Fit(シュリンクトゥフィット)と呼ばれる仕様により、穿いて洗ってを繰り返すうちいん色落ちやアタリを生み、デニムを自分色に染めることができるのです。アメリカンカルチャーを象徴するデニムで、あらゆる世代から定番モノとして愛されています。

リーバイス505

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

佐藤 永次(@onebigholiday2021)がシェアした投稿


1967年に生まれたリーバイス505は、当時ワークウェアだったデニムをファッションアイテムへと変えた名作です。フロントがジッパーフライになり、腰回りにゆとりを持たせてあります。防縮加工もされているため、生地の縮みも抑えられており、使い勝手や着心地がよく多くの人がデニムを普段使いするキッカケとなりました。

また、膝下から裾に向かって細くなっていくテーパードシルエットになっており、コーディネートにすっきりとした印象を与えてくれます。どんなスタイルにも合わせやすく、ファッションアイテムとして秀逸な一着です。

リーバイス550・560

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

zuccaro(@zuccaro_japan_kouenji)がシェアした投稿


リーバイス550は1985年に誕生しました。505をベースに、渡り幅や股上をよりゆったりとさせたことで、膝下から裾に向かって細くなるテーパードシルエットが強調されたシルエットになっています。腰回りにゆとりがあることで、501や505と比較して締め付け感がなく、着心地が良いことが特徴です。

リーバイスのデニムラインの中でも、リラックスドフィットという立ち位置で販売されています。最もゆとりのあるジーンズとして販売されており、日常使いのアイテムとしても使いやすいデニムです。

さらにゆとりを持たせたリーバイス560

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

pool(プール)(@pool_oldstuff)がシェアした投稿


リーバイス560と550の違いは、幅の広さです。リーバイス560の方がより幅広になっています。リラックスドフィットの550に対して、560はコンフォートフィット名付けられていました。近年流行したストリートファッションとも相性がよくオーバーサイズでの着こなしにも合います。

 


リーバイスの年代を内タグで判別する方法

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

古着屋グリズリーアメ村2号店(@grizzly_amemura_2nd)がシェアした投稿


リーバイス550は、501や505と比較して流通している量が少なく、年代ごとの違いがわかりづらくなっています。そんなリーバイス550において、年代を見分けるコツは、内タグを見ることです。内タグには製造年月・製造工場などの記載がされており、最も年代を正確に判別できます。ここではヴィンテージもの好きな方向けに、内タグで年代を判別する方法をご紹介します。

内タグがついたのは1970年代から

内タグがデニムのディティールとして追加されたのは1970年代からだと言われています。内タグには製造年月日やサイズ、生産国などが記載されており、デザインの違いで年代を推定することが可能です。1970年代以前のものにはないため、1970年代以降のものかどうかを見分けることができます。

内タグで年代を判別できる商品は限られている

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

ちゃり|古着ブログ(@hurugiblog)がシェアした投稿


また、内タグで年代判別できるのは1970年頃から2000年頃に販売されたデニムのみです。そのため、他の年代の判別方法を知るにはパッチや赤タブ、ボタン裏などで見分けましょう。特にリーバイス501の年代を特定するためには上記の知識が必須となります。

内タグでは、主に「1974年〜」「1980年代後半〜」「1991年〜」「1995年〜」の4種類に分かれます。詳しく判別方法をみていきましょう。

まず、工場番号を特定する

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

ちゃり|古着ブログ(@hurugiblog)がシェアした投稿


まず大切なのは、工場番号を特定することです。内タグには工場番号が記載されており、その近くに製造年月が記載されています。フロントのトップボタンの裏に番号が記載されているため、この番号を頭に入れましょう。その上で内タグを確認していきます。

1974年代〜の場合

リーバイス550は1985年発売のため、この方法は該当しませんがリーバイス501や505を特定する時に役立つため解説していきます。内タグの番号が仮に6番だったとします。例えば、下記のように数字が羅列されていた場合、

320 5 56
517 0218
4 80 6

「6」が記載されている箇所を探し、その行に書いてある数字をみます。この場合、確認するのは一番下の行です。左から「月」「年」「工場番号」が記載されています。このデニムは1980年の4月に6工場で作られたものだと判別できるのです。ただし、例外として1970年代のデニムには稀に年代が一桁で記載されているものもあります。その場合は他の要素も確認して年代を判別してください。

1980年代後半〜の場合

1980年代後半になると、内タグの一番上の行に「W35 L32」のようにデニムのサイズが記載されていることもあります。この年代の内タグには工場番号の隣に製造年が記載されていないものも多いです。ただし、工場番号の近くに年代が記載されていることがほとんどなので、注意深く確認してみてください。

1991年〜の場合

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

ちゃり|古着ブログ(@hurugiblog)がシェアした投稿


1991年からは、内タグにペラペラのものが使用されているのが特徴です。画像の場合は下から2行目に工場番号、製造年月が記載されています。546工場で1991年の8月に作られたものです。

1995年〜の場合

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

ちゃり|古着ブログ(@hurugiblog)がシェアした投稿


1995年から2003年に使用された内タグは表記がシンプルになっています。タグに使われているものもしっかりとした素材のものが使われているのが特徴です。画像のタグでは、一番下の行に工場番号と製造年月が記載されています。このデニムは546工場で1998年9月に作られたものです。


定番モデルにはない絶妙なシルエットが他の人と差をつける

リーバイス550は501や505と比較して、ゆったりとしたシルエットが魅力的なデニムです。腰回りにもゆとりがあり、着心地も良いため普段使いにも適しています。定番から少し離れた特徴あるものを使いたい人にはピッタリのアイテムでしょう。ぜひあなたもリーバイス550を穿いてみてください。

 

RELATED STORY

関連記事

ファッション一覧に戻る
Pick up

TAG

タグから探す

#アウター#ダイエット#ボクシング#ランニング13002人用テントAC/DCAccuphaseACOUSTASONICairjordanAjaAttitudeBack in BlackBBBOKERBORETTICDプレイヤーD-28DD ハンモックDDハンモックDefinitely MaybediorDisraeli GearsDJDookieDTME&SES-335ETFFIELD SUITE SPA HEADQUARTERSFOMCFRBFXGibsonGOOGreen DayGucciIn The Court Of The Crimson KingIPOJBLJohn ColtranejordanLet It BleedLINNLouis VuittonM&Ama-1MarantzMMTNevermindNFTNight PassageNirvanaNiteflyteNOVABLAST 2OvationREGASACDSHURESLY & The Family StoneSonic YouthSOTOSPACTechinicsTechnicsThe BeatlesTHE NORTH FACEThe Rolling StonesThe Velvet Underground and NicoTravelling Without MovingtravisscottWeather ReportWTAPSYETIZEMAITISおすすめヘッドホンのみふるさと納税へラグス2ものづくり補助金アウトドアチェアアウトドアベッドアウトドアワゴンアウトドア発電機アキュフェーズアクティビストファンドアクティビティアクティブファンドアクトアコースティックアコースティックギターアシックスアスガルドアディダスアトラスアナリスアナログレコードアビィ・ロードアモックアルパカストーブアルフェイムアレンエドモンズアース・ウィンド&ファイアーイエティイスカイワタニインタビューインデックスファンドインド株インナーマッスルインフレウィグロウトガルドウナエアジョーダンエアジョーダン1エアドライトエルメスエレアコエレキギターエレキベースオアシスオピネルオペレーティングリースオーディオオールデンオーロラライトカインド・オブ・ブルーカセットコンロカトラリーカヌーカーミットチェアガンダムキックボクシングキッチンシザーズセットキッチンスタンドキャップキャニオニングキャンプキャンプ場キング・クリムゾンギターギブソンクッカークラシックカークリームクルーザークロス取引クーラーボックスクール・ストラッティングッチグラミチグランピンググランベルクグリルグレンスフォシュブルークスグロース株ケイブコインランドリー投資コットコツコーデコーヒーコールマンサイタリスサブスクリプションサーフィンザ・クラッシュザ・ノースフェイスシェラフシェルターシュラフジカロテーブルジムジャコ・パストリアスの肖像ジャズマスタージャミロクワイジャージジーパンスウェットスウェーデントーチスエットスキットルスタイカスタートアップスティーリー・ダンステンカラーコートストックオプションストラトキャスターストーブスニーカースノーピークスパルタンレーススピーカースピーカーケーブルゼマイティスソウロソトソニーソニー・クラークソロタラタワーマンション節税タープターンテーブルダウンジャケットダックノットダンベルツーリングドームテレキャスターテントテーパリングテーマ株デニムデニムパンツトップストラウトトラウト釣りトランギアトレーニングドナルド・フェイゲンナイキナイト・フライナイフナロナロ2ナンガニアックニューバランスネットワークオーディオプレイヤーネルシャツノイズキャンセリングノルディスクノルディックノースフェイスハイエンドハイエンドモデルハスクバーナハットハルタホースハンティングヘキサハンドアックスハンモックバイクバリュー株バルクアップバングルバークリバーバーディバーナーバーバリーパタゴニアパルクールパワーアンプパワードスピーカーパーカーヒップフラスコヒルバーグビクトリノックスピンク・フロイドファイアグリルファイヤーバードファッションフィールドバリスタミルフェザースティックフェデカフェンダーフォアウィンズ フォールディングキャンプストーブフライフィッシングフルマラソンブッシュクラフトブラッド・シュガー・セックス・マジックブルー・トレインプリアンププリメインアンププーマヘイムプラネットヘッドホンヘッドホンアンプヘレベルガンスベンチャー投資ペトロマックスホットサンドホテルボトムスボルダリングボレッティポータブルアンプマイルス・デイヴィスマウンテンパーカーマッキントッシュマッチョマホービンマラソンマランツマルチツールマルチツールナイフマーティンメタバースメディコムトイメニューメロン肩メンズモニタースピーカーモンベルモーラナイフヤマハユニフレームラブレスランタンランニングシューズリトグラフリバースモーゲージリートリーバイスリーボック✖︎KANGHYUK「Premier Road Modern "Car Part "」レコードプレイヤーレコードプレーヤーレザーマンレスポールレッド・ホット・チリ・ペッパーズロンドン・コーリングロータリーミキサーローディローベンスワイヤレスモデルワゴンヴァナヘイムヴィムルヴェルヴェット・アンダーグラウンド上場投資信託不動産不動産投資中央銀行中小企業仮想通貨会社経営住宅ローン住宅ローン控除佐々木陽佐治武士保険信用取引個人向け国債倒産防止共済債券公益資本主義円安再生可能エネルギー冬キャンプ初心者別荘包丁半導体原子心母和ナイフ商品先物取引国債外食太陽光発電太陽神寝袋山林希少植物投資投資信託折り畳み自転車損出し料理新しい資本主義新興国市場新規上場方法日本銀行暴動未上場企業株価株式株式投資毎日減量期為替取引焚き火焚き火台焚火無人島燕三条燻煙燻製現代アート現代美術確定申告社債競馬筋トレ筋力トレーニング筋肥大節税納税経済練習練習方法背筋腕立て腹筋自転車自重自重だけ自重トレーニング芦ノ湖薪ストーブ補助金象印資産活用資産管理会社資産運用車中泊転換社債農作物投資追い込み方逆立ち逆立ち腕立て金融緩和釣り銘柄研究鍛える鍛え方陶芸音楽音響頻度馬主駅伝

CATEGORY

カテゴリーから探す

LINE@

LINE@

最新情報をチェックしよう

ONLINE SELECTSHOP

仕事もオフもとことん楽しむ!
ニューリーダーのための
オンラインセレクトショップ