TECHFUND EUROPEを設立。ヨーロッパ投資家からのセキュリティトークンによる資金調達(STO)をサポート
Aventure編集部
ブロックチェーンをはじめトークンスタートアップのアクセラレーションを行ってきた株式会社TECHFUND(所在地:東京都渋谷区、共同創業者:川原 ぴいすけ、松山 雄太)は、プライベート・エクイティや不動産投資管理において20年以上にわたりヨーロッパで活躍するSven Von Bismarck氏をアドバイザリーに迎え、TECHFUND EUROPEを設立します。グローバルに資金調達したいスタートアップを対象に、 ヨーロッパの投資家からのSTO(Security Token Offering、セキュリティ・トークン・オファリングの略称)を用いた資金調達をサポートしてまいります。
TECHFUND EUROPEを設立
スタートアップや不動産などのアセットホルダーのSTOでの資金調達をサポートするべくTECHFUNDは当社初となる欧州拠点を設置しました。
グローバルに資金調達を検討するスタートアップを対象に、 ヨーロッパの投資家からのSTOを用いたトークンオファーリングによる資金調達をサポートします。法務・税務面を含めたSTOスキームの整理、エクイティストーリーやピッチ資料の作成、トークンバイヤー層への投資家マーケティングからクロージングまで包括的なサポートを実施いたします。
STOとは?
STOはSecurity Token Offeringの略称で、ブロックチェーンなどの技術を使って発行された、有価証券の性質を持ったトークンです。デジタル技術の活用で既存の手続きを効率化し、発行・管理コストの削減、証券の小口化や即時決済等が可能となります。
ヨーロッパでの豊富な投資を持つSven Von Bismarck氏がTECHFUND EUROPE のアドバイザリーに就任
Sven Von Bismarck氏は実業家であると同時に、プライベート・エクイティや不動産投資管理において20年以上にわたり、経営者として国際的に活躍。投資案件の獲得から分析・実行、ポートフォリオ・マネジメントやエグジットに至るまでの一連の投資サイクルにおいて取引交渉や投資の重要な側面におけるインサイトの提供等輝かしい実績を残している。英国の金融行為規制機構において投資アドバイザーとして活動していた。Sven氏の経験や知識を活かし、TECHFUND EUROPEの成長に貢献する。
これまでのTECHFUNDのトークンスタートアップに対しての取り組み
TECHFUNDは2014年に設立後、数多くのスタートアップの躍進をサポートしてまいりました。特に近年では、2018年からシンガポールにてICO/STO向けのアクセラレーションプログラムを開催するなど、これまで150社以上のトークンスタートアップに対する ICO/STOの検討サポートの実績があります。
TECHFUNDの支援内容は資金調達支援にとどまらず、web3やDAOなどで盛り上がりを見せる「トークンエコノミー」の設計構築、ブロックチェーンやトークンプロジェクトの監査、Dappsやウォレットなどのプロダクト開発など、トークンスタートアップを総合的に支援することができます。
例えば、プライバシー保護ブロックチェーンとして著名なQURAS(*1)や、日本円ステーブルコインの先駆けであるJPYC(*2)を始め、海外の暗号資産取引システムや、ウォレット、トークンなど各種ブロックチェーン関連のセキュリティ監査もTECHFUNDが担当しています。
https://quras.io/jp/
※2 日本円ステーブルコイン「JPYC(JPYCoin)」公式サイト
https://jpyc.jp
なぜヨーロッパに進出するのか
TECHFUNDは2018年より東京に加えて、トークンバイヤー及びトークンプロジェクトの拠点として勢力を増すシンガポールにも拠点を置き、アジアにおけるプレゼンスを拡大してまいりました。今般、トークンプロジェクトの活況をみせるドイツ・UK・スイス・ドバイ・リスボンをはじめとするヨーロッパ・中東地域へのアクセシビリティとリレーション構築の足掛かりとして、3つ目となるヨーロッパ拠点を設立する運びとなりました。
ヨーロッパは、スイスのクリプトバレーやエストニアの電子政府をはじめとする様々な先進的な取り組みや友好的な法規制などにより、ブロックチェーンやトークン市場においてかねてから注目を集めているエリアです。
実際に、ドイツを拠点とするブロックチェーンコンサルティングファームのPlutoneo社及びthe Frankfurt School of Finance and Management and digital custody provider Tanganyの研究によると
ヨーロッパのセキュリティトークンの市場は大々的に進化しており、不動産、デッド、法定通貨等の資産において2026年まで5年間で400%(*1)成長するだろうと予想されています。
(*1) 参考研究内で毎年81%の成長と記されていた数字を、2026年1821 bn / 459bn ≒ 400% と表記
パートナー企業募集
トークンスタートアップに興味のあるVC、ブローカーの方々
グローバルでSTOによる資金調達を検討しているスタートアップの方々
Web3、DAOなどトークンエコノミーを検討しているスタートアップの方々
ブロックチェーンやトークンプロジェクトの監査を必要としているスタートアップの方々
■サービスに関する詳細の資料はこちら
https://www.dropbox.com/s/z4upsx3cw1s0q5k/Accel%20Raising%20for%20Startups%20EN_2022Feb.pdf?dl=0
株式会社TECHFUNDについて
「起業家の可能性を最大化する!」というミッションの元、日本、シンガポール、ヨーロッパを拠点とするテクノロジーアクセラレーターです。お金の代わりに技術を投資する「技術投資(※1)」によってスタートアップを支援する、世界初の技術アクセラレーターとして「ACCEL PROGRAM(旧 SUNRIZE PROGRAM)」を実施し、これまで300 チーム以上のメンタリング及びデューディリジェンスに携わり、10 社への技術投資を実行しました。
同時に国内上場企業を始めとした大手企業向けの社内アクセラレータープログラム「ACCEL PROGRAM for BIZ」を提供し、大手30社以上のイノベーション創出に貢献してきました。また創業以来一貫して、アクセラレーターとしての知見と経験を活用したIaaS(Innovation as a Service)領域のプロダクト開発を行っています。
アクセラレーター経験を活かし開発運用してきた新規事業開発支援ツール「ACCEL INTRA」、スタートアップや新規事業の成長性を評価するためのスコアリングアルゴリズム「ACCEL SCORE」、ブロックチェーンアプリケーション開発を”加速”させる「ACCEL BaaS(Blockchain as a Service)」、セキュリティトークン(※2)をグローバルにオファリングできる「ACCEL RAISING」などがあり、支援先企業のアクセラレーション業務の中で活用しています。
※1 技術投資:お金の代わりに技術を投資し、その見返りとしてエクイティを引き受ける投資手法。海外では”スウェットエクイティ”と呼ばれている。
※2 セキュリティトークン:ブロックチェーンなどの技術を使って発行された、有価証券の性質を持ったトークン。
会社概要
会社名:株式会社TECHFUND
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目4-24
設立日:2014年10月9日(テックの日)
資本金:1億2,000万円(2019年7月現在、資本準備金含む)
創業者:川原 ぴいすけ、松山 雄太
事業内容:起業家向け技術投資プログラムの運営、大企業向けイノベーションプログラムの運営、ブロックチェーンクラウドサービスの開発・提供、トークンオファリング関連事業