ソロキャンプ、野営をミニマルアイテムで楽しめるDDハンモック
Aventure編集部
ハンモックは、軽量で地面の状態に関係なく楽しめるアイテムです。ゆらゆらと揺れ、独自の快適さを提供してくれるため、アウトドアでの時間をより一層充実させてくれます。今回は、そんなハンモックの中でもコンパクトさ、軽量さが特徴的な「DDハンモック」を紹介します。
DDハンモックが生まれたキッカケ
DDハンモックは、東南アジア、中国、モンゴル、ロシア、ヨーロッパなど世界各地を旅してきたニック・ヴァンシッタールによって設立されました。彼が家路に着くまでの旅の途中、スコットランドで発見したのがハンモックでした。ハンモックは、軽装備で楽しみたい旅やハイキング、キャンプに最適で、快適な空間を作ってくれます。当時のハンモックにいくつかの要素を組み合わせ、理想の商品を作ったのが今のDDハンモックです。
商品開発への探究心が今の形を生んだ
ニック・ヴァンシッタールが旅を楽しんでいた当時、理想とするハンモックはありませんでした。そこで、市場にはない理想のハンモックを作ることがDDハンモックの始まりとなったのです。それ以来、幅広い知識や開発、テスト、多くの人々からのフィードバックを通して商品がアップデートされ続けました。
コアなキャンパーにも愛されるDDハンモック
テントを使ったキャンプが主流な日本では、ハンモックを使ったアウトドアは馴染みが薄いかもしれません。ですが、YouTuberのヒロシさんや、コアなキャンパーなどからDDハンモックは選ばれています。商品開発にこだわきるDDハンモックの姿勢がキャンパーの心を掴んでいるのでしょう。
DDハンモックの主な特徴
DDハンモックは創業者のニック・ヴァンタッシールの強い探究心により、進化を続けてきたブランドです。彼が商品開発の中で作った様々なこだわりを解説していきます。
持ち運びが簡単なコンパクトサイズ
DDハンモックの良さは持ち運びのしやすさです。専用の袋にいれると、縦幅38cm、横幅25cm、厚さ10cmというコンパクトサイズになります。中にはハンモックで眠ればテントが不要とするキャンパーもいて、荷物もだいぶ減ります。バイクキャンプやリュックサックだけでキャンプに望むキャンパーにおすすめです。
底部が丈夫な素材でできている
底部にパラシュートと同じ頑丈な素材を使用しています。そのため、多少ブーツやベルトで擦れても破れはしません。耐久性があるため、服装を気にせずに寝られます。また耐荷重も100kg~150kgとなっており、重さにも耐えられる仕様です。
バグネット(蚊帳)付きタイプが多く、虫の問題を解決
キャンプで寝るときに虫が気になってしまう人も多いでしょう。DDハンモックには蚊帳付きのタイプが多く、虫を気にせずに眠ることができます。また、蚊帳を使用しないときはハンモックの上部に固定でき、使わない時はサッと下ろして虫除けが可能です。両脇にジッパーが装備されているので、出入りはどちらからでもできます。
広々としており、寝心地が良い
縦幅240cm以上、横幅140cm以上あるため、ゆったりと眠ることができます。ハンモック独特の包み込まれる感覚が心地よく、キャンプ時ではなく家でもハンモックを使う人もいる野田とか。DDハンモックは、木に結んで使うハンモックですが、ハンモックスタンドを使うと室内や紐を結ぶ場所がないところでも使えます。
自然に溶け込む柄が多く、アウトドアの気分を高めてくれる
DDハンモックでは迷彩柄のものがほとんどです。迷彩柄のラインでは森林環境に溶け込むマルチカムデザインを採用しています。商品ページなどを確認すると、一見見分けがつかないため驚くほど自然に溶け込みます。アウトドアの気分を高めたい人にはピッタリでしょう。
DDハンモックの選び方・使い方
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DDハンモックでは、主にフロントラインとトラベルラインで種類がわかれます。実際に購入される方もどちらを購入すればいいか悩む方も多いです。ここでは、両者の違いと使い方を詳しく説明していきます。
重さやサイズの違いを比較
DDハンモックの種類 | フロントライン | トラベル |
サイズ | 約270×140(cm) | 約270×140(cm) |
収納サイズ | 約縦38×横25×幅10(cm) | 約縦38×横25×幅10(cm) |
重さ | 約860g | 約930g |
対応身長 | 196cm | 196cm |
耐荷重 | 125kg可能 | 125kg可能 |
カラーバリエーション | オリーブグリーン、オレンジ、 コヨーテブラウン、 ジェットブラック、 マルーンレッド、MC(迷彩) |
オリーブグリーン、 コヨーテブラウン |
まず、重さやサイズを比較していきます。ハンモックのサイズや対応している身長・体重は同じです。重さはトラベルラインの方が約70gほど重いものの、持ち運びするにあたっては、大きな違いはないと言えるでしょう。
DDハンモック、フロントラインの特徴
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フロントラインのハンモックは生地がポリエステル製で、速乾性や通気性に優れています。そのため、汗をかきやすい夏場でも快適に過ごせます。また、カラーバリエーションが豊富です。ミリタリーテイストの迷彩柄のデザインがキャンパーたちから人気となっています。 通気性がいいため冬では地面からの冷気を感じやすいです。秋冬のキャンプでは、専用のアンダーブランケットやマットを利用するなど防寒対策が必要となってきます。また、耐久性の観点からハンモックを地面に敷いてテントとして設営できません。
DDハンモック、トラベルハンモックの特徴
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トラベルハンモックは、DDタープと同じ防水生地を使用しています。そのため、防水性と耐久性に優れており、木がない場所でも地面にテントとして使えます。一方で、フロントラインと比較すると生地が厚めで通気性が悪くなっており、冬のキャンプでは表面に結露ができやすいです。
設営方法の違いについて
設営方法に違いはありません。ハンモックを吊るせる空間と木さえあれば、どこでも設営可能です。軽量かつコンパクトで持ち運びに便利なため、最小限の荷物で自然を満喫できます。 DDハンモックのロープをくくりつける木の間隔は、歩幅で8歩~10歩(6~7mほど)が適しています。高さは自分の身長よりも少し上を目安に設営するといいでしょう。
結論、フロントラインとトラベルハンモックどちらを選ぶべきか?
初心者はフラントラインを選ぶといいでしょう。冬以外の3シーズンで通気性が高く快適に過ごせます。また、アンダーブランケットを使うなど防寒対策をすればオールシーズン使用可能です。ちなみに、YouTuberのヒロシさんはフロントラインを使用しています。 トラベルハンモックは、防水生地を使っているため、木がない場所でテントとして使える点が魅力です。ただし、冬は氷点下になると凍ってしまうの注意しましょう。ハンモックだけでなく、テントとしての使用を考えている人にはトラベルハンモックがおすすめです。
こんな準備や付属品もあるとより便利
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ハンモックをいざ設営しようとすると、木への取り付けや高さ、長さの調整を難しく感じる人は多いです。また、撤収の時もハンモックを汚さずに収納するのが難しかったりします。そんなときにあると便利なアイテムが、スリーブとウーピースリングです。
スリーブ
スリーブはハンモックを筒状に収納できるカバーのようなものです。長い筒状のスリーブをハンモックのロープに通しておき、ハンモックの布の部分に滑らせるように覆います。こうすることで、ロープと布部分が一本の棒状になり、収納時に折りたたみやすくなります。 取り出すときはスリーブをつけたまま設営し、滑らせるようにスライドさせることで、ハンモックを汚れや濡れから守ることができます。
ウーピースリング
ウーピースリングは木とハンモックをつなげる時に使うロープです。ハンモックを購入した時に付属しているロープは長さを変えられないため、設営にちょうどいい場所を見つけるのに苦労してしまいます。 ウーピースリングは長さを変えられるので、木と木の間の長さ、ハンモックの引っ張り具合、テンションのかけ具合を調整できて便利です。また、軽量で持ち運びもしやすくなっています。
DDハンモックの人気5選
最後に、DDハンモックの人気アイテムを紹介します。サイズやカラーリング、重さなどでそれぞれが特徴が異なるため、自分にあったものを選びましょう。
DD XL Frontline Hammock
DDハンモックの中でも最もサイズが大きいのが特徴です。3m×1.8mもあり、バグネットはカーブドネットポールを採用しているので広々としています。底部が2層になっており、オプションのマットを差し込めるのが便利です。収納サイズは42cm×22cm×12.4cm、重さは1.25kgとなっています。
DD Frontline Hammock
ハンモックキャンプ初心者におすすめのモデルがこちらです。2.7m×1.4mのサイズでバグネットつきタイプの中では安価になっています。オプション商品との組み合わせによってより快適に使えるので、上級者にも愛されているモデルです。収納サイズは29cm×15.6cm×11cmとなっています。
DD Nest Hammock MC
バグネットの部分までマルチカムパターンを採用したおしゃれなハンモックです。サイズは2.7m×1.4mで、バグネットの側面にメッシュ素材の窓があるため、ネットを閉じても外の様子がわかります。独自のカラーリングからミリタリー好きなキャンパーに愛されているハンモックです。収納サイズは32.6cm×21.8cm×13.8cm、重さは1.2kgとなっています。
DD Travel Hammock/Bivi
耐久性と防水性が高いハンモックです。地面に敷いてテントの代わりに使えるので、ハンモックを設置できる木がない場所でも使えます。2.7m×1.4mのサイズでキャンプの腕に応じて使い方が変わるハンモックです。収納サイズは31cm×18.3cm×17.1cm、重さは930gとなっています。
DD SuperLight Hammock
DDハンモックの中で一番軽量なハンモックです。使用サイズは2.7m×1.4mで、重さはわずか270g。折りたたむと手のひらサイズになります。コンパクトかつ軽量なキャンプをしたい方にピッタリのハンモックです。収納サイズは20cm×13cm×11cmとなっています。
>DDハンモックのハンモックでミニマルなキャンプライフを
ハンモックは、テントとは異なる快適さやキャンプシーンを提供してくれます。コンパクトで軽量なので持ち運びもしやすいため、軽装備で気軽にキャンプを楽しみたい人にはピッタリでしょう。DDハンモックで素敵なキャンプライフを過ごしましょう。