愛され続ける老舗メーカーBOKERのナイフの魅力と人気モデルの紹介
Aventure編集部
アウトドアを楽しみたいという方にとって、ナイフの存在は外せません。ナイフはテントの設営やクッキングなど、さまざまなシーンで私たちをサポートしてくれる頼もしいアイテムです。しかしシンプルなアイテムゆえにその種類はとても多く、どんな商品を使えばいいか迷ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、ナイフの有名ブランドであるBOKERの魅力や商品を紹介していきます。皆さんのナイフ選びの参考にしていただければ幸いです。
愛され続ける老舗ナイフメーカー「BOKER」
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BOKERは、ドイツのゾーリンゲンという地方から生まれたナイフメーカーです。200年以上の歴史を持ち、キャンプ初心者から熟練者にまで広く愛されるナイフを数多く生産しています。
BOKERの歴史
BOKERが創業されたのは1600年代とされており、その歴史は古くまで遡ります。創業当初は工具メーカーとして活動していましたが、1700年代には戦争で使用される軍刀の生産にシフトします。
その後、消費者やプロ向けナイフ生産を中心として事業を拡大し、カナダ・ニューヨーク・メキシコに工場を新設します。ゾーリンゲンの工場は第二次世界大戦で焼き払われてしまいますが、戦後再建されました。
BOKERナイフの魅力
200年以上の歴史を持つ老舗・BOKERのナイフが現在でも幅広い層に愛されている理由を紹介します。
高いコストパフォーマンス
BOKERのナイフは、そのコストパフォーマンスが高く評価されています。リーズナブルな価格帯のモデルでも、機能性や耐久性が十分に備わっていると評判です。
ドイツ職人の徹底した品質管理によって根付いた評判と言えるでしょう。
シンプルで洗練されたデザイン
もう一つの魅力は、洗練されたデザイン性にあります。BOKERナイフのシンプルでしなやかなデザインは、アウトドアナイフのイメージに見事にマッチしています。だからこそ、時代や国を問わず、世界中のキャンパーやハンターに幅広く受け入れられてきました。
男心をくすぐるようなシンプルかつ無骨なデザインは、世界中の人々を魅了して止みません。歴史あるメーカーだからこそ、伝統的に受け継がれてきた技術とデザインセンスが現代にまで息づいているからに他ならないでしょう。
BOKERナイフの人気モデル
BOKERが発売しているナイフの中から、日本で人気のモデルを紹介します。
BOKERマグナム
BOKERマグナムは、BOKERが販売しているナイフの中でもリーズナブルなモデルです。2,000〜10,000円ほどの価格帯で、誰でも購入しやすいというのがコンセプト。安価ながらその機能性や耐久性は決して粗悪ではなく、どんな場面でも役に立ちます。
BOKER マグナム エルクハンター シースナイフ
とてもシンプルなデザインで、アウトドアナイフのイメージをそのまま形にしたような製品です。ブレードとハンドル部分を折り畳むことはできませんが、シースが付属されているため持ち運びも安全。クセがない使用感とリーズナブルな価格が魅力で、キャンプ初心者にもおすすめの一品です。
【価格】¥4,920(税込)
【材質】刃:ステンレススチール /柄:パールウッド
【サイズ】刃長:約96mm /全長:約225mm/刃厚:約4mm/柄長:129mm
【重量】ナイフ重量約160g
【付属品】レザーシース
引用:[Rakuten]
シースナイフとしてはブレードが小ぶりですが、これ位の方が使い勝手が良いです。
ブレードが極厚なので、上手く使えば薪割りも行える気がします。
キャンプならコレ一本あればほぼ事足りるのではないでしょうか?
個人的には一生モノの相棒になってくれる予感大です。
引用:[Amazon]
小ぶりなサイズながらブレードが厚いため、持ち運びやすさとタフさを両立しているという点が評価されています。万能ゆえ利用シーンを問わず活躍しているようです。
BOKERプラス
BOKERプラスは、マグナムよりも価格が上がり、強度や機能性を増したモデルです。 7,000〜30,000円ほどが相場です。キャンプやアウトドアに慣れてきた方が、自分に合った性能を求めて購入することが多いようです。
Böker Plus Fieldfolder
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黒を基調としたシックなデザインが魅力的なナイフです。携帯が便利なフォールドタイプで、調理や釣りにも重宝すること間違いありません。 刃が高炭素の素材なので、切れ味が長持ちする点も魅力的です。
【価格】¥8,601(税込)
【材質】刃:セミステンレス /柄:ガラス繊維入り樹脂
【サイズ】刃長:約87mm /全長:約206mm/刃厚:約4mm/柄長:120mm
【重量】ナイフ重量約146g
引用:[LAMIA]
ロマンが詰まったBOKERアルボリート
BOKERアルボリートは、多くの製品が20,000円を超えるリッチなモデルです。アルゼンチンで生産されるスタッグやウッド素材のハンドルの製品がラインナップされています。シンプルなデザインと高クオリティな性能を併せ持つ、ロマンの詰まったラインです。
BOKER アルボリート バイソン グアヤカン シースナイフ
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木目が美しいグアヤカンウッドのハンドルが、見た目のエレガント さと耐久性の両方を演出しているナイフ。ブレードがハンドルの先まで貫通している、フルタングと呼ばれる構造であり、過酷なサバイバルでもびくともしない丈夫さを発揮します。
【価格】¥18,260(税込)
【材質】刃:ステンレス /柄:グアヤカンウッド
【サイズ】刃長:約130mm /全長:約235mm/刃厚:約5mm/柄長:105mm
【重量】ナイフ重量約278g
【付属品】レザーシース
引用:[Yahoo!]
BOKERナイフを使ってチャレンジしたいテクニック
アウトドアの強い味方になるBOKERナイフ。その使い道は多岐に渡り、キャンプやサバイバルをよりワイルドな体験へと変えてくれるでしょう。ここからは、BOKERナイフを手に入れたらぜひともチャレンジしたいキャンプの定番作業を紹介していきます。
バトニング
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アウトドアでのナイフの使い道の基本と言えばバトニング(薪割り)です。火は小さい木材の方が着火しやすいため、多くの場合買ってきた薪も現地で改めてバトニングするのが効果的です。
バトニングのやり方とコツ
まずは薪を立てて割りたい場所にナイフの刃面を当てます。薪の上に置いた刃の先端が薪からはみ出るように置くのがポイント。 次に余った薪でナイフの背の先端を叩いて力を加えます。
ナイフで薪を切ろうとするのではなく、あくまで背に加える力で割ることを意識しましょう。ハンマーのような硬い物でナイフの背を叩くとナイフが破損する恐れがあるので、薪を使って力を加えるのがおすすめです。
フェザースティック作り
バトニングした薪はさらに細かく切り込みを入れることでより着火しやすくなります。フェザースティックと呼ばれるものを作ることで、よりスムーズに火おこしができるようになります。このフェザースティック作りにもナイフが活躍します。
フェザースティックとは
フェザースティックとは、木材をナイフで薄く削り重ねたものです。綺麗に削り重ねることでフェザー(鳥の羽)のような形になることからこう呼ばれています。薄く削ることで空気との接着面が広くなり、小さな火の粉からでも着火することができます。
フェザースティック作りの方法とコツ
薪として使えるくらいまで木材をカットしたら、木材の中間あたりからナイフの刃を寝かしながら当てて、木材と平衡の向きにスライドさせるように切っていきます。刃を当てる角度が小さければ小さいほど薄く削り出され、火がつきやすくなります。
調理
食材を切る道具といえば包丁ですが、キャンプに持参するには不便で危険です。アウトドアでは食材の調理にもナイフが役に立ちます。
調理にナイフを使う前には、刃を消毒したり水で洗い流すようにしましょう。特に薪割りなど別の作業に使用していた場合は注意が必要です。
アウトドアのお供に最適なBOKERのナイフ
BOKERナイフの魅力や人気モデルを紹介してきました。BOKERは長い歴史の中で高く評価され続けてきたメーカーであり、アウトドア初心者から熟練者にまで幅広くおすすめできる製品を数多くリリースしています。
キャンプで最重要とも言えるナイフというアイテムを、妥協せずに選びたいという方はぜひBOKERの製品に手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。