「フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブ」でキャンプの本格料理に挑戦しよう
Aventure編集部
キャンプ初心者の定番料理と言えば、焚き火を囲んでのバーベキューです。家族や仲間と火を囲んでの食事は盛り上がること間違いありませんが、何度もキャンプ場に足を運ぶようになると料理のバリエーションが欲しくなるもの。ローストチキンやビーフシチュー、パエリア、すき焼きなど、普段の料理が自然の中で一層美味しく感じるものです。
こうした料理は焚き火を使うよりもガスコンロを使った方が火加減の調整がしやすく、効率的かつ上手に仕上げられます。家庭用のガスコンロを使っても荷物になってしまいます。そんなときはイワタニの「フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブ」が大活躍します。この記事では、「フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブ」の魅力や特徴を解説します。
キャンプ場でカセットコンロが必要な理由
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キャンプと言えばバーベキューで豪快に肉や野菜、海産物を楽しみたい。そんな風に思っていませんか？キャンプを始めたばかりのころは非日常的な空間の中で焚き火を囲み、バーベキューをするのは楽しい時間に違いありません。
しかし、何度もキャンプ体験を重ねると、バーベキューだけでは物足りなくなってきます。不便なキャンプ場だからといって、本格的な料理ができないわけではありません。便利なグッズが多数取り揃えられており、そのラインナップや知識を得ることでもっとキャンプを楽しむことができます。
料理にこだわるならガスコンロが一番。「キャンプ＝焚き火での料理」と考えてしまいがちですが、焚き火は焚き火、料理は料理と切り分けて考えた方が楽しみ方が広がります。ガスコンロはキャンプのマストアイテムの1つです。
フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブの紹介
「フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブ」は、言わずと知れた国内最大の家庭用ガス専門商社、岩谷産業（イワタニ）の製品です。高いデザイン性、組み立て式の優れた携行性、自宅でも使える利便性の高さが特徴です。
特にデザイン性には優れており、自宅のパーティーで使用しても全く問題ありません。
特徴と仕様
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家庭用のカセットガスを使用できます。キャンプで使用するガスには大きく2つのタイプがあります。CB缶とOD缶です。CB缶はカセットガスタイプの見慣れたものです。OD缶はキャンプ道具ショップなどで見かける背の低いタイプです。CB缶は価格が安く、250gで100円程度。OD缶は250gで500円前後が普通です。
CB缶の注意点として、火力も低く、寒冷地では強い火力が望めないことがあります。真冬のキャンプ場や山岳地帯での使用を予定しているのであれば、OD缶を使用するガスコンロをお勧めします。
通常のキャンプ場で楽しむのであれば、機能・熱量は十分です。
【製品概要】
商品名：FORE WINDS フォールディングキャンプストーブ FW-FS01
最大発熱量：2.2Kw(1,900kcal/h)
本体重量：約1,600g
連続燃焼時間：約120分(カセットガス FORE WINDS ノルマル使用時)※1
使用時寸法：(幅)317×(奥行)288×(高)120mm
収納時寸法：(幅)111×(奥行)285×(高)114mm
使用できる鍋の大きさ：目安としてφ24cm以下まで
点火方式：圧電点火方式
使用ガス：カセットガス FORE WINDS ノルマル、イワタニカセットガス、イワタニカセットガス パワーゴールド
(カセットガスとノルマルガス両方使えます)
生産国：日本
【注意】
※1 気温20-25℃のとき、強火連続燃焼にてカセットガス1本を使い切るまでの実測値
※当商品をテント内、車内では絶対に使用しないでください
※ヒートシールド、ラバーキャップ付属 カセットガス別売
高い収納性
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使用時の寸法は、幅317mm×奥行き288mm×高さ120mmのよくあるガスコンロと同じですが、収納時は幅を111mmまで小さくすることができます。使用時のおよそ1/3サイズで持ち運び可能です。 これはカセットガスを入れる部分にバーナー部を収納できるため。ヒートシールドはボディ下部に入れることができます。つまり、カセットガスとほぼ同じサイズで携行できるのです。ハンドルも標準装備されているため、専用バッグなどに入れる必要もありません。
家庭でもコンパクトに楽しめる
シンプルで無駄のない高いデザイン性を備えているため、家庭での普段使いにも十分対応できます。屋内ではもちろん、庭でのバーベキューの補助ツール、キャンプ場での使用など、汎用性の高さは「フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブ」最大の特徴です。
イワタニのアウトドアカセットコンロと徹底比較
イワタニはアウトドア用のカセットコンロとして、「フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブ」の他に「フォアウィンズ ラックスキャンプストーブ」「タフまる」をラインナップしています。信頼性の高いイワタニ製品を購入しようと考えたとき、この3つで迷うことがよくあります。
違いはどこにあるのでしょうか？
フォアウィンズ ラックスキャンプストーブ
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トップカバーと風防リングによるW風防が標準装備されており、風の強い場所でも火が使用できるようデザインされたモデルです。
「フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブ」は携行性、収納性の高さを追及しており、風防は用意されていません。ガスコンロはテント内では使用できません。キャンプ場の場合は外での使用が基本となります。ポイントは”実用性”をどこに置くかです。携行性の高さか、風を防ぐ機能か、それによってどちらを選ぶか違ってきます。
「フォアウィンズ ラックスキャンプストーブ」は本体にハンドルがついているため、フタを閉めてそのまま運ぶことができます。火力もこちらの方がやや高めです。
【製品概要】
商品名：FORE WINDS ラックスキャンプストーブ FW-LS01
最大発熱量：3.5Kw(3,000kcal/h)
本体重量：約2,800g
連続燃焼時間：約70分
使用時寸法：(幅)380×(奥行)329×(高)324mm
収納時寸法：(幅)380×(奥行)329×(高)110mm
点火方式：圧電点火方式
使用ガス：カセットガス FORE WINDS ノルマル、イワタニカセットガス、イワタニカセットガス パワーゴールド
(カセットガスとノルマルガス両方使えます)
生産国：日本
タフまる
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キャンパーに支持を得やすい無骨なデザインの「タフまる」です。高級感溢れる「フォアウィンズ」シリーズとは対極にあるデザインです。「フォアウィンズ」がメルセデスだとすると、「タフまる」はジープといったところでしょうか。男性に好まれるデザインです。
小型で扱いやすく、火を中心として外側風防と内側風防の2段階プロテクトを採用しています。「フォアウィンズ ラックスキャンプストーブ」のようにトップカバーが風防になっていないため、大型の鍋を使うことができます。
【製品概要】
商品名：カセットフー タフまるジュニア
最大発熱量：2.3Kw(2,000kcal/h)
本体重量：約1,600g
連続燃焼時間：約102分
使用時寸法：(幅)286×(奥行)192.5×(高)122mm
収納ケース：(幅)320×(奥行)252×(高)135mm
点火方式：圧電点火方式
使用ガス：カセットガス FORE WINDS ノルマル、イワタニカセットガス、イワタニカセットガス パワーゴールド
(カセットガスとノルマルガス両方使えます)
生産国：日本
それぞれとの違い
風を防ぐ機能の高さであれば、「フォアウィンズ ラックスキャンプストーブ」に軍配が上がります。収納性・携行性の高さで「フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブ」に勝る製品はありません。その中間にあるのが「タフまる」です。
スノーピーク「HOME＆CAMPバーナー」とどっちが良い？
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イワタニ以外の製品にスノーピークの「HOME＆CAMPバーナー」があります。「フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブ」と何が違うのでしょうか。
「HOME＆CAMPバーナー」もカセットガスを使用し、ガスの収納部分にバーナー部を収納することができます。大きな違いとして、「HOME＆CAMPバーナー」はヒートシールドがありません。テーブルの間を通り抜ける風に対しては、こちらの方がやや弱い可能性があります。
出力や燃焼時間に大きな差はありません。小売価格はイワタニが16,500円、スノーピークが12,100円でやや低価格。
選ぶ際のポイントは、どちらのデザインを気に入るかに尽きます。イワタニの方がやや洗練されたデザインであり、スノーピークはキャンプ道具らしい無骨さがあります。
カセットコンロで作るおすすめ料理3選
カセットコンロを使ったキャンプ場でのお勧め料理を紹介します。
すき焼き
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”ハレの日”の代表的な料理であるすき焼きは、手軽で作りやすく、誰でも美味しく食べられます。上質な牛肉さえ手に入れば失敗することはなく、手間も時間もかかりません。深さのあるフライパンやアルミ鍋など、専用の鍋は必要ありません。
【食材（4人分）】
牛肉：400g
白菜：400g
※夏はほうれん草でも代用可能
春菊：適量
ニンジン：適量
長ネギ：1本
えのき：1/2
しいたけ：4個
※まいたけやしめじでも代用可能
焼豆腐：1丁
しらたき：1パック
牛脂：適量
割り下：しょうゆ、みりん、砂糖、酒適量
卵：必要量
この中で絶対にこだわった方が良いのは牛肉です。すき焼きの場合は”サシ”の入ったものを選びましょう。野菜の中で長ネギは必要不可欠なものですので、忘れないようにしてください。
割り下は酒1、みりん1、しょうゆ1、砂糖多めくらいのイメージで構いません。味見をして味が濃いと感じたら、酒を足します。
【手順】
①鍋を温めたら牛脂を溶かします。
②長ネギを入れて炒めます。しっかりと焼き色をつけてください。油に長ネギの香りをつけることがポイントです。
③牛肉を入れて火を通します。
④割り下を入れて野菜を入れます。
⑤ひと煮立ちしたら出来上がりです。
⑥卵を入れて食べます。
ローストビーフ
調理時間は30分ほどで、少し手がかかります。ダッチオーブンやスキレットを使うのがいいでしょう。
【食材】
牛モモ、ロース：適量
塩コショウ：適量
にんにく：1片
オリーブオイル：適量
肉はスーパーで売っている牛モモやロースを使ってください。食べられる適量を購入します。
【手順】
①肉を常温に戻します。クーラーボックスから出してネットなどで覆い、外に出しておいてください。厚みのある肉に火を通しやすくするためです。
②肉に塩コショウ、にんにくのすりおろし、オリーブオイルをすり込みます。
③コンロの火で肉の表面を焼きます。スキレットを使う場合は蓋をしめて肉を裏返し、全体に火が通るようにします。ダッチオーブンも同様です。
※火加減が一番難しいので、焦がさないように注意してください。
④肉を取り出して薄くスライスします。
かんたんアヒージョ
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下ごしらえなど、面倒なイメージのあるアヒージョですが、とある商品で簡単に作ることができます。エスビー食品から販売されている「やみつき にんにく背油」です。
【食材】
やみつき にんにく背油：1瓶（半分）
オリーブオイル：適量
冷凍ミックスシーフード：適量
バゲット：適量
パプリカ、ブロッコリー、ニンジン、エリンギなど
オリーブオイルににんにく背油を溶かし、冷凍ミックスシーフードを入れるだけです。
①オリーブオイルを片手鍋などに適量入れ、火にかけます。
②にんにく背油を瓶の半分ほど入れます。
③油がある程度温まったら冷凍ミックスシーフードを入れます。
④十分に火が通ったら”アク”を取り、出来上がりです。
バゲットやゆでた野菜、生野菜などをつけて食べてください。ワインに合わせると最高です。
フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブで一歩先のキャンパーに
料理が楽しめるようになるとキャンプの質も上がります。料理を作る土台となるのは、焚き火だけではありません。コンロは重要なツールになります。鍋やスキレット、ダッチオーブンなどを購入する前に、コンロの購入を検討してください。
