ニューバランス990v6が発売?特徴や発売日を徹底解説
Aventure編集部
ニューバランス社が誇る伝統的な一足「990」シリーズ。圧倒的な人気を誇り、世界中の人々を魅了している一足ですが、なんと最新モデル990v6がリリースされると噂されています。本記事では、ニューバランス990v6の発売前に、ニューモデルの特徴をまとめてみました。
ニューバランス990v6とは
アメリカ発のシューズブランド「ニューバランス」。人気の990シリーズからv6が登場するという噂から多くのスニーカーフリークが今か今かと発売日を待ち構えています。ここでは、名作の数々を生み出すニューバランスの歴史について紐解いていきます。
ニューバランスの歴史
この投稿をInstagramで見る
アメリカ・マサチューセッツ州に位置するボストンにて生まれたニューバランス社。ウィリアム・J・ライリーの手によって1906年に創業されました。元々、偏平足などを治すための矯正靴を製造していたニューバランス社は、運動生理学や解剖学、整形外科などの専門的な知識をもとに、こだわり抜いたアーチサポートインソールを製造したのです。「履いた人に新しい(new)、バランス(balance)感覚をもたらす」という社名から生み出す数々の靴は、多くの人を魅了しました。
ニューバランス社が大きな転機を迎えたのは1972年のことでした。当時、6名の従業員だけという小規模な会社で活動していたニューバランス社。彼らが生み出す矯正靴に一人の青年が目をつけたのです。その青年というのは現在の取締役会長でもあるジェームス・S・デービス氏でした。ジェームズ氏がニューバランス社を買い取り、改めてスニーカー作りを行ったのです。今でも語り継がれている足の負担を軽減するインステップレーシング機構は、ジェームズ氏が実際に走行し作り上げたと伝えられています。
1972年代後半には、インステップレーシング機構を落とし込んだニューバランス320を販売します。ニューバランス320は、1975年のニューヨークマラソンでトム・フレミングが着用し優勝したことで、多くの人の陽の目を浴びました。軽快な走りを可能にしたニューバランス社のスニーカーは、瞬く間に世界に広まり、創業から100年経った今も多くの人に愛されています。
ニューバランス990シリーズができるまで
この投稿をInstagramで見る
ニューバランスの名作中の名作ともいわれる990シリーズ。1982年に発売し、アップデートしながらも現在5代目となる990シリーズが販売されています。ニューバランス社のなかでも費用と時間を搭載し、最高峰のスニーカーとして開発されたのです。
オンロード仕様として生まれた
この投稿をInstagramで見る
ニューバランスのスニーカーには、「オフロード仕様」と「オンロード仕様」の2つのスニーカーが製造されています。990シリーズは、平らな道を走るために作られたロードランニングモデル、つまりオンロード仕様として販売されました。990の発売後、本格的なランニングシューズだとランナーからの高い評価があり、爆発的な人気を誇ったのです。さらに近年ではスタイリッシュでクラシカルなデザインが、注目を集めタウンユースとして世界中のユーザーが親しんでいます。
990/1000点満点の出来栄え
この投稿をInstagramで見る
ニューバランス社を超えてスニーカー業界のなかでも、トップクラスの売れ行きをみせる990シリーズ。発売当初は「1000点満点中の990点」というキャッチコピーで注目を集めていたのです。なんといっても人気の秘密は、ニューバランス社が誇る独自の素材「ENCAP」といえるでしょう。安定感とフィット感のある履き心地を実現し、多くのランナーの心を掴みました。
圧倒的な人気を誇る990シリーズ
1982年の発売以来、ニューバランス990は多くの商品をリリースしてきました。990の発売以降、995、996、997と改良を重ねパフォーマンスやデザインをアップデート。さらに最先端技術を毎回搭載し、v2、v3と5代に渡り進化を遂げています。
ニューバランス990v6の特徴
現在、スニーカーヘッズ達を騒がしているのが、990の最新アップデート版「990v6」のリリースです。ニューバランスの名作から最新作が発売されるとのことで、多くのスニーカーフリークの胸を高鳴らせています。そこで発売予定のニューバランス990v6の特徴がリークされていたのでまとめてみました。
ダッドスニーカーのような仕上がり
この投稿をInstagramで見る
ニューバランス990v6は、2019年にリリースされたv5と比較すると、ソールに厚みを持たせ丸みを加えたダッドスニーカーのような仕上がりになっています。ニューバランスらしいスタイリッシュさとは、かけ離れており新たなニューバランスのスタイルとして生まれ変わります。
独自のテクノロジーを搭載した高いクッション性
この投稿をInstagramで見る
毎回ニューバランス独自のテクノロジーを搭載させている990シリーズ。990v6にも独自素材「ENCAP(エンキャップ)」を採用し反発性を確保しています。さらに足への衝撃を100%吸収・反発させる最新技術「ABZORB(アブゾーブ)」を組み合わせることで、より足への疲れを軽減しつつも軽快な履き心地が体感できます。
大きめに配置されたNロゴ
この投稿をInstagramで見る
ニューバランスのアイコニック的な存在ともいえる「Nロゴ」は990モデルらしく大きめに配置。990v5以上に大きなデカロゴに仕上げているそうです。アッパーのパーツとNロゴが敷き詰められているディテールも、ニューモデルならではかもしれません。
発売日が延期
この投稿をInstagramで見る
ニューバランス990v6は、40周年のアニバーサリーイヤーのために2022年2月24日に発売されるとリークがありました。しかし、ニューバランス社の生産の関係で、発売日が延期され今もなお市場には出回っていません。現在は発売日も未定です。
歴代ニューバランス990vシリーズを紹介
ニューバランス990v6の発売に先立って、今までに販売されてきた歴代ニューバランス990vシリーズを紹介します。新たなモデルが発表される度にアップデートされるテクノロジーや、わずかなデザインの違いに注目です。
M990
この投稿をInstagramで見る
1982年に990のシリーズ初のモデルとして誕生したニューバランス「M990」。発売当初は、ニューバランス社自身が「1000点満点中990点」と、広告に明記したことで話題になりました。当時のスニーカーでは最先端となるENCAP(エンキャップ)と、踵を安定するM.C.D(モーションコントロールデバイス)を搭載。さらに、イタリアのビブラム社が製造した耐久性の高い「ビブラムソール」をアウトソールに配置し、高い機能性を持つニューバランス990の伝統的なスニーカーです。これ程の高機能なスニーカーM990を開発したニューバランス社ですが、1982年の発売当時は、クッション性と安定性の両立は難しいと言われていたのです。そのため、M990の登場は、多くのシューズメーカーやランナーを驚かせました。
990v2
この投稿をInstagramで見る
初代モデルの6年後にリリースされたニューバランス「990v2」。6年の時を経て990番台の7作目としてアップデートされました。シュータンには大きく990と刺繍され、従来の990シリーズと比べてNロゴは小さめに配置。今までのランニングシューズというイメージからデザインを一掃し、スポーティーからタウンユースとしての印象を引き上げました。初代ニューバランス「M990」と大きく異なるのがソール部分です。走行時に起きるジャンプ動作により足への負荷が懸念されるランニングに対応するため、衝撃を100%吸収するABZORB(アブゾーブ)を搭載。スポーツシーンでの機能向上に加え、都会的な一足に仕上がったニューバランスのパイオニア的一足といってもいいでしょう。
990v3
この投稿をInstagramで見る
2012年にリリースされ3代目「990v3」。990番台の11作目として大幅にアップデートして登場しました。2代目モデルよりも大きくNロゴを配置。アッパーにはメッシュ素材を採用することで通気性を格段に高めたスニーカーになっています。高いクッション性を体感できるENCAP(エンキャップ)に加え、水はけなどを考慮したアウトソールにはアシンメトリーに溝を作るなど、機能面における細かいディテールが特徴なニューバランスの一足です。どんなシーンでも、ランニングを楽しめる仕様に進化しました。さらに、ニューバランスのスニーカーらしく全体を軽量化し、軽快な履き心地が体感できます。
990v4
この投稿をInstagramで見る
4代目ともなるニューバランス「990v4」は、夜間でも安全な走行を可能にしたモデルです。トゥ、ヒール、Nロゴに光を反射させるリフレクターを採用し、360°どの角度から光が当たっても存在感のある一足に仕上げました。従来のニューバランス990モデルと比較すると、Nロゴは、サイズをそのままに少しほっそりとした書体に変更し、シャープさをプラスしています。なんといっても990v4には、シリーズ歴代最高峰と言われるENCAP(エンキャップ)構造をアップデートし搭載しています。ランニング時のクッション性はもちろんのこと、足を通すと全体を優しく包み込むようななんともいえないフィット感があり、ニューバランスの虜になってしまうスニーカーです。
990v5
この投稿をInstagramで見る
記憶にも新しい2019年にリリースされたニューバランス「990v5」。まさに、ニューバランスのスニーカーの代表ともいえる、クラシカルでモダンなデザインが目を惹きます。出来上がったアッパーを、靴べらのような工具をかかとに挿入し、木型にはめ込む「スリップラスティング製法」を起用したのも注目したいところです。
「スリップラスティング製法」とは、 スリップさせてラスト(木型)に入れるため、まるで靴下を履いているかのような抜群のフィット感を生み出します。さらに、ニューバランスのスニーカーらしく、風合いの良いピッグスキンスウェードとメッシュの2つの素材を採用し、高い通気性を維持しています。ミッドソールにはABZORB(アブゾーブ)とENCAP(エンキャップ)とニューバランス社の誇る2つのテクノロジーを搭載。さらに足首を覆うようにTPUパーツが装備されているため、より安定感のある履き心地を体感できます。