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ロックの金字塔!AC/DC『Back in Black』の魅力

Aventure編集部

AC/DCの6作目である『Back in Black』は1980年に発売され、全世界で約5,000万枚以上を売り上げた大ヒット作です。急逝した初代ボーカリスト、ボン・スコットへの追悼盤として制作された本作は、ロックの金字塔として広く知られています。この記事ではAC/DCのプロフィールや『Back in Black』の収録曲、見どころ・聴きどころなどを徹底的に解説します。


AC/DCの『Back in Black』とは

 
 
 
 
 
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『Back in Black』は、1980年に発売された、AC/DCの6作目のアルバムです。初代ボーカリストであるボン・スコットが急逝し、ブライアン・ジョンソンを新たなボーカルに迎えて制作された、ボン・スコットへの追悼盤です。

黒一色の印象的なジャケットデザインと、パワフルで聴く者を魅了する音楽は、アメリカのロックバンド、ニルヴァーナのカート・コバーンが「欠点がひとつもない偉大なアルバム」と称したとされる大傑作で、ロック・ミュージックの金字塔として有名です。全世界で約5000万枚以上を売り上げたと言われ、AC/DC史上最大のヒット作として語られています。

 


AC/DCについて

 
 
 
 
 
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AC/DCはオーストラリア発のハードロックバンドです。1973年にマルコム・ヤングとアンガス・ヤング兄弟を中心に結成され、1975年に『ハイ・ヴォルテージ』でデビューを飾りました。しかし人気急上昇中の1980年、ボーカルのボン・スコットが他界してしまいます。その後、ブライアン・ジョンソンを新しくボーカリストとして迎え入れて発売したのが『Back in Black』です。

『Back in Black』のリリース後も大々的なアルバムリリースとワールドツアーをおこない、全世界のファンを熱狂させ続けています。ブレイク以前の作品を含むすべてのオリジナル・アルバムが200万枚以上のセールスを達成し、アルバム全作品のトータル売上枚数は全米のみで7,500万枚以上、全世界で推定2億枚とされています。

2016年には、ボーカルのブライアン・ジョンソンが聴力障害のためツアーを離脱し、2017年にはギタリストのマルコム・ヤングが他界したことは世界中に衝撃を与えました。AC/DCはこうした苦難に遭遇しながらも活動を続け、今なお全世界で愛されているロックンロール・モンスターです。


AC/DCのメンバー紹介

 
 
 
 
 
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ここでは、AC/DCの中心的なバンドメンバーをご紹介します。

アンガス・ヤング

アンガス・ヤングはスコットランド生まれ、オーストラリア育ちのギタリストですAC/DCではリードギターを務め、ブレザーと半ズボンのスクールボーイ・スタイルがトレードマークでした。

また、ヘッドバンキングやダック・ウォークなど、ステージ上を暴れ回って観客の目を奪う派手なパフォーマンスが彼の魅力です。サウンド面ではエフェクターを使わずにギターとアンプだけの音作りでパワフルなサウンドを奏でるスタイルが知られています。

マルコム・ヤング

マルコム・ヤングはアンガスの兄で、AC/DCではリズムギターを務めました。アンガスのプレイスタイルに比べると目立ちませんが、AC/DCの音楽に不可欠なリフ・メーカーとして活躍しました。

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロは、マルコムについて「アンガスはスターだが、マルコムは最もパワフルながらロックンロール史上最も過小評価されたリズムギタリストだ」と述べたとされています。2017年、認知症が悪化し64歳で亡くなりました。

ボン・スコット

ボン・スコットはスコットランド出身のボーカリストです。AC/DC加入以前はドラマーとして活躍していましたが、AC/DCではボーカルと作詞を担当しました。

ハードロックを象徴するようなボーカルスタイルが特徴的で、のちに「歴史上最も偉大な100人のシンガー」に選出されるほど、カリスマ的な人気を誇ったボーカリストでした。人気絶頂の最中、1980年に33歳の若さで急逝してしまいます。

ブライアン・ジョンソン

ブライアン・ジョンソンは、イギリス出身のボーカリストで、ボン・スコットの急逝後、AC/DCに加入しました。ボーカルのほかに一部で作詞も担当しています。ハンチングキャップがトレードマークで、『Back in Black』の聴きどころでもある金切り声のハイトーンボイスが持ち味です。

クリフ・ウィリアムズ

クリフ・ウィリアムズはイギリス出身のベーシストです。彼の魅力は歯切れが良く、正確で安定したベースプレイです。

バンド内における自身の役割について、本人は「リズム・セクションとしての僕の役割はギターをサポートすること」と述べていたとされます。その発言の通り、AC/DCの楽曲の土台を支えたメンバーです。

フィル・ラッド

フィル・ラッドはオーストラリア出身で、AC/DCではドラムを務めました。シンプルな8ビートでAC/DCのストレートなロックを支えたメンバーです。「彼がいない間のAC/DCには欠けていたものがあった」とバンドメンバーが述べるほど、AC/DCにとって不可欠なメンバーです。

 


AC/DCの『Back in Black』収録曲を紹介

 
 
 
 
 
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『Back in Black』には全10曲が収録されています。ここでは、その中から7曲を抜粋してご紹介します。

Hells Bells

アルバムの最初に収録された『Hells Bells』は、印象的な鐘の音で始まります。亡きボン・スコットに捧げられているかのような鐘の音色と、全体的に重たい曲調が特徴的です。追悼盤の1曲目に相応しい、重々しい雰囲気を醸し出しています。

Shoot To Thrill

アルバムの2曲目である『Shoot To Thrill』は、1曲目とは打って変わって軽やかで心地よいメロディーが魅力的です。フィードバックを利用したイントロのギターリフが特徴的で、AC/DCらしいロックンロールな1曲に仕上がっています。

フィードバックとは、エレキギターの音を歪ませてギターアンプに近づけることで生まれるノイズのことです。ハードロックやヘヴィメタルではよく用いられる奏法ですが、このフィードバックを活かして印象的なイントロに仕上げています。

Back in Black

アルバムの表題曲でもある『Back in Black』は、ザクザクとした印象的なギターリフが魅力的な1曲です。ソリッドなリズムにリズムギターとリードギター、そして金切り声が特徴のブライアン・ジョンソンのボーカルが融合し、AC/DCらしいエッジの効いた重厚感が味わえます。

You Shook Me All Night Long

『You Shook Me All Night Long』は、ヘヴィな路線からは少し外れた、爽やかなサウンドが特徴です。疾走感のあるメロディと「お前は俺を一晩中刺激した」という直接的な歌詞の対比が鮮やかに表れています。ライブでも非常に盛り上がる1曲として有名です。

Have A Drink On Me

『Have A Drink On Me』は、直訳すると「死ぬまで飲もう」という意味です。実はボン・スコットはアルコールが大好きで、死因はアルコールの過剰摂取とも言われています。

そのことを踏まえて聴くと、彼への追悼の意味合いが非常に強い曲であると考えられると同時に、追悼盤にこの曲を入れるところにAC/DCの気概を感じます。

Shake A Leg

『Shake A Leg』は、徐々に盛り上がりを見せる構成が魅力的な1曲です。緩めのイントロからスタートし、曲が進むにつれてテンポが上がっていきます。アンガス・ヤングのギターソロからブライアン・ジョンソンのシャウトが響き、ラストまで一気に畳みかけていく構成は疾走感と高揚感を醸し出しています。

Rock And Roll Ain’t Noise Pollution

『Rock And Roll Ain’t Noise Pollution』は、アルバムの最後を飾るスローテンポなハードロックチューンです。「ロックンロールはノイズじゃない」というタイトルの通り、「ロックンロールは死なない」「ロックンロールは不滅」とひたすら訴える、魂に響くような1曲です。


AC/DCの『Back in Black』の見どころ・聴きどころ

 
 
 
 
 
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前述の通り、『Back in Black』は全世界で約5000万枚以上を売り上げたと言われ、AC/DC史上最大のヒット作として知られる名盤です。ここでは、『Back in Black』の見どころや聴きどころをご紹介します。

思わずノってしまうストレートなロックンロール

AC/DCは、非常にシンプルでストレートなロックンロールを展開しています。彼らのシンプルでエッジの効いた楽曲は独自のスタイルとして早期に確立され、流行に惑わされることなく貫かれてきました。

彼らのロックンロールはシンプルだからこそ、聴く者の魂に突き刺さる力強さを持っています。聴けば自然に体が動いてしまい、盛り上がりを見せるサビでは思わず拳を突き上げたくなるような楽曲が目白押しです。『Back in Black』では、彼らのストレートなロックを存分に楽しめます。

ギターリフと金切り声のボーカルが生み出す魅力的なメロディー

『Back in Black』全体の聴きどころは、印象的なギターリフと金切り声のボーカルのコンビネーションでしょう。『Back in Black』は、ボン・スコットへの追悼盤として、一貫して緊張感のあるダークな雰囲気を漂わせています。しかし、マルコム・ヤングが奏でるザクザクとしたギターリフと、ブライアン・ジョンソンの金切り声のハイトーンボイスが合わさることで、重々しさを放ちながらもキャッチーさも併せ持つ魅力的な作品に仕上がっています。


AC/DCの『Back in Black』はロック愛好者必聴の名盤

オーストラリア発のハード・ロックバンドAC/DCが6作目として発売した『Back in Black』は、ロック・ミュージックの金字塔として有名な作品です。一貫したダークさの中にキャッチーさも感じられる魅力的な本作は、全世界で約5000万枚以上の大ヒットを収めた、ロック愛好者必聴の名盤です。

急逝した初代ボーカリスト、ボン・スコットを追悼して制作されたことを踏まえて聴くと、より深く彼らの音楽を味わえるでしょう。彼らのエッジの効いたロックンロールを楽しみたい方は、この機会にぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。

 

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