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The Beatlesの名作『Abbey Road』の制作秘話や過程を徹底解説

Aventure編集部

The Beatlesの『Abbey Road』というと、有名な横断歩道を渡る4人のジャケット画像を想像しませんか。数々の名曲を世に送り出してきたThe Beatlesですが、12作目のオリジナルアルバムとなる『Abbey Road』はファンの間でも特に話題になりました。この記事では『Abbey Road』の制作過程での秘話や、発売当初の評価から現在のThe Beatlesに至るまでを詳しく解説していきます。


The Beatles『Abbey Road』の歴史

The Beatlesは1960年代に活動し、今も世界中のリスナーを熱狂させているロックバンドです。1956年にジョン・レノンを中心に結成されたThe Quarry Menを前身として、1962年にジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人がそろい、本格的に活動をスタートさせます。

ここでは1969年9月26日にリリースされたアルバム『Abbey Road』の裏話や制作当時のメンバー内の関係性を紹介していきます。

知られざるアルバムの制作秘話

『Abbey Road』の制作はポール・マッカートニーの提案でスタートしました。ポール・マッカートニーはプロデューサーのジョージ・マーティンに「Let’s do it the way we used to」と言い、かつてのようにもう一度メンバー4人で仲良く音楽制作をしたいという気持ちを伝えたのです。こうして制作がスタートした『Abbey Road』は1969年に11枚目のアルバムとして発売されました。

ビートルズは解散までに12枚のアルバムを発表していますが、11枚目の『Abbey Road』がビートルズのラストアルバムとして語られています。そのわけは1970年に発売された12枚目の『Let it Be』よりも『Abbey Road』のほうが後にレコーディングされたからです。

メンバー同士の関係性の変化がありながらも、最後まで制作に向き合った『Abbey Road』こそが彼らの集大成といえるのです。

不仲でありながらも作り遂げた作品

アルバム発売当初の1969年、メンバー内の関係性はとても悪かったそうです。メンバーの不仲説からグループの解散説まで出ました。

そうした状況の中、『Abbey Road』の制作は発起人でもあるポール・マッカートニーが中心となって進められました。その他のメンバーは、ポールに負けたくない一心と悔しさで必死に制作に関わっていったそうです。皮肉ながらも、メンバー間の闘争心がかえって素晴らしいアルバムを完成させることにつながったのかもしれません。

グループ不仲説の原因

不仲説のはっきりとした原因は明かされていませんが、ポール・マッカートニーとジョン・レノンの作品に対する意見の違いだと考えられています。

その他にも、ジョン・レノンの妻であるオノ・ヨーコがスタジオによく遊びに来ており、それがメンバーの関係性を悪化させたという噂も流れました。しかしこの噂は「解散原因はオノ・ヨーコのせいではない」とポールが否定しています。

当時の評価

不仲説が流れていたとはいえ、当時のThe Beatlesはすさまじい人気を誇っており、『Abbey Road』もとても人気が出ました。イギリスのMusic Weekでは17週連続1位、アメリカのBillboardでは11週連続1位の記録を残しています。日本のオリコンチャートでも最高位3位でした。

このようにイギリス国内だけではなく世界中で爆発的にヒットし、販売枚数は3100万枚にものぼりました。


世界一有名な横断歩道の写真

『Abbey Road』のジャケットデザインは、世界的にも非常に有名です。The Beatlesのメンバー4人が横断歩道を渡っている写真が使われています。

これは1969年8月8日にジョン・レノンの友人であるイアン・マクミランによって撮影されました。ここからは世界的に有名なジャケット写真に隠された裏話や、1枚の写真が世界に与えた影響について解説していきます。

ジャケット撮影の裏話

今となっては誰しもが見たことのある横断歩道のジャケットは、レコーディングエンジニアであるジェフ・エメリックが吸っていたタバコの銘柄にちなんで本来はエベレストで撮影される予定でした。しかし時間や費用がかかることから、アビー・ロードにある横断歩道が候補に挙がったのです。

アビー・ロードでの撮影では6枚の写真が撮られただけでした。6枚の写真の中でも、4人の歩調が揃っていたという理由で今のジャケット写真が抜擢されたのだそうです。ちなみに、2012年には没カットの内の1枚がオークションにかけられ、1万6千ポンドで落札されました。

ジャケット写真から流れた「ポール死亡説」

1969年『Abbey Road』発売時にはジャケット写真を巡って様々な憶測がたち、ポール・マッカートニーの死亡説が流れました。

発売当時、ポールはあまり公の場に出ていなかったことが噂が立った原因の一つでしょう。さらに、ジャケット写真からは、ポール1人だけ裸足なこと、ポールが目を瞑っていること、そして本来左利きであるのにもかかわらず右手でタバコを持っていることも死亡説の根拠として指摘されました。

また、写真に写る車のナンバーが「28IF」だったことから、生きていたら28歳と深読みをされたのです。

その他にも真っ白なスーツを着ているジョン・レノンが牧師で、真っ黒なスーツを着ているリンゴ・スターが葬儀屋、そしてジーンズ姿のジョージ・ハリスンは墓掘りを表しているのではないかとの説もあったようです。

しかしそれらはすべて邪推であり、もちろんポールは生きて音楽活動を続けています。

ジャケットが与えた影響

ジャケット写真が撮影されたアビー・ロードは、瞬く間にイギリス内の観光地となりました。ジャケット写真と同じように写真を撮りたいファンや観光客で人気となったのです。

ジャケット写真は、ただファンを魅了したわけではありません。他のアーティストにも大きな影響を与えました。

その一例が1997年にリリースされたRed Hot Chili Peppersの『Abbey Road EP』です。このアルバムのジャケットには、Red Hot Chili Peppersのメンバーが股間を白い靴下で隠した姿で横断歩道を歩いている写真が使われました。

そのほかにも、日本ではサザンオールスターズが2005年に発売したアルバム『キラーストリート』のジャケット写真も『Abbey Road』のパロディーだと言われています。

このような『Abbey Road』のパロディー作品は世界中で生まれており、『Abbey Road』が音楽シーンやアートの世界にどれほどの影響を与えたのかがわかります。


The Beatles『Abbey Road』名曲紹介

『Abbey Road』は、The Beatlesの最高傑作として高い評価を得ています。アルバムの収録曲は全て有名ですが、中でも『Something』『Octopus’s Garden』『Here Comes The Sun』の3曲を詳しく解説していきます。

『Something』

『Something』は、The Beatlesのファンの間でも特に人気がある曲です。ファンでない方も、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。究極のラブソングとして、非常に評価の高い曲です。

これまではジョン・レノンとポール・マッカートニーが作曲に関わることが多かったのですが、この曲はジョージがソングライターとしての実力を世に見せた傑作です。数多くの音楽家がカバーしており、フランク・シナトラは、史上最高のラブソングと評価しカバーしています。

『Octopus’s Garden』

『Octopus‘s Garden』は、ドラムのリンゴ・スターが作曲した曲です。童謡のようなポップささえも感じる曲で、リンゴにとっては『Don’t Pass Me By』に続く2作目となります。

『Octopus’s Garden』制作時、メンバー仲は悪かったようですが、4人全員で同時にレコーディングに参加した作品です。

『Here Comes The Sun』

『Here Comes The Sun』は『Something』と同じく、ジョージ・ ハリスンによって制作されました。

この曲ではリードギタリストであるジョージがリードボーカルを務めています。ジョージなりのグループに対しての緊張感やストレスも春が来るように解決するだろうという想いが込められています。


50周年記念エディションの発売

1969年から50年後となる2019年には『Abbey Road』の50周年記念エディションが発売され、イギリスのチャートでは1位を記録しました。

50周年記念エディションには再ミックスを施した本編に加え、未発表のスタジオ音源が収録されたCDが2枚、本編のハイレゾ音源や5.1chサラウンド・ミックスが収録されたブルーレイオーディオが付属しています。


『Abbey Road』は次世代にも受け継がれる傑作

1969年にリリースされた『Abbey Road』の制作秘話と魅力を紹介しました。制作当時は不仲説もありましたが、このような高い評価を得ているアルバムが作れたのは、メンバーそれぞれの音楽に対する制作意欲が高かったからだと考えられます。音楽だけでなく、ジャケットのデザインでも人々に影響を与えた『Abbey Road』は、これからも多くのリスナーを魅了し続けるでしょう。

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