ファッションをアップデート。メンズ人気の高いGucciバングルの魅力に迫る
Aventure編集部
男性のなかでも人気が高いバングルは、圧倒的にGucciが選ばれます。その秘密はGucciのブランド背景や、ジュエリーへのこだわりにありました。本記事では、メンズ人気の高いGucciバングルの魅力について迫ります。
Gucciとは
独創的なデザインでありつつもどこかエレガントで上品な雰囲気を忘れない世界のトップブランド「Gucci（グッチ）」。1881年にイタリアのフィレンツェにて生まれたグッチオ・グッチ氏が創業しました。17歳になるとグッチオ氏はロンドンに渡り、最高級クラスの「サヴォイ・ホテル」にて皿洗いとして勤務。懸命な仕事ぶりからレストランフロアを任されるほど出世します。ハイクラスホテルでの勤務の傍ら、来館する貴族達の振る舞いを目にします。次第に貴族が持ち歩いている物や、どんな考えをしているのか思考回路への関心が高まったようです。
1901年、第一次世界大戦の徴兵として出兵するため、一度フィレンツェに帰郷します。1919年の終戦後は、高級革製品店「フランツィ」にて2年ほど勤務。1992年、「フランツィ」での経験を経て2年で独立し、グッチブランドを立ち上げました。当時は、イギリスから革製品の輸入を行い、さらに商品のリペアなどを中心に事業を展開します。次第に自社で独自の革製品を製造し、鞄や靴、ベルトなどを手掛けました。持ち手に竹を用いたバンブーと呼ばれるカバンなど、次々に商品はヒット。
「最上の伝統を最上の品質で、しかも過去のよいものを現代に反映させる商品作り」をコンセプトに掲げ、1938年には新たな店舗をオープンさせました。しかし、1939年には第二次世界大戦が始まり、厳しい物資統制に悩まされます。革製品が看板だったGucci（グッチ）ブランドは販売を中止。代わりにコーティングしたキャンバス地の鞄を製造し、思わぬ反響を呼びました。品質保証の証としてグッチ氏のイニシャルを刻印したGucci（グッチ）お馴染みのダブルGのモノグラムや、馬具の腹帯からインスピレーションを受けた緑と赤のグッチカラーは、現在でもブランドを象徴するディテールとして語り継がれています。
各国のセレブが着用
Gucci（グッチ）ブランドが世界に広まった理由の一つに、各国のセレブが愛用したことがきっかけにあります。当時、グッチオ氏の息子は映画界で仕事をしていました。そこで映画に使用する小道具にGucci（グッチ）を起用。出演した女優達がこぞってGucci（グッチ）のアイテムを気に入り、プライベートでも愛用し始めたのです。当時Gucci（グッチ）を愛した女性は、エリザベス・テーラー、オードリー・ヘップバーン、ジャクリーヌ・ケネディといった名女優ばかりだったため、ブランドの人気は世界中に広がっていきました。
2人の息子により飛躍
1953年、6人の息子を残して人生の幕をおろしたグッチ氏。なかでも三男のアルド・グッチや五男のルドルフォ・グッチ2人の息子は、経営に加わりグッチブランドの発展に意欲的な関心を見せていました。三男のアルド氏は積極的に海外に足を運び、Gucciブランドのブランディングを徹底します。さらに映画俳優を夢見ていた五男のルドルフォ氏も、兄弟で意見がぶつかりながらもニューヨーク、ローマ、パリといった世界の主要都市に進出。2人の意欲的な行動により世界中のセレブリティをが顧客になりました。正式に2人の息子に事業は引き継がれ、Gucci（グッチ）はさらに進化を遂げます。父の意思を継ぎ、ダブルGのモノグラムを盛り込んだローファーを開発したアルド氏が主にデザインを担当。若い頃に映画俳優を目指していたルドルフォ氏は、自身のコネクションを使い、世界の名女優たちにグッチのアイテムを持たせブランドの知名度を広げます。
語り継がれる親族争い
父のグッチオ氏からブランドを引き継いだ2人の息子は、それぞれ50％ずつ株を所持します。しかし五男のルドルフォ氏が他界してしまいます。ルドルフォ氏の株は一人息子のマウリツィオが相続することになりました。さらにグッチオ氏三男のアルド氏は3人の息子ジョルジョ・グッチ、パオロ・グッチ、ロベルト・グッチに3.3％ずつ株を譲渡することで、事業への参加をさせます。しかし、この3人を起用したのがグッチ親族の争いの始まりになりました。次男のパオロ氏が自分の名前で勝手にGucci（グッチ）のセカンドラインを計画。パオロ氏の怪しげな行動に気づいたアルドを事業から追放します。
さらにルドルフォ氏の息子マウリツィオ氏は、絶世の美女と言われているパトリツィアと結婚。しかしパトリツィアは、Gucci社の社長夫人という野望を密かに掲げていました。そのため、ブランドから追放されたパオロ氏の株3.3%を自分の物にできないかと思い、パオロとマウリツィオに手を組ませアルド氏を社長から解任するクーデターを引き起こしました。過半数以上の株式を獲得したマウリツィオ氏は社長に就任。
しかし、会社を追放されたアルド氏は、マウリツィオ氏に裁判を起こし逆に社長を解任されてしまったのです。さらに実の息子パオロが、父アルドを脱税の容疑で告発するなど、泥沼の親族争いが繰り広げられてしまいました。1988年、親族争いの末マウリツィオ氏が社長に就任。しかしロベルト氏とパオロ氏は株を売却し、Gucciブランドから撤退します。マウリツィオ氏だけが残されたGucci社と思いきや、彼もまた株を手放し、親族争いが終結したグッチ一族はブランドから全て撤退してしまったのです。
妻により射殺
グッチ一族がブランドから撤退し、終結した親族争いも落ち着いたように見えました。しかし親族争いから2年後、マウリツィオ氏が何者かに射殺されてしまいます。捜査は難航し、犯人が見つからぬまま事件は迷宮入りに思われました。しかし数年後、妻のパトリツィアがマウリツィオ氏殺害の容疑で逮捕されます。パトリツィア氏が自身の裕福な暮らしを守るため、さらにマウリツィオ氏への不満や怒りから殺害をしたと言われていますが、現在も動悸は明らかになっていません。
息を吹き返すGucci
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創業当時は順調な売れ行きを見せていたGucciブランドも、血が流れるほどの親族争いにより事業は低迷してしまいます。しかし、Gucci社との救世主となったのが、現在もファッション業界の最前線で活躍するトム・フォード氏でした。従来の革製品の販売からファッショナブルな路線へと切り替え、新生Gucci（グッチ）ブランドを確立します。トム・フォード氏が手掛けるデザインは飛ぶように売れ、Gucci（グッチ）ブランドは再び光を浴びるようになりました。
バングルの選び方
男性でも腕元をさりげなく飾ってくれるバングル。上品さをプラスしてくれるほか、スタイリングも引き締めにもおすすめのジュエリーです。
素材
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美しさを持ちつつも、派手すぎない上品さを纏うバングルは、素材選びによって大きく印象を変えてくれます。エレガントさを求めるならシルバーがおすすめ。しかし酸化により黒ずむ傾向があるため、こまめな手入れが求められます。アンティークな印象を与える銅や亜鉛は、デザインも豊富なのが特徴です。耐久力があるステンレス素材なら、シンプルなデザインがおおく汗による変色を防げます。
形
バングルには大きく分けて円形と楕円形の2種類が存在します。手首をスッキリさせたい型は、楕円形のものを選ぶとフィットします。反対に手首の存在感をアピールしたい方は、円形のバングルを選ぶといいかもしれません。
バングルとブレスレットの違い
手首に身につけるジュエリーのなかで「バングル」「ブレスレット」の2種類が存在しますが、それぞれの違いは留め具の有無です。留め具のないものを一般的に「バングル」と呼び留め具のあるものを「ブレスレット」といいます。
Gucciジュエリーの特徴
イタリア発のブランドGucci（グッチ）が手掛けるジュエリーは、性別を問わずさらにエイジングレスで輝きをプラスしてくれるアイテムです。そこでGucci（グッチ）ジュエリーの特徴についてまとめてみました。
職人によるこだわり
Gucci（グッチ）のジュエリーはイタリア・フィレンツェの工場で一つ一つ、職人の手により作られています。さらに種類も豊富で、デザインをはじめとする商品開発もフィレンツェの工場で行っています。Gucci（グッチ）を象徴するアニマルモチーフやロゴを使い、アーティスティックで立体的なデザインを生み出しているのです。女性のみならず、男女ペアで揃えたくなるジュエリーやメンズでも気軽に手に捕りやすいシンプルなデザインなど幅広いラインナップを準備しています。
ラグジュアリーな素材を採用
デザインのみならずGucci（グッチ）のジュエリーには、メタル、クリスタル、レザー、合成パール、レジンといったさまざまな素材を使いコレクションを展開しています。さらにカラーストーンや宝石鑑定士によって確実に選別されたダイヤモンドを用いり、ラグジュアリーなジュエリーを生み出しているのです。
デザインの特徴
普段のファッションにジュエリーを取り入れるだけで、よりワンランクアップの装いになるGucci（グッチ）のジュエリー。Gucci（グッチ）ジュエリーのデザインは、それぞれどんな特徴があるのでしょうか？
シルバージュエリー
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Gucci（グッチ）のロゴやハートのモチーフといったデザインに加え、ヴィンテージ加工を施したシルバージュエリーはGucci（グッチ）のなかでも王道のライン。ペアアクセサリーとしてもおすすめのデザインです。
ファッションジュエリー
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カラフルなクリスタルやメタルを使い、遊び心のあるデザインが印象的なファッションジュエリーは、鮮やかな色合いが目を惹きます。フォーマルな装いのアクセントとしてはもちろん、カジュアルなシーンにも身につけやすいデザインが揃っています。
ファインジュエリー
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Gucci（グッチ）のなかでもK18ゴールドを使い高級感のあるラインがファインジュエリーです。贈り物として大変人気で、ダイヤモンドやカラーストーンを配置しています。
メンズジュエリー
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力強いライオンの頭や蛇などをモチーフにしたメンズジュエリーは、重厚感があるため腕元での存在感を発揮してくれます。
バンブー
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第二次世界大戦の物資統制の時期に生まれたバンブーコレクション。当時、バンブー素材を鞄に使用したのがきっかけで生まれました。竹のフォルムを生かしつつもブランドの歴史を忘れないGucci（グッチ）の思入れが深いシリーズです。
フローラ
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花や蝶などフェミニンでミステリアスなコレクションは、カラーストーンでモチーフを装飾したアーティスティックなシリーズです。可愛らしいデザインが人気で女性人気が非常に高いラインといえるでしょう。
メンズ向け人気のGucciバングル
男性が取り入れやすいバングルは、圧倒的にGucci（グッチ）が人気です。そこでメンズ向けの人気のGucci（グッチ）バングルをまとめてみました。
インターロッキングG ブレスレット
Gucci（グッチ）ブランドを象徴するインターロッキングGを取り入れたバングル。シルバーのチェーンに大きめに制作したインターロッキングGをエナメル仕上げにし、程よくツヤを持たせました。
adidas x Gucci カフブレスレット
アディダスとグッチがコラボレーションしたバングルは、アディダスブランドを象徴するトレフォイルとスリーストラップを取り入れました。バングルの持つGucci（グッチ）らしいエレガントさがありつつも、アディダスのブランドエッセンスがスポーティーさを持ち、普段使いしやすいデザインです。
GUCCI ロゴ スリム エナメル ブレスレット
ブラックであしらわれたGucci（グッチ）ロゴをブラック エナメルで仕上げたバングル。Gucci Love Parade（グッチラヴパラダイス）コレクションで発表された新しいチェーンを取り入れることで、華やかな印象を持たせています。
ダブルG シルバー ブレスレット
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全体にダブルGをあしらったバングルは1970年代のベルトを現代的に表現しています。バイカラーのストライプと組み合わせ、奥行きのある立体的なバングルが完成したのです。
Gucciのバングルでまとめるファッション
日々の装いも、カジュアルなスタイルもGucci（グッチ）のバングルを一つプラスするだけで、ダンディなメンズスタイルが完成します。さらにGucci（グッチ）のバングルはアクセサリーに挑戦しにくいという人でも取り入れやすいデザインです。一度手に取ってみては、いいかもしれません。
