JBLが誇る銘機をアップデートしたSA750の魅力とは?
Aventure編集部
JBLのSA750は、JBLの創立75周年を記念して数量限定でリリースされたプリメインアンプです。JBLの銘機であるSA600をオマージュしたモデルであり、そこに現代的な機能性を搭載しています。「VGP2022」のピュアオーディオ部会にて、「特別大賞」を受賞した実績も持つ製品です。
ここでは、JBLというブランドの魅力やSA750のスペック・生まれた背景、製品の魅力を徹底的に解説します。
JBLとは
JBLは、アメリカ・カリフォルニア発の世界有数のスピーカーブランドです。プロフェッショナルオーディオの世界で多大な功績を残したJames B. Lansingが1946年に創設した音響専門ブランドで、現在はハーマンインターナショナルが展開しています。
1940年代に超高性能スピーカーユニットを開発し、1950年代にはD30085 Hartsfieldを開発し、LIFE誌において「究極のスピーカー」と絶賛されました。また、1957年にはオールホーン式一体型ステレオスピーカーシステムD44000 Paragonを発売し、以後30年間にわたってJBLを代表するフラグシップモデルとなりました。
JBLは現在に至るまで、スピーカーを中心にヘッドホンやイヤホンなど、音楽を味わうためのあらゆる製品を展開しています。2021年に創立75周年を迎え、その記念モデルとしてSA750が発売されました。
JBLの魅力
JBLの魅力は、高い技術力に裏打ちされた品質の高さです。その技術力ゆえ、家庭用だけでなく、多くの映画館や劇場などでも広く使われている実績を持ちます。大音量かつ高音質な音色を忠実に実現し、ダイナミックな低音や繊細な音色を楽しめます。
また、オーディオの中でもさまざまな製品を展開しており、豊富な選択肢の中から自分にあった製品を選べるのも魅力です。
JBL SA750とは
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SA750は、JBLの創立75周年を記念してリリースされた数量限定モデルです。往年の銘機として名高いSA600をオマージュして作られました。その魅力は「VGP2022」のピュアオーディオ部会にて、「特別大賞」を受賞した実績も持つほどです。ここでは、SA750の製品スペックと、登場した背景を紹介します。
製品スペック
SA750の製品スペックは以下の通りです。
価格 | 385,000円(税込) |
サイズ | 449 x 124 x 327 mm |
重量 | 12.0kg |
カラー展開 | シルバー系/木目系 |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
消費電力 | 800 W |
付属品 | リモコン(単四電池 2本付属)、電源ケーブル、取扱説明書、Dirac Live用キャリブレーションマイク(USBケーブル付属) |
JBL SA750の登場背景
SA750は、JBLの設立75周年を記念して2021年にリリースされました。往年の銘機であるSA600のデザインをベースに、現代的なアップデートを加えて発売されました。台数限定で発売され、現在は生産終了している希少価値の高い製品です。
JBL SA750の魅力
レトロモダンなデザイン
SA750は、SA600のデザインをモチーフにし、高品位アルミパネルとサイドウッドパネルを採用しています。ボリュームノブやレバースイッチはSA600のものを採用し、古くからのファンをも魅了するデザインです。
また、アシンメトリーデザインになっているのも特徴で、フロントパネルの左はグレーの縦ヘアライン、右はシルバーの横ヘアライン仕上げとなっています。
さらに、ディスプレイがついていることで現代的なテイストがプラスされているのも魅力です。ディスプレイの文字フォントが、JBLを象徴するエクスクラメーションマークと同じオレンジ色であることも、スタイリッシュさを際立たせています。
現代的なデジタルインターフェース
SA750は、SA600に現代的な機能性を追加しているのも魅力です。ネットワーク経由でのデジタルストリーミングに加え、光デジタル・同軸入力を合計4系統装備しています。ストリーミング再生機能やワイヤレス再生など、利便性の高い機能が揃っているのです。
また、ESSテクノロジー社の高精度DACチップを内蔵しており、ハイレゾ音源を少ないデータ量で届けられるMQAに対応しています。さらに、LAN端子を備えているため、ネットワークプレーヤーとしても運用できるのです。
このように、SA600譲りのレトロモダンなデザインを踏襲しながら、抜群のデジタルインターフェースを誇るのがSA750の魅力です。
こだわりのある音楽を楽しめる高い機能性
SA750は、そのほかにもこだわりのある音楽を高音質で楽しむための機能が揃っています。DiracLiveでは、部屋の音響特性を専用のマイクで検知し、再生音の帯域バランスや位相の分析から音を自動補正できます。また、独立したMM/MCフォノ入力を備えており、アナログレコードも楽しめるのです。