アモックのドラムルは快適な睡眠を目指せるキャンプ用ハンモック
Aventure編集部
アモックのドラムルは高性能なハンモックとして世界中から人気を集め、家庭用ベッドよりも快適な睡眠を実現します。虫を一切寄せ付けないバグネットや数種類の小物を仕舞える豊富な収納ポケットなど、充実した機能も備わっているため、ハンモックの中でも優れた一品と言えます。
一般のハンモックとは異なり、腰が沈まず水平を保てるため長時間の睡眠にも最適です。オプションのアクセサリーと組み合わせると、より快適に眠れます。本記事ではアモックのドラムルの魅力を細部まで紹介します。
アモックのドラムルの特徴
高性能なハンモックとされるアモックのドラムルですが、具体的にどのような特徴を持つのでしょうか。
快眠できる機能を数多く搭載
アモックのドラムルは受賞歴を持つほど高性能なハンモックです。一般的なハンモックは腰の部分が沈んでしまい、体が水平になることはなく、長時間の睡眠に支障が出るケースがあります。
しかし、ドラムルには太ももと背中の高さを調節する機能が装備されているため、体を水平に保ったまま眠れます。人によっては家のベッドよりも寝心地が良いと感じるでしょう。ドラムルの上で座った状態はビールモードと呼ばれ、寝心地だけでなく座り心地も良いです。
虫を寄せ付けないバグネット
ハンモックは野外で利用するため、虫の存在が気になります。睡眠中に虫の飛ぶ音が聞こえると、快適な睡眠をとれません。虫を寄せ付けない対策方法としてはバグネットの使用が挙げられます。
バグネットとは虫の侵入を防ぎ、外からの風のみを取り込むネットです。ドラムルのバグネットは、ハンモックの角度を調整するリッジラインの角に収納されており、紛失対策が備わっているため蚊帳がなくなる心配はありません。
バグネットはハンモックの中と外で完全に分離できます。中のスペースは広々としておりストレスを感じません。また、ドラムルには3つのスライダーがあるため開閉はスムーズであり、ジッパーの使い方によっては好きな箇所に開口部を作成できます。
底冷えや水を防ぐマット
ハンモックで眠る際は、中にマットを入れるケースが多いです。性能にもよりますが、マットを挿入すると底冷えを防げます。
マットを購入する際はハンモックとのサイズが適しているか確認が必要です。適したサイズでない場合はハンモック内にマットを挿入できません。オプションとして付属しているドラムルのマットは安心して使うことが可能。
寝袋やダウンもセットで利用すると、寒い日でも快眠を実現します。
また、ドラムルに備わるドリップストッパーにより水がストラップを流れ落ち、ハンモック内への流れ込みを防げます。
豊富な収納ポケット
アモックのドラムルは収納ポケットが豊富です。実用的なボトルホルダーや数多くの小物入れポケットが備わっており、荷物を整理できるためモノが散乱することはありません。靴入れもあるため、さまざまな荷物を収納でき、盗難防止につながります。
アモックのドラムルの種類
ドラムルの種類は「ドラムル 5.0」と「ドラムル UL」の2つです。両者には同じ機能が装備されていますが、重量や生地などが異なります。ハンモックを購入する際は、快眠に向けて自分の体に適したスペックのものを選ぶ必要があります。
ドラムル(Draumr)5.0
ドラムル 5.0はアモックブランドが販売する通常モデルのハンモックです。充実した機能が装備されており、快適な睡眠を実現します。体を水平に保ったまま横になれるため腰を痛めることなく、長時間ぐっすりと眠れます。
高性能なバグネットが付いており、虫の飛ぶ音でストレスを感じることはありません。サイズは通常とXLの2種類で、最大重量は180kgと耐久性もあります。
【製品概要】
主な繊維:70D Nylon RS HD
バグネットの繊維:AmmolightTM 20
標準長さの重量:1285g
ULの重量:1390g
容量:最大180kg
バック寸法(標準長さ):16cm × 22cm
バック寸法(UL):16cm × 23cm
価格(標準長さ):279.95ドル
価格(UL):299.95ドル
【参考】:Draumr 5.0
ドラムル(Draumr) UL
ドラムル 5.0とドラムル ULには全く同じ機能が備わっているため、基本性能に変化はありません。快眠できる高性能な機能が備わっており、虫を寄せ付けないバグネットも付いています。
ドラムル ULは繊維が特殊であり、ほぼシースルーであるうえ、ドラムル 5.0よりも軽量です。軽さや繊維の薄さにこだわりを持つ方におすすめする製品です。
【製品概要】
主な繊維:AmmolightTM 20
バグネットの繊維:AmmolightTM 20
標準長さの重量:850g
ULの重量:905g
容量:最大120kg
バック寸法(標準長さ):16cm × 16cm
バック寸法(UL):16cm × 16cm
価格(標準長さ)434.95ドル
価格(UL):459.95ドル
【参考】:Draumr UL
アモックのドラムルの選び方
アウトドアをより楽しむためには快適な睡眠が大切ですが、ドラムルは種類によって寝心地が変化します。自分に最適なものを購入するためにも選び方の把握は必須です。
サイズで選ぶ
1つ目のポイントはサイズです。ドラムル 5.0とULには、それぞれ通常とXLの2つのサイズがあります。身長180cmまでは通常サイズ、超える場合はXLを選択しましょう。
サイズを間違えて購入するとハンモックから体がはみ出てしまいます。購入ミスを防ぐためにもサイズの確認は必須です。また、サイズによって価格は異なり、XLサイズの方が高額になります。
重さで選ぶ
2つ目のポイントは重さです。ドラムルが耐えられるユーザーの体重には制限があり、ドラムル 5.0の場合は180kgまで、ドラムル ULの場合は120kgまでとなっています。
重量を間違えるとハンモックが体重に耐えきれず、壊れてしまいます。 また、ハンモックの重さで選ぶのも良いです。ドラムル 5.0とULとでは重さが異なります。ハンモックが軽量だと持ち運びに負担がかからないため、持ち運びやすさで選ぶのもポイントです。
素材で選ぶ
3つ目のポイントは生地の素材です。ドラムル 5.0とULとでは生地の質が異なり、ドラムル 5.0はナイロン生地で、風や雨から体を保護します。一方、ドラムル ULは特殊な生地で製造されているため、軽量です。携行性を高めたいなら後者を選択してください。
また、双方とも耐久性に優れており長寿命です。生地は消耗でダメージを受けず、傷つくのは鋭利な物や火での損傷である場合が多いため、取り扱いには十分気を付ける必要があります。
アモック・ドラムルを使いこなすためのポイント
アモックのドラムルを使いこなす豊富な知識を身に付けると、よりアウトドアを楽しめます。
ハンモックのセットアップ方法
ドラムルのセットアップ方法は一般のハンモックと違いはありません。ドラムルを設営する流れは以下の通りです。
①ツリーストラップを2本の木に引っ掛ける
②ツリーストラップにハンモックを取り付ける
③マットを挿入すると、通常のセットアップが完了する
④オプションのアクセサリーがあれば、追加でセッティングを行う
一般のハンモックは、2本の木それぞれに頭と足を向けた状態で横になりますが、ドラムルでは木と木を結ぶ直線上のラインに対して垂直な状態で横になります。特殊な設置方法によりドラムルでは完璧なバランスを保つことが可能です。
ドラムル 4.0と5.0の違い
ドラムル4.0はリニューアルされたドラムル 5.0の前のグレードです。両者の違いはスペックにあり、ドラムル 4.0と比べて5.0は数箇所における性能のレベルが向上しました。レベルアップしたドラムル5.0の性能は以下の通りです。
・再設計されたバグネット
・品質が高く、優れた耐久性
・スライダーは3つに増え、好きな箇所の開閉が可能
・ドリップストッパーが備わり、水の侵入を防止
・足部分の面積は広くなり、ハンモックの重量は軽量化
より快適な睡眠が実現するよう、さまざまな機能が追加されました。一方でドラムル 4.0と5.0には共通点もあり、体を水平に保てる機能とビールモードは前世代と現世代ともに顕在です。
ポールセットでスペースが広がる
ポールセットを活用するとドラムル内のスペースが広がります。ポールを設置した場合と、設置しない場合とではスペースの広さや快適さは全く異なります。
ポールは頭と足の両側に差し込むだけで設置が済むため、手間や時間はかかりません。 ポールセットはオプションのアクセサリーであるため、必要な場合のみ購入するのがベストです。しかし、抜群の快適さから多くの方がポールセットを購入しています。
ドラムルの洗い方
アモックのドラムルは洗うことができます。長年愛用し続けるためにも、ドラムルに付いた汚れは拭き取りましょう。手順は以下の通りです。
①スポンジに中性洗剤を付けて汚れを拭き取る
②天気の良い日に吊るして乾かす
水を使わない非常にシンプルな洗い方です。ドラムルの生地にダメージを与えてしまう洗濯機やアイロン、タンブルドライの使用は控えてください。
ハンモックのメンテナンス方法
ドラムルを使用しない期間は、適切に保管する必要があります。特に既定の保管方法はありませんが、閉めっぽく濡れた状態での保管は避けるべきです。必ず生地が腐敗するとは限りませんが、異臭や変色につながります。ハンモックの繊維の強度にも影響を与える可能性があるため、保管方法を間違えないよう注意してください。