SOTO(ソト)で人気のバーナー5選!燃料の種類や特徴は?
Aventure編集部
アウトドアブランド「SOTO(ソト)」は、工業用バーナーの製造販売を行っている「新富士バーナー株式会社」が新しく立ち上げた事業です。バーナーを始め、ランタンやヒーター、トーチなど様々なアウトドア用品を取り扱っています。この記事では、SOTO(ソト)のブランドについて、バーナーの特徴、おすすめバーナー5選を紹介します。
SOTO(ソト)とはどんなブランド?
新富士バーナー株式会社はもともと配管工事に使用するプロパンバーナーなどの各種工業用バーナーの製造・販売を行っていました。そんな新富士バーナー株式会社がアウトドアに目を向けるようになったきっかけは、1990年に販売していた「ポケトーチ」。ポケトーチは強力な噴炎や耐風性があることから、アウトドアとしての需要を見出しSOTO(ソト)ブランドを立ち上げる経緯に至りました。
また、すべての工程を日本で行うことから、日本だけでなく海外からも高い評価を受けています。2010年1月には、「マイクロレギュレーターストーブ」「ポケトーチ」が北米の有力誌バックパッカーによるエディターズチョイスを同時受賞。その翌月には、「MUKAストーブ」を欧州・北米に向けて製造・販売するなど人気を博しています。
SOTO(ソト)の理念とは?
「新富士バーナーは環境と文化を敏感に受け止め、全てに優しいものを探求し続けます。そして、人の豊かさに貢献します。」が新富士バーナー株式会社(SOTO)が掲げる理念になります。
日本のものづくりの文化を継承し、お客様が安心して使える素材や材料を追求することで、結果的に日本の文化、環境、人々の心を豊かにしてくれています。そんな気持ちがこめられているのがSOTO(ソト)の製品です。
SOTO(ソト)が取り扱うバーナーの特徴
バーナーには大きく分けて「一体型」「分離型」の2つの種類があります。2つの違いは、一体型はガス缶と直結しているのに対し、分離型はホースとつないでいるという点です。
それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
一体型と分離型の特徴
一体型は、軽量でコンパクト、持ち運びに便利。しかし、調理時の安定性に欠けるのがデメリットです。
分離型は、火元とガス缶が離れているので、ガス缶が熱せられる心配がありません。また、それぞれ独立しているので安定感が抜群です。しかし、パーツごとにわかれるため、かさばりやすいのがデメリットになります。
それぞれのメリット・デメリットを考慮した上で、最適なタイプを選択しましょう。
燃料の種類と特徴
バーナーに一体型と分離型があるように、燃料にもいくつか種類があります。また、シーンごとに使う燃料も異なるので、事前に確認しておきましょう。
OD缶の特徴
OD缶は、底が丸く自立しやすい作りとなっています。コンパクトで軽量、安定した火力が魅力的。また、耐風性、耐圧性に優れているので、キャンプや登山など天候が悪いときでも活躍してくれます。ただ、その分値段が高いのでシーンによってはCB缶を使用するなど、対応するといいでしょう。
CB缶の特徴
CB缶とは、カセットコンロなどにも使用する、カセットボンベのことです。値段が安く、日常生活でも使えることから入手が簡単。アウトドアがはじめての方でも安心して使用できます。ただ、荷物が多いとかさばりやすい点がデメリットです。また、OD缶専用の製品もあるので、自分のアイテムがCB缶でも使用可能かどうかを事前に確認しておきましょう。
ガソリンの特徴
CB缶同様に、値段が安く入手しやすいのが特徴です。また、OD缶とCB缶は−5℃以下の場所での使用は適さないのに対し、ガソリンは気候や天候に左右されないため、寒冷地などでの使用に適しています。ただ、火力調節が人によっては難しいケースがあるので、きちんと説明書を読んでから使用しましょう。
イワタニのガス缶は使わない
家庭用のイワタニのガス缶であれば安価で入手しすいかもしれません。しかし、保険の対象外であったり、ガス漏れの危険があったりするため、絶対に使用しないようにしましょう。メーカー指定のガス缶を使用するというのが鉄則です。
SOTO(ソト)のおすすめバーナー5選
SOTO(ソト)のバーナーは豊富な種類があります。ここでは、初心者や家族でも安心なバーナー5選を紹介します。
それぞれの特徴を理解した上で、最適なバーナーを選んでみてください。
レギュレーター2バーナーGRID(グリッド) ST-526
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【基本スペック】
〇外形寸法:幅473×奥行252×高さ145mm(風防取り付け時)、幅468×奥行251×高さ116mm(風防不使用時)
〇重量:2.25kg(本体のみ)
〇発熱量※1:2.9kW(2,500kcal/h)
〇使用時間※2:約1.5時間X2(ST-760 1本使用時)
〇使用燃料:SOTO製品専用容器(ボンベ)(CB缶タイプ)
※参考URL:http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/st-526/
※1 気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出。
※2 気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出。
薄型・テーブルトップタイプの2バーナー。家族でのキャンプなどに最適です。マイクロレグレターを採用しているので、低温時や連続使用時でも火力低下を最小限に抑えてくれます。ただ、ヒートエクスチェンジャー付クッカーには対応していないので、使用は絶対に避けましょう。
2バーナー ST-527
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【基本スペック】
〇外形寸法(使用時):幅545×高さ540×奥行330mm
〇重量:約5.1kg
〇発熱量※1:ST-700使用時 :3,000kcal/h、ST-760使用時 : 3,300kcal/h
〇材質:(バーナー)ステンレス、(スタンド・ゴトク)スチール クロームメッキ、(本体・フタ )スチール メラミン塗装 、(汁受け)ガルバリウム鋼板
※参考URL:http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/st-527/
※1 気温25℃、無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出
アウトドア初心者の方でも安心のCB缶2本をセットして火力するバーナーです。火元が2つ取り付けられているので、家族でのキャンプや複数人でのアウトドアに最適。特注で製作してもらうことも可能なため、自分好みのスタイルにアレンジしてみましょう。
レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)ST-330
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【基本スペック】
〇外形寸法:幅350×奥行120×高さ90mm(使用時・本体のみ)、幅150×奥行75×高さ90mm(収納時)
〇重量:250g
〇発熱量※1:2.6kW(2,200kcal/h)
〇使用時間※2:約1.5時間(ST-760 1本使用時)※2
〇使用燃料:新富士バーナー、SOTO製品専用容器(ボンベ)
※参考URL:http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/st-330/
※1 気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出。
※2 気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出。
軽量でコンパクトな分離型のバーナー。優れた耐風性と4本のゴトクが取り付けられているので、安定感があります。また、寒冷地でも気温の影響を受けにくいマイクロレギュレーターを採用。火回りの中心として活躍してくれることでしょう。
マイクロレギュレーターストーブ SOD-300S
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【基本スペック】
〇寸法:幅96×奥行94×高さ86mm(使用時・本体のみ)、幅52×奥行52×高さ81mm(収納時・本体のみ)
〇重量:73g(本体のみ)
〇発熱量※1:3.3kW(2,800kcal/h)(SOD-725T使用時)
〇使用時間※2:約1.5時間(SOD-725T使用時)、約0.68時間(SOD-710T使用時)
〇使用燃料:SOTO製品専用容器(OD缶)
※参考URL:http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/st-310/
※1 気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出。
※2 気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出。
氷点下−5℃でも安定した火力を持ち続けられるマイクロレギュレーターを搭載。また、大きなゴトクが付いているので、数人での調理も可能です。従来品よりも、生ガスの発生を抑制、ステルスイグナイターを採用することで、故障の頻度を激減させたりと安心感があります。
ストームブレイカー SOD-372
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【基本スペック】
〇外形寸法:幅150X奥行130X高さ90mm(使用時・本体のみ)、幅65X奥行65X高さ90mm(収納時)
〇重量:225g(本体のみ)、合計448g(本体:225g、ガスバルブ:53g、ポンプ:170g)
〇発熱量※1:3.5kW(3,000kcal/h)
〇使用時間※2:約0.8時間(SOD-725T 1本使用時)、約1.6時間(自動車用レギュラーガソリン480ml使用時)
〇使用燃料:SOTO製品専用容器(ボンベ)、自動車用レギュラーガソリン、ホワイトガソリン
※参考URL:http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-372/
※1 気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出。
※2 気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出。
ガソリン・OD缶両方使うことが可能なハイブリッドストーブ。ノズル交換が不要で、耐風性にも優れているので、素早く沸騰させることが可能です。マルチに使えるバーナーが欲しい方におすすめです。
まとめ
アウトドア初心者の方でも日本で製造・販売されているSOTO(ソト)なら安心して使用できます。信頼性だけでなく、機能や安全性、デザインがおしゃれなバーナーは誰もが魅了されること間違いないです。また、バーナーは、シーンによって使う燃料などが異なるため、ぜひこの記事を参考にして素敵なアウトドアライフを始めてみてください。
Aventure編集部