ビジュアルだけじゃない!広々フロアの極地仕様テント|THE NORTH FACE DOME 5
Aventure編集部
2021年6月THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)の最新球体テント「ドーム5」が発売されました。同ブランドの名作であるジオデシック構造「ジオドーム4」のフォルムはそのままに、およそ2倍の広さを確保。居住性が格段に向上しました。
この記事では、過酷な環境でも耐えうる極地仕様の「ドーム5」について解説します。「ドーム5」は、THE NORTH FACEのファン、スタイリッシュなデザイン性を求めるキャンパー、過酷な状況下で自然を楽しみたい冒険者の所有欲を満たすテントです。
The North Face(ザ・ノースフェイス)とは
ザ・ノースフェイスは1966年にアメリカのサンフランシスコで創業し、登山家のダグラス・トンプキンスとその妻スージー・トンプキンスにより設立されました。
ザ・ノースフェイスといえば肩の部分に切り替えがあるマウンテンジャケットで有名ですが、最初に世の中に名を馳せることとなったのはシュラフ(寝袋)でした。
その後、1975年には世界初となるドーム型テントの「オーバルインテンションテント」を発売し、世の中の常識にとらわれない製品開発を続けています。
現在ではテントやシュラフのみならず、チェアやクーラーボックス、また、アウトドアだけでなくシティユースも可能なアパレル商品も充実しています。
アパレルでは他のブランドとのコラボレーションなどもあり、様々な進化を続けています。
The North Face(ザ・ノースフェイス)のロゴ
ザ・ノースフェイスのロゴといえばあのハーフドーム型のものを誰もが見たことがあるでしょう。
そもそも、ザ・ノースフェイスのブランド名は、登山中の中で1番過酷な場所が多いといわれている「北の壁(ノースフェイス)」のルートとされており、それがルーツとなっています。
北の壁ルートが、ザ・ノースフェイスのブランドスローガンともなっている「どんなに難しい挑戦や冒険であっても失敗を恐れず取り組んでいく」というブランド精神を表しているからです。
そして、ザ・ノースフェイスのロゴはアメリカのカリフォルニア州にある「ヨセミテ国立公園」にあるシンボルの「ハーフドーム」がモチーフになり作られました。そして、3本のラインになっているのは「グランドジョラス北壁(フランス)」「アイガー北壁(スイス)」「マッターホルン北壁(スイス)」の3種の北壁を表現しています。
天に向かって突き上がっていくハーフドームは、クライマーにとっての聖地ともいわれているため、ロゴからもわかる通り、ザ・ノースフェイスの山に対する並々ならぬスピリットが感じられます。
Geodome 4(ジオドーム4)の約2倍の広さになったDOME 5(ドーム5)
頂上・山頂・頂の意味を持つ「サミット」シリーズから新しく発売された「ドーム5」は、5人仕様で、高さ215cm、面積9.61m²の広々としたフロアです。
同ブランドでの球体テント「ジオドーム4」が4人仕様ながらも高さ210cmで面積5.01m²とコンパクトなフロアなのに比べ、その広さは約2倍となっています。
そして、使用するポールはジオドーム4より1本少ない5本になっていて、大きな出入り口を確保できています。
ザ・ノースフェイスの球体テントに興味があったものの、広さの部分でジオドーム4の購入を断念していた人にとって、ドーム5はうってつけのテントです。
DOME 5(ドーム5)のスペック
ドーム5の魅力のひとつは、なんといってもビジュアルのよさ。ドーム型のスタイリッシュなデザインが目を引きます。
さらに、昨今のテントといえばナチュラルカラーが主流の中で、ドーム5のフライシートはオレンジ系のサミットゴールドカラー。注目の的になること間違いなしです。設営が難しいため、ポールの下の部分が赤くなっていて設営方法が書いてありますが、それすらもデザインのアクセントになっています。
フライシートのトップは、ポールが突き出している構造により、玉ねぎのようなかわいいフォルムになるのも魅力的です。
スペック詳細
【価格】¥264,000(税込)
【サイズ】フロアサイズ:353×345cm/高さ:215cm/収納サイズ:28×83×30cm
【重量】8.20kg
【材質】キャノピー:40Dリップストップナイロン/フロア:70Dナイロン5,000mmPUコーティング/フライシート:75Dポリエステル1,200mmPUコーティング/メッシュ:40Dナイロン
【出入口数】2
【ポール本数】5本
【収容人数】5人
引用:[THE NORTH FACE|ドーム5]
フロアレスにして過酷な環境にも対応
ザ・ノースフェイスの「サミット」シリーズは、バックミンスター・フラー博士の理論をもとに開発したジオデシック構造の極地のキャンプベースとしても使える「2-Meter Dome(2メータードーム)」や、2018年に日本企画で開発された「ジオドーム4」が有名です。
頂上・山頂・頂の意味を持つ「サミット」の名の通り、過酷な環境にも耐えられるドーム5。フライシートはエマージェンシーシートとしても使えます。
軽量な40デニールのリップストップナイロンのキャノピー、75デニールのポリエステルにPUコーティングをして透湿防水性を高めているフライシート、カーボンにバリスティックファイバーを組み合わせたハイブリッドポールはアメリカイーストン社の軽量で強度の高いSyclon Maxを使用。“命を守る”ための工夫が随所に散りばめられています。
フロアシートを外して、雪山で使用するクランポンのままテントに入ることができ、過酷な環境にも対応しています。また、フロアシートを外すことで土足での入室が可能なため、今流行のウォークインスタイルにもぴったりです。
高感度なキャンパーが注目しているDOME 5(ドーム5)
ジオドーム4に続く画期的なドームテント、ドーム5。バックミンスター・フラー博士の開発したジオデシック構造を取り入れ、THE NORTH FACEの「DO MORE WITH LESS」の思想を体現した、“命を守る”5人用のエクスペディションテントです。
これだけ本格派でありながら、優れたデザインも両立しており、本物志向の高感度キャンパーも熱視線を送っています。