モーラナイフのおすすめ5選|キャンプや登山、緊急時にも最適!
Aventure編集部
スウェーデン生まれで、男性だけでなく女性も扱いやすいと人気を博しているのが「モーラナイフ」です。種類や形状、カラーが豊富で、キャンプの料理やブッシュクラフトでも活躍するので、これからナイフの購入を検討している初心者の方はもちろんのこと、ナイフ上級者の方までおすすめです。この記事では、モーラナイフが誕生した経緯からおすすめのナイフ5選を紹介します。この記事を自分に最適なモーラナイフ選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
モーラナイフが誕生した経緯、1891年から始まった?
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モーラナイフは、スウェーデン中部のモーラ地方で生まれたブランドです。
モーラ地方は昔から農作物があまり採れない痩せた土地でしたが、木材や鉄には恵まれていたたため、家具などの製造が主要な産業のひとつでした。家具を作る際に必要な道具としてナイフが作られるようになったことがモーラナイフの起源のひとつとされています。
1600年頃には、モーラ地方で製造された切れ味の良いナイフが有名となり、1891年にはモーラナイフの最初の工場が設立されたのです。モーラ地方で製造されたナイフは質が高く、スウェーデン国王からも高い評価を受け、王室ご用達となりスウェーデンを代表とするメーカーとなったのです。
伝統のあるモーラナイフは、アウトドアナイフを持っていない方はもちろんのこと、アウトドア上級者までおすすめです。最近ではアウトドア上級者を中心に人気を集めているブッシュクラフト(自然環境における生活の知恵、生活に必要な技術)にも使えるモーラナイフの需要が増加しています。
モーラナイフの特徴3つ
ここからは、2016年に創業125周年を迎えたモーラナイフの特徴3つを解説します。
モーラナイフは種類が豊富なため、選ぶ際はどのようなシーンで使用するか確認してから購入しましょう。
種類が豊富で安価
モーラナイフは、種類が大きく分けて5つあり、形状も豊富です。それぞれ使うシーンや用途によって適切なナイフを選べるだけでなく、カラーバリエーションも豊富なため、男性だけでなく、女性の方でもお気に入りのナイフが見つかるでしょう。
さらに、質が高く人気のブランドであるにもかかわらず、価格が2000円台〜3000円台と初心者でも手に取りやすい商品もあります。
モーラナイフの種類5つの特徴は「モーラナイフのおすすめ5選」で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
力を入れやすく切れ味が良い
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安価なナイフのなかにはフォールディング(折りたたみ式)のナイフもありますが、モーラナイフはシース(鞘)で作られています。
フォールディングは力を入れると途中で折れてしまう危険性がありますが、シースは2つ折りになる心配がないため、初心者でも比較的扱いやすいのが特徴です。
力を入れやすく切れ味が良いため、焚き火用のフェザースティックやアウトドアでの包丁代わりに最適。ちょっとした薪割りでも十分活躍できます。
登山や緊急時にも役立つ
キャンプだけでなく、登山や釣り、緊急時にもナイフは役に立ちます。日本は災害が多い国ですので、万が一に備えてナイフを持っておくといいでしょう。
これから紹介するモーラナイフのなかには、着火機能付きのナイフもあるので、この機会に使い方を覚えておくのもおすすめです。
モーラナイフのカーボン製とステンレス製、メリット・デメリット
モーラナイフは、素材から選ぶことができます。「カーボン製」「ステンレス製」の2種類のメリット・デメリットを解説します。
カーボン製のメリット:切れ味が良い
カーボン製のデメリット:錆びやすい
ステンレス製のメリット:錆びに強い、手入れが簡単
ステンレス製のデメリット:切れ味がカーボン製に比べて劣る
カーボン製は、木材をバトニングする機会が多い方や調理をする方におすすめです。使用後は水分をしっかり拭き取ったり、湿気のない乾燥した場所で保管したりする必要があります。
一方でステンレス製は錆に強いため、水場で使う機会が多い方や最低限の手入れで済ませたい方におすすめです。カーボン製に比べて切れ味が劣りますが、初心者の方はステンレス製からナイフの扱いに慣れていくといいでしょう。
モーラナイフは大きく分けて5つに分類できると説明しましたが、具体的には以下の特徴があります。
1.ヘビーデューティー:刃厚があるため、バトニングやフェザースティックに最適。
2.コンパニオン :ステンレス製なので水場での使用や調理に最適。
3.エルドリス :ポケットに入るほど小さく、持ち運びに便利。
4.カーバーグ :強靭な作りで重厚感があるため、アウトドアに最適
5.ブッシュクラフト :アウトドアやサバイバル上級者向けのオールインワンナイフ。
それぞれのタイプのおすすめ5選を厳選しましたので、自分に合った最適なモーラナイフを見つけましょう。
1. モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティー
【基本スペック】
・柄素材:ラバー 刃素材:カーボンスチール
・刃長:約104mm
・全長:約224mm
・刃厚:約3.2mm
・重量:101g(ナイフのみの重量)
・付属品:プラスチックシース
・生産国:スウェーデン
・本体価格:2400円(税別)
・パッケージあり
「モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティー」の特徴は、2000円台のお手頃価格であること。刃厚が約3.2mmあるため、安定感があります。また、ステンレス製になっているのでお手入れが簡単です。
注意点として、堅牢なフルタリングではなく、堅牢性の劣るナロータングになっているため、バトニングの際は慎重に作業しましょう。
2. モーラナイフ コンパニオン スパーク
【基本スペック】
・柄素材:ラバー
・刃素材:ステンレススチール
・刃長:約104mm
・全長:約238mm
・刃厚:約2.5mm
・重量:約92g(ナイフのみの重量)
■付属品:プラスチックシース、 ファイヤースターター、パラコード
※パラコードはシース内に入っております。 開封時には十分ご注意ください
・生産国:スウェーデン
・本体価格:3300円(税別)
・パッケージあり
「モーラナイフ コンパニオン スパーク」は、アウトドア初心者におすすめしたい、品質と価格共にバランスのとれたナイフです。
ステンレス製なのでお手入れが簡単で、ハンドル部分(柄尻)にはファイヤースターターが搭載されているため、いつでも火をおこすことができます。
3. モーラナイフ エルドリス スタンダード
【基本スペック】
・柄素材:TPEラバー、ポリプロピレン(中央部)
・刃素材:ステンレススチール
・刃長:約59mm
・全長:約143mm
・刃厚:約2.0mm
・重量:約80g(ナイフのみの重量)
・付属品:プラスチックシース
※パラコード、ファイヤースターター、セカンダリーロッキングは付属しておりません
・生産国:スウェーデン
・本体価格:3700円(税別)
・パッケージあり
「モーラナイフ エルドリス スタンダード」は、他のナイフに比べて刃先が短く、誤って手を切る心配がなく首にぶら下げることもできるので、持ち運びに便利です。
さらにカラーバリエーションも豊富なので、アウトドア初心者から女性の方に人気があります。
4. モーラナイフ ガーバーグ ブラックカーボン レザーシース
【基本スペック】
・柄素材:ポリアミド 刃素材:カーボンスチール(ブラックコーティング)
・刃長:約109mm
・全長:約229mm
・刃厚:約3.2mm
・付属品:レザーシース
・生産国:スウェーデン
・本体価格:12500円(税別)
・パッケージあり
「モーラナイフ ガーバーグ ブラックカーボン レザーシース」は、カーボン製なので切れ味が抜群で、ケースのレザーシースは高級感を演出してくれます。
バトニングやフェザースティックに最適で、アウトドア中級者や上級者におすすめです。
5. モーラナイフ ブッシュクラフト サバイバル ブラック
【基本スペック】
・柄素材:ラバー 刃素材:カーボンスチール(ブラックコーティング)
・刃長:約109mm
・全長:約232mm
・刃厚:約3.2mm
・重量:約123g(ナイフのみの重量)
・付属品:ファイヤースターター、ダイヤモンドシャープナー、ベルトループ×2、プラスチックシース
・生産国:スウェーデン
・本体価格:8000円(税別)
・パッケージあり
「モーラナイフ ブッシュクラフト サバイバル ブラック」は、カーボン製なのに錆びにくいのが特徴で、ブラックコーティング(黒錆び加工)が施されています。ラバーグリップは、汚れたら気軽に洗うことができるので清潔に保てます。
さらに「バトニング・フェザースティック・着火」の一連の作業が可能な、万能アイテムです。
一家に一丁欲しいモーラナイフ。アウトドアのお供に
モーラナイフは長い歴史を持つことから、様々な年代の方に愛されています。今回紹介した5選以外にも多種多様なナイフが販売されているため、自分に合った最適なナイフを選びましょう。キャンプや登山、釣りなどのアウトドアだけでなく、緊急時にも活躍しますので、「一家に一丁」のモーラナイフを検討してはいかがでしょうか。