モンベルのダウンハガーは種類が豊富！選び方から洗い方まで解説
Aventure編集部
モンベルとは日本が誇るアウトドア向けの大手ブランドであり、キャンプや登山の製品を中心に販売しています。数ある商品のうちの1つであるダウンハガーは高い保温性やストレッチ性などの特徴を持つ高品質な寝袋です。
種類は極寒用からレディース向けのものまで幅広く、最適な寝袋を購入する際には頭を抱える方が多く見受けられます。キャンプや登山といったアウトドアを楽しむには睡眠が重要であり、野外で快適な睡眠をとるためには、ダウンハガーについての知識を把握する必要があります。
信頼のモンベルブランドの紹介
この投稿をInstagramで見る
モンベルとは日本で発祥したアウトドア向けのブランドです。キャンプや登山をする方々から人気を集め、初心者からベテランの方まで愛用するブランドであるため、現地ではよく目にします。
特徴として挙げられるのは、価格の安さと機能性の高さ。コスパ良くアウトドアを楽しめます。製品はすべて自社で製作しているため、低コストで高品質な商品を販売できます。
モンベルのダウンハガーの特徴・ポイント
この投稿をInstagramで見る
モンベルが提供するダウンハガーシリーズは、快適な睡眠が目指せる寝袋です。寝袋の種類は世の中に数多く存在するため、ほかのブランドとの違いについて気になる方は多いはずでしょう。もちろんダウンハガーにはモンベルブランド特有の特徴があり、コストパフォーマンスの良さから日本のみならず世界でも人気を集めています。
ダウンハガーの特徴として、保温性の高さと独自の技術力が挙げられます。素材が軽くて柔らかいうえに保温性が高く、外の気温が低くてもダウンハガーがあれば問題なく快適な睡眠がとれるはずです。また、スーパースパイラルストレッチシステムといった独自の技術により、ストレッチ性のある寝袋を実現しているため、寝ている際にストレスを感じません。
サイズや対応する温度が種類ごとに異なり、人によって好みが左右するため、自分に適した商品を慎重に選択するべきです。最適な商品を購入するには、モンベルのダウンハガーの特徴を網羅的に把握する必要があります。
モンベルのダウンハガーの種類
この投稿をInstagramで見る
モンベルのダウンハガーは快適な睡眠を期待できますが、種類の数が豊富であるため、どれを選べばいいのか悩む方は多いです。用途や自分の体に適した寝袋を選択するために、ダウンハガーの種類を把握し、比較しましょう。
ダウンハガー650・800・900FP（フィルパワー）
モンベルのダウンハガーには大きく分けて650FP・800FP・900FPといった3つの種類があります。FP（フィルパワー）とは羽毛のかさ高さを意味する単位で、数字の大きさに比例して商品の質が向上します。
650FPでも十分に高い性能を備えていますが、900FPの方が羽毛のかさが高く、保温性に優れています。900FPはより多くの空気を含むため、少ない量のダウンでも保温性が高く、快適に眠れます。性能が上がる分、価格は高くなるので、コストをかけたくない場合は650がおすすめです。
#0～#7
ダウンハガーの種類はそれぞれ#1～#7 に区分され、数字が小さいほど高い保温性を誇り、大きいほどコンパクトさを表します。#0～#2は冬向けであり、#3～#7は夏向けです。
寒い季節に野外キャンプをするのであれば暖かくて快適に眠れる#0～#2を選び、気温が高い日にはコンパクトな#3～#7を選びます。シーズンごとに対応する種類が異なるため、時期によって購入する商品を考える必要があります。
定番のダウンハガー800
FPの値が大きいほど性能が向上するダウンハガーですが、定番とされているのがダウンハガー800FPです。コンパクトさと価格を考慮すると650FPや900FPよりもバランスが良いため、多くの方から人気を集めます。800FP自体の種類も数多く、真冬の寒い日から夏の暑い日にまで対応するラインナップが揃っており、自身の用途や人柄に適した寝袋を購入できます。
極寒地向け
ダウンハガーには#0～#7のほかに、実はEXPといった極寒用に向けた種類があります。寒さの厳しい冬向けの#0より保温性に優れていて温かいです。サイズは大きめですが南極の極寒地域や標高の高い山頂付近の寒さにも対応しています。
ダウンハガー800FPにおける#EXPは、最高でマイナス20度程度まで対応可能です。具体的な数値をみると、圧倒的な保温性の高さが分かります。
ハーフレングス
ハーフレングスとは半分中綿が入った寝袋を意味し、上部に中綿が入っておらず生地のみで、下部だけに中綿が装備されている製品です。軽量性やコンパクト性を重視したダウンハガーです。
ダウンウェアとともにハーフレングスを使用すると快適に使用できます。夏はそのまま、冬はダウンウェアを着用することで、1年を通して利用でき、マイナス2度まで耐久できます。
女性向け（レディース）
アウトドアが好きな女性も多いため、モンベルでは女性向けのダウンハガーも販売しています。レディース向けの商品はデザインが可愛く、おしゃれも楽しめます。足が暖まるよう通常のダウンハガーよりもダウン量が足元に多く、女性の体にフィットするよう形状が小さめと、機能面でも女性に優しいうえ、価格帯は安めです。
アルパインダウンハガー
モンベルにはダウンハガーのほかに、アルパインダウンハガーといった種類の寝袋があります。アルパインダウンハガーは、ダウンハガーよりも「収縮率が小さい」「重量が重い」「価格が安い」といった特徴が挙げられます。しかし、機能性は十分であり、寝心地も良く、快適に眠れるはずです。
ダウンハガーの選び方
この投稿をInstagramで見る
ダウンハガーは種類が豊富なため、どれを購入するか迷うのであれば、基準を設定して選ぶと良いです。ダウンハガーの選び方を把握することで自分に適したものを選択できます。
シーズンに合わせる
シーズンごとに合わせてダウンハガーを購入するべきです。モンベルの寝袋には#0～#7までの番号が商品名に付いており、数字が小さいほど寒さに強く、大きいほど夏向けの機能が備わっています。そのため、冬しか使わない方は#0寄りのダウンハガーを、夏しか使わない方は#7寄りのダウンハガーをおすすめします。
ストレッチ性を確認する
ストレッチ性は快適な睡眠に重要な要素であるため、商品を選ぶ際は入念にチェックするべきです。モンベルのダウンハガーはスーパースパイラルストレッチシステムという独自の技術で製作されているため、体へのフィット感が抜群です。寝ている際に体が動いても、高レベルな伸縮性により、ストレスを感じません。
ダウンハガーの種類によって、スーパースパイラルストレッチシステムの付いていない商品があるので、注意しましょう。ストレッチ性にこだわりのある方は、800FPか900FPのダウンハガーの購入がおすすめです。
好みの形状で選ぶ
モンベルが販売する寝袋の形状には2つの種類があり、「マミー型」と「封筒型」と呼ばれています。マミー型は寝袋内に少し圧迫感があるものの、保温性に優れており、軽量でコンパクトなサイズ感です。
一方、封筒型は寝袋内部が広々としていますが、マミー型よりも保温性やコンパクトさが少し劣ります。使う場所によって、ベストな形状は異なるので、寒さが厳しい地域ではマミー型を、広々とした空間では寝袋内にゆとりがある封筒型の使用をおすすめします。
中綿の種類を確認する
ダウンハガーは中綿でつくられています。中綿の種類によって、寝袋の性能は変化するため、商品を選ぶときは素材のチェックをするべきです。
中綿が異なると、具体的に重量や価格、寝袋の収納サイズに変化が見られ、650FP・800FP・900FPの3種類に大きく分かれます。数字が大きいほど保温性に優れているうえ、重量は軽いです。性能が向上する分、価格は高いので、コスト面には注意が必要です。
ダウンハガーを使いこなすための知識
この投稿をInstagramで見る
モンベルのダウンハガーを使いこなすためには知識が必要です。使用方法や注意点など、さまざまな知識を把握することで、より幅広い用途でダウンハガーを活用できることは間違いありません。
たたみ方・洗い方
モンベルの寝袋のたたみ方は、中綿の種類によって異なるので注意が必要です。中綿が化学繊維の場合は次の手順でたたみます。
①縦に2つ折りする
②できるだけ小さい円柱になるよう足元からクルクルと丸める
③収納ケースに入れる
一方、中綿がダウン素材の場合は寝袋をたたむ必要が無く、足元から収納ケースに入れるだけで完了です。気になる方のみ折りたたみ、収納すると良いでしょう。また、洗い方も中綿の種類によって異なり、中綿が化学繊維の場合は次の手順で洗います。
①浴槽にぬるま湯を溜め、家庭用の中性洗剤とジッパーを閉めた寝袋をともに浴槽へ入れる
②足で優しく踏んだあと、きれいな水で洗剤を洗い流し、上から押し込んで水分をとる
③完全に乾くまで吊るす
中綿がダウン素材の場合は次の手順で洗います。
①浴槽にぬるま湯を溜め、専用洗剤とジッパーを閉めた寝袋をともに浴槽へ入れる
②足で優しく踏んだあと、きれいな水で洗剤を洗い流し、ジッパーを開けたまま乾燥機で乾かす
③天気が良く、風通しがいい日陰で陰干し
寝袋を購入する際は、片付け方や洗い方も考慮するとより快適な睡眠がとれ、アウトドアも楽しめます。
羽毛量の記載はない
ほかのブランドでは、ダウン素材の寝袋に羽毛量の記載がある場合がほとんどですが、モンベルのダウンハガーには羽毛量の記載がないので注意が必要です。羽毛量を基準にして選ぶことができないため、商品が対応する季節や温度を参考にすると良いです。また、直接の問い合わせや口コミを参考にすると、商品の選択ミスを防ぐことができます。
カバー・シーツの利用で快適に
ダウンハガーをより快適に使用したい方には、カバーやシーツの同時購入がおすすめです。寝袋のカバーは防水性かつ結露による水濡れを防ぐことができ、保温性にも優れています。一方で、寝袋の内側に敷くシーツには保温性を向上できる、肌触りが良いため寝心地が抜群といった利点があります。
種類によっては寝袋に対応していないカバーやシーツがあるので注意が必要です。誤って対応しない商品を買ってしまい、費用を無駄にしないよう気を付けてください。
自分に合った寝袋で快適な睡眠を目指す
キャンプや登山といったアウトドアを存分に楽しむには、快適な睡眠が重要です。ダウンハガーは保温性やストレッチ性に優れているうえ、コスパが良いので、寝袋を購入する際は選択肢の1つとして検討するべきです。
種類の数も豊富で、自分好みの寝袋を選べる楽しさもあります。家族や友人とアウトドアを楽しむためにも、ダウンハガーで快適かつ楽しい睡眠を目指してください。
