ローベンスのカイオワ2022は居住性抜群! 魅力や注意点を紹介
Aventure編集部
デンマーク発のテントブランド、ローベンス!ヨーロッパでは人気があるローベンス性テントを、最近日本でもよく目にするようになりました。
ここではテントサイトにてそのスタイリッシュさで抜群の人気を誇る、ローベンスのテント、カイオワ2022について紹介します。
一度使えばファンになること間違いなし。カイオワが持つ魅力を楽しみましょう。
ローベンス社のテントは悪天候に強い!
まずは森の中に建つ小屋のようなユニークなテント・カイオワを、製造・販売しているローベンス社について紹介します。
ローベンス社はユーロ圏ではとても支持率が高いテントブランド。ドイツ人のクラウス・ローベンス氏によって設立されました。
休日のほとんどをアウトドアに費やしていたローベンス氏は、そのさまざまな経験をもとにして自宅で商品開発を繰り返します。そして居住性はもちろんのこと、圧倒的に風雨に強いテントを作り出すことに成功。使いやすく頑丈であると人気が出て、ローベンスブランドを確立しました。
ローベンス社のテントは、すべてがデンマーク本社内のテストセンターで過酷な状況に耐えうるかのテストを受けています。テストマシンの最大風力は、なんと200㎏を計測。馬力は380もあり、強風豪雨を生み出すのです。
ローベンスの可愛いテント! カイオワ2022の魅力とは?
では、大型のポールテント、カイオワ2022の魅力について、以下の7つを紹介します。
・とにかく目立つ特徴的なフォルム
・居住性に優れている
・入口にメッシュがついている
・テントに窓が2つある
・ストーブを入れられる
・風雨に強い
・カンガルースタイルも楽しめる
カイオワの魅力①とにかく目立つ特徴的なフォルム
カイオワの魅力はなんといってもその特徴的な外見です。
頭がつんと尖った帽子のような形に前室がついているため、可愛さ溢れるデザインです。
カラーはベージュに上下がカーキ色と特に目立ちませんが、その大きさでもキャンプ場での存在感は特別。多くの愛用者が、キャンプ中にテントデザインについて声をかけられています。
自分のテントをすぐに見失う人や、子供さんにとっても嬉しいデザインでしょう。
カイオワの魅力②居住性に優れている
最大で10人までが収容可能なカイオワは、居住性に優れていることでも人気です。
とにかく中が広いことが魅力。6m近い奥行と3m以上の高さを持つテントで、天井が高く圧迫感はありません。高身長の大人でも余裕で立てる高さです。
室内は7角錐形で、別売りのインナーテントを入れると3部屋への分割も可能。3世帯でも便利に使えます。
また、嬉しいのが通気性に優れていることです。アウターの素材にはローベンス社が独自開発したハイドロテックポリコットンを使用。通気性に威力を発揮する素材で夏涼しく冬温かいうえ、室内窓の上と天井部にはベンチレーターがついています。
さらに収納部分が多いという特徴も! 室内窓の下には小物入れがついているため、いろいろ片づけておけて便利です。
カイオワの魅力③入口にメッシュがついている
北欧系のテントブランド製品にありがちなのが、メッシュがついていないこと。これは寒い国で虫の浸入を気にせずに済んでいるという事情があるためです。ローベンス社のテントも、多くの製品は入り口にメッシュがついていません。
しかしカイオワの入り口にはメッシュつき。つまり夏場でも入口を開け放しておけるので、虫は通さず風を通してくれます。
じめじめと湿気が強く、蚊やアブなどがいる日本の夏でも、安心して入口を開けたままで使えます。
カイオワの魅力④テントに窓が2つある
カイオワが人気を持つ理由はさまざまなものがありますが、大きな室内窓が2つあることも理由の1つ。寒い時期のキャンプでも室内から外の様子を見られるうえ、室内を明るく解放的にしてくれます。
室内窓は透明窓ですが、ジッパーを外せばメッシュ窓にも変身。夏場の通気性も抜群です。
広いテントとはいえ人が多ければ空気も淀み、室温が上がりますが、室内窓を使うことで快適に過ごせるでしょう。
当然眠るときには目隠しも可能ですので、外から覗かれることはありません。
カイオワの魅力⑤ストーブを入れられる
ローベンス社の多くのテントには、煙突窓があらかじめ作られています。
カイオワにも標準装備。排煙枠は円形で、テントストーブの煙突を出したあとはマジックテープで止められるため、そこから雨水が侵入することもありません。
雪が降り積もる真冬のキャンプでもテントを使って温まれます。テントストーブはそのまま料理にも使えるため、雨や雪に邪魔されずに調理も可能です。特に子供連れのファミリーに楽しめる仕様になっています。
カイオワの魅力⑥風雨に強い
前述したように、カイオワはとても風雨に強いテントです。ローベンス社独自開発のハイドロテックスポリコットンにより、豪雨・大雪・強風に耐えます。
またワンポールテントの真ん中に立てるポールは下部が5㎝と太く頑丈で、耐風テストでは最大192km/hの強風に耐えました。
刻々と変化する山岳でのキャンプでも、安心できます。
カイオワの魅力⑦カンガルースタイルも楽しめる
ワンポールテントの魅力の1つは、カンガルースタイルができることです。
カンガルースタイルとは、テントやシェルターの中に小型のテントを設置する方法のこと。もちろんカイオワもカンガルースタイルでキャンプができます。フロアシートを外せるので、中にインナーテントを入れれば、冬の厳しい寒さへの対応も簡単です。
また、インナーテントやベンチ、テーブルなどを自由にレイアウトできるため、家族や友人の都合に合わせやすいというメリットもあります。男女混合のキャンプなどでは、インナーテントで寝室を分ければ安心でしょう。
入口部分を広げて土間として使うのも、おすすめです。
カイオワ2022の使いづらい点
では続いて、カイオワ愛用者のコメントからわかる、少々使いづらい点を確認しましょう。注意点は次の2つです。
・ペグ数が多い
・巨大なのでテントサイトでは組み立て前にレイアウトを考える必要がある
カイオワはワンポールテントのため、その大きさを考えると設営はしやすく初心者でもさほど迷わずに組み立てができるでしょう。
とはいえ特徴的な前室があったり高さがあったりするため、組み立てにはある程度時間がかかります。また、すべてのペグを打つとその数は50本近く。シンプルなテントの設営に慣れている人であれば、少々とまどうかもしれません。
また、前室を入れれば長さ6メートルにもなるテントです。キャンプ場のサイトサイズによっては、テント設営前にレイアウトを考えておかなくてはならないこともあるでしょう。
ローベンス社のカイオワ2022・スペック
カイオワのスペックを紹介します。
・サイズ:580×450×320㎝
・収納時のサイズ:93 x 28 cm
・テント素材:ハイドロテックス ポリコットン (65%ポリエステル/35%コットン)
・グラウンドシート:210T オックスフォード 100%ポリエステルで耐水圧10,000mm
・ポール:アルミ センターポール 25.5-52mm
・重量:25.1kg
・収容人数:10人
・価格:210,000円(税抜き)
【公式サイトの組み立て動画】
大きなテントですが、収納すればコンパクトになることも、魅力の1つです。
カイオワでキャンプするなら! おすすめアクセサリー
大きなワンポールテントのカイオワで使いたい、アクセサリー2つについて紹介します。
・フロアカーペット
・テントストーブ
フロアカーペット
カイオワ専用のフロアカーペットは、冬キャンプには必須のフリース素材です。グラウンドシートのうえに敷けば、地面から伝わる冷たさを軽減でき、温かく居心地のよい空間になります。
裏は全面が防水仕様で雨や雪の日のキャンプでも安心。テントの土間部分に合わせてマジックテープで開閉できます。
・商品名:ローベンス フロアカーペット カイオワ
・素材:100%PVC裏地ポリエステルフリース
・価格:36,800円(税込み)
テントストーブ
テントストーブは、テントの中で使えるコンパクトな薪ストーブ。組み立てが簡単で、収納したときはコンパクトにまとまるので持ち運びも楽です。
また、ストーブ上部についているふたを外せば調理も可能。お湯を沸かしたり簡単な焼き料理をしたりと、便利に使えます。
注意点としては、テント内でストーブを使うさいには十分な換気を行うこと。カイオワはベンチレーターが複数あるため、積極的に換気を行いながらストーブを使いましょう。
また、一酸化炭素チェッカーなども使い、テント内の状態を確認しながら楽しんでください。
・商品名:ローベンス デナリテントストーブ
・サイズ:335㎝
・収納サイズ:48 x 25 x 24 cm
・重量:11.7kg
・価格:68,800円(税込み)