快適キャンプの必需品! ヒルバーグのへラグス2は軽量性抜群なテント
Aventure編集部
キャンパーにとってテントとは、シェルターの役割を果たす大切な道具です。ベテランキャンパーや特定のブランドのファンになるほど、新しいテントが発売されるとどのようなものかとわくわくするはず。
ここでは、スイスが誇るテントの老舗ブランド、ヒルバーグ社が出した「へラグス2」を紹介します。へラグス2は、軽くて快適性能に優れたテント。キャンパーにとって便利で使いやすい工夫がされています。
世界中のキャンパーから愛される機能性に優れたテントで、キャンプをもっと楽しく快適にしていきましょう。
ヒルバーグは老舗テントブランド
ヒルバーグ社といえば多くのキャンパーが憧れるテントの老舗。機能性に優れたテントを製造・販売しているヒルバーグについて、その歴史や商品の特徴などを簡単に紹介します。
ヒルバーグの歴史
ヒルバーグ社は、森林管理官だったヒルバーグ氏が1971年に設立したテント製作会社です。元々熱心なアウトドア愛好家であったヒルバーグ氏は、従来のインナーとアウターを別々に張らなければならなかったテントに不満があり、それを自社製品で解消します。
1980年にヒルバーグ社の代表商品であるKeron(ケロン)を発売。一人用テントなど、続々と作りだします。現在も家族が一丸となって会社の運営をしており、テント会社では老舗ブランドとなりました。
ヒルバーグレーベル3つとテントの特徴
ヒルバーグの製品は、ブラック・レッド・イエローの3つのレーベルに分かれています。それぞれのレーベルテントについて紹介しましょう。
【ブラックレーベル】
ブラックレーベルのテントは、どんな季節にも、どんな過酷な環境にも耐えうる耐久性が自慢です。
シンプルなデザインで設営が簡単なため、傾斜や雪の上、嵐の中、酷暑の砂漠でも簡単にシェルターとしてのテント設営ができます。
最高強度を誇り長期間の設営にも耐えるので、長期間の旅で住宅のように使うことも可能です。
【レッドレーベル】
ブラックレーベルほどの耐久性はありませんが、ある程度過酷な状況にも耐えうる、季節を選ばないテントがレッドレーベルです。
丈夫さより軽量化を優先しているため、過酷な環境下での長期利用には適していません。しかし軽く快適性に優れているので、一般的なキャンプであればこちらが便利です。
【イエローレーベル】
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軽量化を最重視して作られているのがイエローレーベルのテント。雪が降らない季節や湿度が高い場所での利用に適しています。
軽くて設営しやすく収納もコンパクトであるため、キャンプ初心者に人気です。
ヒルバーグテントの特徴
ヒルバーグ社が作るテントには、共通した特徴があります。すべてのテントが持つ特徴を紹介しましょう。
【インナーとアウターが個別使用可】
基本的にはインナーとアウターテントは結合していますが、切り離すことが可能です。
アウターだけなら日差しが強く、日よけだけがほしい場合やキャンプのグループ集会の拠点としての利用に便利。また、雨や雪が降る中のテント設営では先にアウターを設置すると、雨に濡れずにインナーテントの設営ができます。
【便利なドア】
すべてのレーベルテントのドアは考えに考えられたもの。複数の方法で収納できるため、変化しやすいキャンプ中の天候にも柔軟に対応できます。
【広い前室】
インナーテント前には広い前室を設定しています。これがあれば装備の保管やインナーテントドアの保護などに便利です。
テントによっては犬が体を休める場所にすることも可能。使う人によってさまざまな工夫ができる場所になるでしょう。
【広々として明るい内部】
すべてのテントで内部を広々と設計しています。一人用、二人用であっても、荷物を置いたうえでまだ適応人数分がゆったりと寝ころべるスペースを確保。座ったときにも天井は高めで、圧迫感がありません。
軽くて快適! へラグス2はトンネル型テント
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へラグス2は2020年にヒルバーグ社が発売した、3シーズン2人用テントです。雪のない時期に、さまざまなシーンで軽さと快適さを求める人に最適です。
ここではへラグス2の魅力4つやスペック、アクセサリーについてそれぞれ紹介します。
へラグス2の魅力4つ
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へラグス2の魅力は以下の4つです。
・トンネル型テント
・どんな場所でも設営可能
・コンパクト収納
・頑丈でサステナブル
へラグス2はレッドレーベルの人気テント・カイタムをモデルに設計されたトンネル型テント。軽量化を重視したイエローレーベルの商品です。
前室が2つあるため前と後ろの両方から出入りでき、通気性が抜群。入口が2つあることで制限された場所への設営も可能です。
アウターの下部は湾曲しており、雨を侵入させずに換気ができます。湿度が高い場所や時期でもテント内は常に換気ができるため、快適さをキープしながら過ごせるでしょう。
また、前室の布をロールアップすれば視界が大きく開き、より開放感を味わえます。
さらに便利なのが、コンパクト収納できる点です。テントの設営と撤収を頻繁に行う移動式の旅に適しており、袋の中に小さく収納して簡単に持ち運べます。重さは約2.4kgなので、女性一人でも困ることがないでしょう。
テントはヒルバーグ社が独自開発した生地を使っており、頑丈さは折り紙付き。防水性はもちろんのこと摩擦や引きにも強度を発揮、テントにありがちな加水分解も起きにくく劣化しづらくなっています。
テント内部にはポケット部分があり、スマートフォンやキャンプギアなどちょっとしたものが収納可能。天井にはロープが通っているため、小型のランタンや衣類をつるすこともできます。
また、テントは環境にも配慮した製品です。アルミポールはグリーンアノダイズドという特別な技術で製造されたものを使っており、有害物の排出をできるだけ抑えることに成功しました。
ヒルバーグ社が出している公式動画では、注意点や設営方法などを紹介しています。参考にしてください。
へラグス2のスペックやアクセサリー紹介
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では、へラグス2のスペックなど商品の詳細を紹介します。
【へラグス2の概要】
重量:総重量2.4kg
素材:生地:20Dリップストップナイロン(ケルロン)/ポール:アルミ
・サイズ:室内最大高:約100cm/フロアサイズ:2.9㎡/収納サイズ:直径約17cm×長さ約51cm
【カラー】
・レッド
・グリーン
・サンド
【販売時セット内容】
本体×1/スタッフバッグ×1/ポールバッグ×1/アルミポール305cm×1・260cm×2(各直径9mm)/スペアポールセクション×1&リペアスリーブ×1(セット)/ペグバッグ×1/ペグ(YペグUL)×16/取扱説明書×1
【価格】
140,800円(税込み)
公式サイト:https://www.hilleberg.jp/product/tent/detail/12770212/
【アクセサリー】
メッシュインナーテント:フルメッシュのインナーテント
へラグス2フットプリント:テントの床を摩耗から保護し、地面の湿気の上昇を防ぐグラウンドシート
へラグス2の利用シーン
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へラグス2は軽量でありながら頑丈さも兼ね備え、内部の快適度も高いテント。へラグス2の魅力が活きる、おすすめのシーンを以下3つ紹介します。
・春から秋にかけてのデイキャンプ
・温かい地域でのキャンプ
・イベントなどでの休憩所
春から秋にかけてのデイキャンプ
へラグス2は雪が積もる時期以外のデイキャンプにおすすめです。
へラグス2は春風・夏場の湿度・温暖なときの虫からの攻撃に耐えうる頑丈さを持っているうえ、換気に優れています。
女性一人でも簡単にできる設営と、コンパクト収納が魅力的。また、アウターとインナーを別々に使える仕様のため、日よけだけが欲しいときや昼寝をするシェルターが欲しいときなどにも便利です。
小さくまとめられるため荷物としても邪魔になりにくいでしょう。背負っても重さが少ないため疲れにくく、サイクリングやトレッキングの休憩所としての携帯もおすすめです。
温かい地域でのキャンプ
もちろん本格的なキャンプにも実力を発揮します。
へラグス2は中が広々としていて明るく、換気力も十分。平均的なアジア人よりも大きな体格を持つ白人でも、余裕が感じられる空間を持っています。
へラグス2用に作られたフルメッシュインナーテント(別売り)を設営すれば、風は通しても虫は通さずとても快適です。虫が苦手な女性や小さなお子さんも安心してくつろげるでしょう。
見晴らしの良い場所にテントを設営したときには、前室の布をロールアップして絶景を楽しんでください。
イベントなどでの休憩所
へラグス2はアウターだけを使えば簡単に日よけとして使えます。またインナーテントを使えば外からの視界をシャットアウトしながら横になれるため、イベント会場などでの休憩所としてもおすすめ。インナーテントの天井にあるロープに布をひっかければ、簡単なカーテン代わりにもなって部屋を仕切れます。
大人2人がくつろげる広さがあるため、体調を悪くした人のケアもしやすいでしょう。