キャンパーに人気のバークリバーのナイフを徹底解説
Aventure編集部
ナイフは、キャンプ・アウトドアの初心者から熟練者まで、誰もが手にしておきたいアイテムです。料理や薪割り、テント設営など、様々な場面で活躍してくれることから、愛用すべき製品を選びたいという方も多くいるでしょう。
キャンプ用ナイフの選び方は様々ありますが、気に入ったメーカーから選ぶという方法もおすすめです。今回は多くのキャンパーに愛されているバークリバーというメーカーのナイフについて、魅力や人気アイテムを紹介していきます。
バークリバーというブランド
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バークリバーとは、アメリカ・ミシガン州に拠点を置くナイフメーカーです。伝統的な制作技術と最新の技術をバランスよく融合させており、いつの時代もキャンパーに愛される製品を生み出し続けています。
バークリバーナイフの魅力
多くのキャンパーに愛されるバークリバーナイフの魅力を紹介します。
シンプルなデザインと高水準な実用性
バークリバーのナイフは、奇抜なデザインやファッション性を排したシンプルなデザインとスタイルが魅力です。
その分切れ味や錆びにくさなどの機能性は非常に高いと評判です。この高い耐久性と機能性は、米軍によるトレーニングテストを経て得られたもので信頼性は十分。ほぼ全ての製品に生涯補償が適用されていることからも、製品への自信とユーザーへの誠実さが伺えます。
ハンドルの種類が豊富
バークリバーナイフの魅力として、ハンドルの種類が豊富である点が挙げられます。色合いや手触り、重量など、目的や機能、デザイン性に応じて多様なパターンが存在し、痒いところに手が届くラインナップとなっています。
バークリバーで採用されている人気のハンドル材を見てみましょう。
キャンパスマイカルタ
キャンパスマイカルタは綿布とフェノール樹脂を合成したハンドル材です。安価で生産可能な上に加工性や耐水性も併せ持つ優れ物。汎用性が高く人気のハンドル材で、バークリバーに限らず多くのメーカーのナイフに採用されています。
天然樹木
樹脂とベース綿布で加工されたキャンバスマイカルタとは異なり、材料となる木材をそのまま型取ったハンドル素材です。人工素材に比べて高価ですが、根強い人気を誇ります。
木の色味や木目の違いから、1本1本が違った見た目に仕上がるため、オリジナリティを演出できるのも大きな魅力です。
角や骨
動物の角や骨を直接型取って使用したハンドルも存在します。使用できる部位が少量に限られているため他の素材と比べてより高価になりますが、その分リッチな印象になり、愛着も湧きやすくなっています。
バークリバーの人気モデル
バークリバーナイフの中でも特に人気のモデルを紹介していきます。
ブラボー1
ブラボー1は、バークリバーの中でも代表作とされているモデルです。もともとアメリカ海軍偵察隊が、現場でのサバイバル活動に適したナイフの生産を要望し、バークリバーがその要望に応える形で生み出されました。
ブラボー1 A-2 ブラックキャンバスマイカルタ
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ブラボー1の中でも最も利用者が多いのがこのモデルです。A-2というブレード鋼材は、切れ味と刃持ちのバランスがよく、様々な場面で長く使用し続けることを可能にしています。
またハンドルに採用されているブラックキャンパスマイカルタは使用感、デザインともにとてもシンプルながら美しく、使用者を選びません。バークリバー製品の中では、初心者にもおすすめの一品です。
【価格】45,999円
【ブレード材質】A-2
【ハンドル材質】ブラックキャンバスマイカルタ
【サイズ】全長:約230mm/刃長:約107mm /刃厚:約5.5mm
【重量】 209g
【付属品】本革シース
[引用:Amazon】
オーロラ
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オーロラは、バークリバーが生産しているモデルの中でも特にオールラウンダーなラインで、ブッシュクラフトやハンティングなどあらゆる用途に対応しています。
<h4>オーロラ 3V ブラック キャンバス マイカルタマット </h4>
オーロラ3Vシリーズに使用されているCPM3V鋼 は錆びにくく、アウトドアのさまざまなシーンで繰り返し使っても切れ味が落ちにくいというメリットがあります。
【価格】42,300円
【ブレード材質】CPM3V鋼
【ハンドル材質】ブラックキャンバスマイカルタマット
【サイズ】全長:約238mm/刃長:約117mm /刃厚:約4.0mm
【重量】 204g
【付属品】本革シース
【引用:eナイフ.jp】
フォックスリバー
フォックスリバーは、もともとハンティングの目的に特化したモデルでしたが、現在ではブッシュクラフトなどにも幅広く使用されています。
比較的小型で軽量という個性があり、それによって持ち運びの負担が少なく、女性にも扱いやすい製品となっています。
<h4>フォックスリバーEXT-1 S45VN ナチュラル キャンバス マイカルタ</h4>
フォックスリバーEXT-1はフォックスリバーの中でも新しいラインです。自然で温かみのあるナチュラルキャンバスマイカルタのハンドルは、フォックスリバーの個性も相まってマイルドな印象があります。
【価格】41,100円
【ブレード材質】S45VN
【ハンドル材質】ナチュラル キャンバス マイカルタ ブラックライナー
【サイズ】全長:約219mm/刃長:約104mm /刃厚:約3.7mm
【重量】 147g
【付属品】本革シース
【引用:eナイフ.jp】
バークリバーナイフをブッシュクラフトに活かす
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ブッシュクラフトとは、自然の中で生活していくためのアクションをまとめて表現する言葉です。アウトドアは、焚き火や食糧の現地調達など、便利な道具に頼らずにあえて不便な生活を楽しむのが醍醐味と言えます。これらの営みこそがブッシュクラフトです。
ここからは、ブッシュクラフトの中でも特にバークリバーのナイフが活きるシーンを紹介していきます。
バトニングに使う
バトニングとは、薪割りとも呼ばれています。アウトドアでは、焚き火をしたい場面があるでしょう。薪にはじめて着火するときは、細い木材の方が着火しやすくなります。そのため細めの薪が欲しい時は、ナイフで薪を割る必要があります。
バークリバーの頑丈な耐久性のナイフを持ってすれば、ナタがなくてもバトニングを行うことができます。
調理に使う
家庭では包丁を使う調理のワンシーンも、アウトドアではナイフが活きてきます。野菜や肉を切る作業はもちろん、魚の血抜きなどもバークリバーのナイフを使うことでスムーズに行えます。
調理にナイフを使用したあとは特に刃の錆びが進行しやすい場面でもあるため、必ず手入れを行いましょう。
ナイフの手入れ
ナイフを長く使用するためには、メンテナンスを怠らずに行うことが大切です。アウトドアの色々なシーンで活躍するナイフには、傷がついたり錆びやすくなったりするため、手入れの方法を把握しておきましょう。
汚れを落とす
ナイフの手入れで1番大事なのはきちんと汚れを落とすことです。バトニングに使った時に付着する木屑などは布で拭き取る、調理に使ったら中性洗剤で洗浄するというような対策を行いましょう。
また、錆びの原因となる菌は熱に弱いため、熱湯が使える環境であれば熱湯を使って洗い流すとより効果的です。
また、洗浄したあとは早めに乾燥させることも大切です。水分は錆びの原因になるため、乾いたタオルなどで水を拭き取りましょう。
シースとは別にして保存
バークリバーのほぼ全ての製品に付属しているシースですが、普段からこのシースに刃を収納して保存するのは望ましくありません。シースにも少量の水分が含まれており、蒸れてしまうためです。持ち運ぶ時以外はシースとナイフ本体は別々に保存しておきましょう。
オイルで防錆
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長期間保存する場合は、ナイフメンテナンス用のグッズを使用するのも効果的です。ナイフの刃の錆びを防ぐには、防錆オイルを塗るのがおすすめ。水気をよく乾かしてから薄く皮膜を張るようにオイルを塗ることで錆びを防いでくれます。