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いま人気のスパルタンレースとは?魅力や初心者向けコース内容を紹介

Aventure編集部

今、世界中で人気を集めている障害物レース「スパルタンレース」を知っていますか?アメリカで生まれ、2017年には日本にも上陸。大きな話題を集めました。

この記事では、そんなスパルタンレースの概要やコースの内容、参加の流れを紹介します。

「スパルタンレースってなに?」「聞いたことはあるけどよく知らない」という人はぜひチェックしてみてください。


スパルタンレースとは?

スパルタンレースとは、世界40ヵ国以上、年間170レース回以上開催されている障害物レースです。性別や年齢を問わず誰でも参加でき、全世界の参加者数は100万人以上に上ります。 レースでは腕力や脚力といった身体能力をフルに発揮して、大きな壁を乗り越えたり、重りを持ち上げたり、有刺鉄線の下をほふく前進でくぐり抜けたりと、様々な障害を乗り越えていきます。日本では2017年に第一回大会が開催され、5,000人以上が出場して話題となりました。昨今の健康志向やスポーツ・トレーニングブームを受けて、今後もますます人気が高まっていくと予想されます。


スパルタンレースの特徴


このパートではスパルタンレースの特徴を紹介します。

レベル別のレース

スパルタンレースはレベル別に3つのカテゴリーに分けられており、自身のレベルに合わせて参加できます。難易度の低い順から「スプリント」「スーパー」「ビースト」があり、子供が対象のキッズレースも設定されています。

レベルに応じて、レースの距離や障害物の数が異なります。レベルが上がれば上がるほど、レース距離は伸び障害物も増えていきます。ひとつのレースをクリアしたら次はワンランク難易度の高いレースに出場するなど、レースを通じてステップアップできるのもスパルタンレースの魅力です。

スプリント

スプリントはスパルタンレースの中で最も短く、障害物の数も少ない初心者向けレースです。レースの距離は5km、障害物の数は約20個。

まずはスプリントに参加して、自分の限界を試してみると良いでしょう。レース初挑戦の人はもちろん、アスリートの方も自分のペースで楽しく完走できます。

スーパー

スーパーはスプリントの次に難易度の高い中級者向けレースです。レースの距離は13km、障害物の数は約25個。

距離は一気にスプリントの2倍以上になり、レースクリアには身体能力だけではなくメンタルの強さも求められます。普段から運動をしている人や、余裕を持ってスプリントを完走できる人のうち、より自分を追い込むレースに挑戦したいという人向けです。

ビースト

ビーストは最も難易度の高い上級者向けレースです。レースの距離はハーフマラソンと同じ21km、障害物の数は約30個。

レース距離の長さや障害物の多さだけでなく、その過酷さは他のレースの比ではありません。筋力・持久力だけでなく、精神力の限界も試されます。相当の覚悟と周到な準備をした上で臨みましょう。

キッズレース

キッズレースは5〜12歳が対象のレースです。(※10歳以下は保護者の並走が必須)レースの距離は1〜2km、障害物の数は約10個。コースは安全を確保しつつ、スリルも感じられる作りになっています。障害物を乗り越えてゴールする達成感やワクワク感を体験できます。

参加者カテゴリの分け方

スパルタンレースはレースそれぞれに、参加者のカテゴリーが設定されています。カテゴリーは「OPEN」「AGE」「ELITE」の3つに分かれており、それぞれ、仲間と一緒にワイワイしながら楽しみたい、他の参加者と競い合いたい、賞金が欲しいといった目的別で選べます。

個人ではもちろん、チームで協力してレースを達成できることもスパルタンレースの魅力の一つです。自分のモチベーションに合わせてカテゴリーを選びましょう。

OPEN

OPENは誰でも参加できるカテゴリーです。スパルタンレースは個人でも参加できますが、OPENカテゴリーではチームを組んで、仲間と一緒に出走できます。数々の障害を仲間と協力し合いクリアしていきますので、楽しみながら挑戦したいと言う人におすすめです。

AGE

AGEは年齢別に分かれたカテゴリーです。以下に挙げる9つの年齢グループに分かれ、自分の年齢のグループの中で順位を競います。

1.18-24歳
2.25-29歳
3.30-34歳
4.35-39歳
5.40-44歳
6.45-49歳
7.50-54歳
8.55-59歳
9.60歳以上

各年代の男女上位3人までにメダルが贈呈されます。「OPENよりも本気で取り組みたい」という人におすすめです。

ELITE

ELITEは強靭な肉体と精神力を持つアスリート向けのカテゴリーです。男女ともに上位3位までに入賞すれば賞金とトロフィーが贈呈されます。また、10位以内の選手にはスパルタンレースの世界選手権「World Champion Ship(ワールドチャンピオンシップ)」の参加資格を付与。

協力プレイで障害を乗り越える

スパルタンレースの特徴は他の競技と異なり、チームを組んで仲間と一緒にゴールを目指せるところです。タイムを競ったり、人と差をつけたりする必要がありません。

例えば、一人では越えられない壁も仲間に支えてもらったり、引っ張ったりして助け合うことで、レースを楽しみつつゴールの達成感を分かち合うこともできます。もちろん、個人で頑張ってレースクリアを目指すことも可能です。

達成後の爽快感

特に参加者の声として多いのが「達成感・爽快感」です。もちろんマラソンやトライアスロンなどどんな競技にも達成感はありますが、スパルタンレースのような過酷な競技を終えた後の達成感は並大抵のものではありません。

日本で行われた第一回大会では、レース序盤で脱落する人やリタイアする人も出たほどで、完走の難易度が高ければ高いほどゴール時の喜びは大きくなります。過酷さの先にある達成感・爽快感はスパルタンレース最大の魅力といえるかもしれません。


スパルタンレースの開催場所【2022年は新潟!】


スパルタンレースは2017年の上陸以降、2018年には千葉県「東京ドイツ村」や群馬県「水上宝台樹スキー場」、2019年には福島県会津若松市と全国各地で開催されてきました。

開催時期は不定期ですが、来たる2022年は新潟で開催予定です。

・開催日:2022年9月17日(土)
・開催場所:新潟県南魚沼郡湯沢町「ガーラ湯沢スキー場」


スパルタンレース申込み・参加の流れ

このパートではスパルタンレースの申し込みや参加の流れを解説します。どの大会も参加者は毎回3,000~4,000人。チケットは人気がありますから、受付開始早々に売り切れてしまうことも。開催日時が分かったらできるだけ早くエントリーしましょう。

参加の流れ

1.<公式サイトへアクセス> PCまたはスマートフォンで「SPARTAN JAPAN 公式サイト」(https://www.spartanrace.jp/)へアクセスします。 TOPページの「直近のレース情報」のエリア、または「レースを検索する」から、エントリーしたいレースを選びます。 2.<レースを選ぶ> 参加したいレースのトップ画面からレースカテゴリーと参加者カテゴリーを選び、「SIGN UP」ボタンを押します。 3.<登録・決済する> 初めてエントリーするときは、登録ページで参加者情報を登録する必要があります。登録が完了したらクレジットカードの決済画面が表示されますので、決済を行ってください。決済が完了したら登録は成功です。 4.<レースガイドとバーコードの発行> レースの10日前までに、当日のスケジュール等が載った「レースガイド」とスタート時間が記載された「バーコード」がウェブサイト上で発行されます。忘れずにチェックしましょう。 5.<ホテルを予約する>※任意※ 遠方から参加する場合は、近隣の宿泊施設の予約が推奨されています。 6.<レース当日> 現地へ移動

当日の流れ

1.<参加受付> レース開始90分前までに参加受付を済ませてください。受付の際は下記の書類が必須です。 ・参加同意書 ・スタート時間が記載されたバーコード 受付ではレースキット(ヘッドバンド・タイムチップ・リストバンド)を受け取ります。 2.<手荷物預かり> レース開始までに、手荷物をクロークテントへ預けてください。 3.<スタート地点につく> レーススタート15分前までに、スタート地点に集合してください。スタート時間になったら合図とともに、各カテゴリーごとにレースがスタートします。

持ち物

このパートではレースに必要な持ち物を紹介します。ここに挙げるものは最低限必須のものとして、各自これ以外に必要なものがあれば準備してください。 <必須の持ち物> ・スタート時間が記載されたバーコード ・署名済み同意書 ・顔写真付き身分証明書/学生証 ・保険証 ・タオル ・汚れた服を入れる袋 ・レース後の着替え ・靴の替え ・日焼け止め スパルタンレースでは、ほふく前進で泥まみれになったり、有刺鉄線で服が破れたりします。汚れたり、切れてもいい服装で行くことをおすすめします。 <必須ではないが持っていくと良いもの> ・グローブ ・アンダーウェア ・お菓子 ・飲み物 参加者が持っていくべきと言っているもので特に多いのは「グローブ」。壁をよじ登ったり、重い鉄球を持ったりするため、素手では他の皮がむけてしまいます。


スパルタンレースにはどんな障害物がある?

Group of participants in an obstacle course turning a truck wheel

スパルタンレースにはどんな障害物があるのでしょうか?実は、レースの全容は事前には知らされません。当日レース会場に行って初めて、コースマップで障害物の内容を知ります。当日のお楽しみということですね。

このパートでは公式HPや参加者のレポートから、過去のスパルタンレース「スプリント」で設置された障害物の一部について紹介します。

スプリントの障害物の例

歩いたり走ったりしながら、以下に挙げるような障害物を超えていきます。

もし障害物を超えられなかったり、クリアに失敗したりした場合は、ペナルティが課されます。

ペナルティはバーピージャンプ×30回です。障害物が超えられそうにない場合は、早々に見切りをつけてペナルティを受けてしまうのも一つの方法です。

・4ft&6ftWall・・・壁のぼり
・Rope crime・・・ロープを登ってベルを鳴らす
・Atras Carry・・・思い鉄球を持ちポールを回って戻る
・Barb Wire Crawl・・・匍匐前進で鉄線の下をくぐって進む
・Monker Bar・・・猿のようにバーを伝って進みベルを鳴らす
・Hurdles・・・頭くらいの高さにあるバーを超える
・Spear Throw・・・槍をまっすぐ投げて的に当てる

※バーピージャンプとは・・・腕立て伏せ・スクワット・ジャンプを一連の動きで行う有酸素運動。


スパルタンレースよくある質問

ここではスパルタンレースについてよくある質問をピックアップしました。

給水所はある?

すべてのコースに給水所とエイドステーション(水と食べ物を補給できる施設)があります。

全長5kmのスプリントではコースの中間に1ヶ所、スーパー・ビーストになると4ヶ所程度設置されることも。ただ、レースコース内では食べ物の用意がありませんので、自分で用意していく必要があります。食べ物や飲み物を持ち歩けるバッグを持参すると良いでしょう。

悪天候でも開催する?

雨・雪・猛暑といった悪天候でもレースは開催します。もし天災事変によりレースが中止となった場合は、メールやHP、SNS等を通じ参加者へお知らせします

時間制限はある?

スパルタンレースに時間制限はありません。タイムや他の参加者と競うというよりは、自分の限界との戦いといっていいでしょう。

「目標を作りたい」「張り合いが欲しい」という人は、自分でタイムを設定したり、AGEカテゴリーに参加して順位を競ってもいいかもしれませんね。


ストレス発散・トレーニングの成果を発揮したいならスパルタンレースがおすすめ

スパルタンレースはストレス発散や、トレーニングの成果を発揮する絶好の場です。レース内容は過酷ですが、汗をかき泥まみれになって一生懸命障害物を超えていき、ゴールテープをきった瞬間は何にも代えがたい達成感・爽快感を得られるでしょう。この記事を読んで少しでも興味を持ったなら、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

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